桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2006・1・17

2006年01月18日 | Weblog
暇な空気が漂っていた。Tちゃんが風邪をひいて休んだので五時には店に出て買い物をして仕込みをし終えても、お客さんが来る気配がなかったので、Lちゃんが来月のライブに備えてカラオケで練習しているのを見ている内、俺まで唄っていた。最初のお客さん、SミュージックのNさんたちがパーティの予約兼で来店したのは何時頃だろう?とにかくそれをきっかけにプロデューサーのMと脚本家のYさん、カメラマンのYさん、近所の美人姉妹、生徒さんたち7人を引き連れて来店してくれた大学講師のKさん、近所のKさんたち、通りがかりのカップル、同じく男性客、銀座ママのSさんと連れのHさん、ウェディングコンサルタントのNさんとSさん、常連の演出家のNさんたち五人、更に近所の会社の五人と続き、おまけにフードのオーダーが相次いだものだから俺は厨房に入り放しになり、と云うことはカウンターとホールをLちゃん一人が仕切らなくてはならなくなり、2時半に最後のお客さんが帰って後片付けを終えた時には二人ともヘトヘト。カウンターに座ると、しばらくは何も飲んだり食べたりする気になれずに只煙草ばかり吸っている。その内、ふと甘い物が二人同時に食べたくなって近所のファミレスへ。Lちゃんはハチミツをたっぷり塗ったトースト、俺はナタデココ。辛党の俺が本当に美味く感じたところをみると、やっぱり疲れている。