桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2007・2・9

2007年02月10日 | Weblog
4時に部屋をでて、買い物と銀行を済ませてから店に。翌日のイベントの打合せが5時から。6時に友人のI君が先輩と来店。続いて女優のAが芝居の宣伝を兼ねて。Aは十代から二十代に掛けて、はち切れんばかりの肢体が魅力の女優だったが、三十代の後半に脊椎を損傷し、半身付随になってしまった。その後、リハビリを重ねて、車椅子でダンスを踊る公演をうったり、最近では車椅子を「卒業」し、昔の仲間と普通の芝居にまで出演出来る様になっている。そしてお店に来ると(お酒は飲めないので)ジンジャエールを飲みながら喋りつづける陽気な障害者だ。今日も傍に坐った同世代の人妻Iちゃんと喋る、笑う、喋る、笑う、間にいた俺はとても入っていけない。でも、何とか応援したい気持ちになる。7時半には自主映画監督のHKの計7人のこじんまりとした(自主映画だから当然)打ち上げ。そこに参加した演出家のSさんが痛風に効くと云う水をお土産に持って来てくれる。なにげなく飲みだす。少し甘い気がするが、水は水だ。でも、何故か飲める。気がついたら四時間近くで二リットルのペットボトルを空にしていた。これで俺の汚い血液が少しはきれいになっただろうか?他にお客さんは常連のFさんとUさん、法律事務所勤務のNさんだけ。金曜日にしては少し淋しい。