桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・10・27

2012年10月28日 | Weblog
今日のイベントは午後と夜と二回催されることは分かっていて、契約書には開演時間が2時と7時と書いてあったから、マチネの開場時間は一時間前の1時、ということはスタッフのYNにも12時半出勤だと言って夕べ別れたし、俺も12時過ぎに店にいけばいいやとバスの中で正月明けにやる芝居で使おうとしている「リベルタンゴ」という曲を聞きながら芝居の構想をぼんやり考えていたら、今日の主催者Wさんから12時開場なのにまだ誰もスタッフがいらっしゃらないけど大丈夫ですかとの携帯。ええっ?12時開場?ええ1時開演です。でも、契約書には2時開演と?ええ、でも後で口頭で変更を申し伝えた筈です。ええっ、そんな!と開場15分前の11時45分に驚いてみてもどうしようもない。とにかくバスを飛び下りる。タクシーを拾う。YNに電話して今すぐタクシーで店へこいという。そして開場5分前に店に飛びこんだ俺はYNが到着するまでの間に必要最小限の準備を整える。ワンドリンク付きだったけど、幸か不幸か昼間は観客が30人程度だったし、本格的にお客さんが来始めた30分前にはYNもきたので事なきをえたが、一時はどうなることかと肝を冷やした。この一件の原因は俺にある。只でさえ年で忘れっぽくなっているのだから口頭で言われたこともちゃんと契約書に書き直しておかなくてはといけないと反省。でも、そんな記憶力減退中の年寄りも食欲だけはある。今日の第一食は絶対ステーキを食べようと昨日の内に一枚300円ちょっとのオージービーフを買っておいたので、開演後梅紫蘇ステーキを焼いて、昨日作ったまま放置してあった梅のおにぎりを崩して梅バター炒飯にし、オニオンとレタスのスープを作ってYNと食べる。食欲と同時に俺の中には創作欲も昂進していて食事中も食後もYNと正月明けにやる芝居の話をする。そうしている内にどんどんイメージは膨らんできて、それまで中年女性二人の話だったのが、YNを主役にした若い女の芝居に変わってしまっていた。もうそうなると俺の中で具体的な物語進行がどんどん進んでいって止まらなくなる。マチネとソワレの間に店を一端出て、常連の映画監督兼教育評論家のHさんがリーダーとなってミッドタウン裏の檜町公園で開催中の福島復興イベントに顔をだし、鮎の塩焼きや芋カレーを食べて日本酒を飲みながら一時間ほど散歩している時もどんどん沸いて来る構想をYNに話し続ける。更には夕方出勤してきたHKにもプロデューサーとして協力を仰ぐ。こんな風に芝居で頭の中が一杯になってしまって、明日も2時からの公演と5時からのパーティがあるのだけど、今日みたいなミスはしないだろうか?★11月3日(文化の日)4日(日曜)は連休させていただきます★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。