出かける時になって、ひどい土砂降り。洗濯物は取り入れて出かけたが、既に道には水が川のように流れ、マンホールからは水が吹き出している。通りの向うにあるバス停に辿り着くのに、川を渡る様になってしまい、靴の中はグショグョ。一度部屋に帰るべきだったのに、その時はバスの時間を優先してしまい、その後靴の中の気持ち悪さを我慢しなくてはいけない時間が続く。店のポストに税務署から消費税を31万円ほど収めろとの通知。確か2月末に70万近く払った筈と通帳を確認してから顧問税理士に電話すると、2月に60万以上の消費税を収めた会社は、8月に中間申告しなくてはいけない決まりとのこと。こんなことは初めてなので、こんな大金を支払う用意は全く出来ておらず、途方に暮れる。こんな無理難題にも俺は耐えられるのか?ポルトガル講座は今日が前半の最後の日で、一カ月半の夏休みに入る。M先生はポルトガルに帰って海にいくんだと今からはしゃいでいる。当分の間はポルトガルへいく金銭的余裕のない俺は僻みっぽく「僕はリスボンが好きだ。でも、リスボンにいくことは出来ない。僕は『CHEIRA A LISBOA(リスボンの香り)』という歌が好きだ。でも、僕は上手に歌うことが出来ない。誰か僕の代わりにこの唄を歌って、リスボンの香りを僕に運んできてくれないか」というポエムめいた文章を先生にいう。すると先生は私も歌は下手なので、リスボンに実際に行ってリスボンの空気を染み込ませたタオルをお土産に持ってきてあげましょうと言われる。Boa viagem(よいご旅行を)。気分をよくして店に戻ると、お客さんが大勢いるのにM一人きり。O君は今日から夏期休暇だという。「え、O君から直接聞いているとばかり思った」とM。いや、俺は知らない。何も聞いてない。知っていたらのんびりポルトガル語講座なんか行ってなかったよ。それじゃ俺が呑気なバカアホ社長みたいじゃないか?いや、例えバカアホ社長でもイベントのお客さんのオーダーに一人で対応し、出来たら運び、且つカウンターのお客さんを相手出来るとは思わない。でも、俺はポルトガル語を勉強しているから、M、後は頼むぜと言っているようなもんだ。トコトン自分がいやになる。同時にO君に呆れる。経営者の俺にいわなくても同僚のMに云えばいいと思っている神経が俺には分からない。Mは経営者の妻だから伝わると思っているのか?これまでにも何人かそんなバカがいたけど、店をやめるとか休むとか、そういうことは直接経営者に言って許可をもらうという神経が最近の人間にはないのか?もうやってられないよ。★臨時休業のお知らせ 夏期休暇の為8/8(月)、8/9(火)は休業いたします。尚、例年恒例のコレド演劇フェスティバル2011が7/30(土)から始まりました。プログラムその他詳しくはホームページで。