to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
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2015年4月11日 京都旅行 2日目(その1 智積院)

2015年04月21日 22時08分56秒 | 旅行

旅行二日目です。

今回は朝食つきプランなので、まずは宿のレストラン「IZAMA」に向かいます。

 

 

チェックイン時に、8時頃は込み合う、と教えてもらったので、早めの時間に行ったので、それほど混雑しておらず、待つことなく入れました。

 

朝食は、基本セット+バイキング形式です。基本セットは和食か洋食を選ぶことができます。

 

上のポテトサラダ、スクランブルエッグ、ハム&ソーセージのプレートが洋食セット。その他はバイキングメニューです。

バイキングは品数も多く、食材もよくかなりおいしいです。野菜中心の、どちらかといえば和食系メニューが多いです。

 

こちらが和食のプレート。焼き魚、おひたし、茶わん蒸しです。

 

 

食後のデザートも品数は多くありませんがおいしいです。

 

三井ガーデンホテル京都新町別邸、朝食も含め、極めて高い満足感がありました。次に京都に来るときも泊まってみたいホテルです。

 

さて、宿をチェックアウトした後、四条まで歩きます。

この辺は古い建物が残っています。

 

 

四条から地下鉄で京都駅に向かい、コインロッカーに荷物を預けてからバスで東山方面に向かいます。今日は土曜日、バス乗り場は非常に混雑していました。しかし、臨時便を含め次々とバスは出発します。この辺も一流の観光地です。

 

超満員のバスに乗車し、博物館三十三間堂前バス停で下車します。でも、目的地は京都国立博物館でも三十三間堂でもありません。

 

 

交差点の突当りにある智積院に向かいます。

すっかり天気は回復しました。

 

 

智積院の入り口。二本のしだれ桜が迎えてくれます。

 

 

ここは観光客は少なく、落ち着いた雰囲気です。

まずは収蔵庫へ。長谷川等伯一門の手による障壁画(一部国宝)が展示されています。

 

 しかし、作品保護の重要性は理解するのですが、障壁画は収蔵庫に入ってしまうと良さが失われてしまうと思います。

仏像や絵画はそれ単独で一つの作品ですが、障壁画は建物や周囲の景色も含めて一つの作品だと思うので。

とはいっても薄暗い収蔵庫の中でもその迫力は感じられます。

 

収蔵庫の後、講堂に向かいます。

 

 

講堂の裏手から大書院に上がり、名勝庭園へ。

 

ここの庭園、非常に気分が落ち着きます。うまく言い現せませんが、やさしい印象の庭園です。

縁側には陽が当たりあたたかく、横になって昼寝をしたいくらいです。

 

 

足元に鯉が寄ってきます。

 

 

先ほどの障壁画は、もともとこの大書院にあったものです。いまは複製で往時をしのぶしかありません。

 

 

 

しばし庭園でゆっくりした後、堂内を一回りします。

 

 

 その後、金堂に参拝し、智積院を後にします。

 

 

 わざわざ混雑しているところにいかなくても、こんなに良い場所が京都にはあるのです。

 

                          <その2に続く>

 

 

 

 

 

 

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2015年4月10日 京都旅行 1日目(その10 ryuen 京都の個性的なイタリアン)

2015年04月20日 21時00分02秒 | 旅行

夕食は、目星をつけていた店があったのですが、思ったより遠かったので、この近辺で探すことにしました。

この近辺、ちょっと歩いただけでなかなか魅力的な店が何件もあります。迷いましたが、「ryuen」という店に入ることにしました。中華料理店のような名前ですが、イタリアンです。

 

 

古い町屋をリノベーションしたと思われる店内はなかなか雰囲気があります。テーブルが4卓程度、カウンターも数席の小さな店です。ガイドブック等にはほとんどのっていないので、地元の客が中心で、この日は満席にはなりませんでしたが、常に数組入っている状態でした。

 

料理は、一言でいうと和食系イタリアン、ですが、かなり個性的です。

 

まずは、京鴨のハツの炙り アンチョビソース。

 

鴨のハツを食べるのは初めてです。食感は柔らかく、臭みはありません。味付けは濃いめ、にんにくも唐辛子もよく聞いています。

酒飲みにはたまらない一品です。

 

この店の面白いところは、グラスの日本酒がメニューにあること。

常温の日本酒が三種類だけあるとのことなので、竹鶴の酸味一体というのを注文してみました。

 

これもなかなか個性的で、かなりクセのある酸が効いています。古酒を思わせる熟成感があるので、調べてみるとやはり2~3年熟成してから出荷しているようです。

この店の濃厚な料理には合うのかもしれませんが、ダメな人はだめかもしれません。個人的には古酒も好きなので大丈夫なのですが、濃い料理には軽めの日本酒がほしくなるタイプなのでちょっと重いかな、という印象です。

 

ここはワインは種類が豊富なようで、グラスワインもお任せで注文しました。ワインは詳しくないのですが、こちらは酸は強めですがさっぱりした感じでした。

 

 

パンはフォカッチャとじゃが芋パン。

 

 オリーブオイルが瓶ごと出てきます。出汁のような味があり、これだけつけても充分においしいです。

 

 

焼き筍 ヘシコと黒オリーブのソース。

 

ヘシコをソースにするのがなかなか斬新だと思います。木の芽の味が香ばしく、和食のようですが、ソースにはバジルがきいており、イタリアンではあります。結構ボリュームがあります。

 

本日の野菜料理というメニューがあったので注文してみました。

 

以外にもわかめと新玉葱の和え物でした。わかめに渋みがあるのがちょっと残念でしたが。

 

 

京都山城産 鴨モモ肉 太ネギとマッシュルームソース。

これは良かったです。スパイスが効いて濃いめの味付けとネギのバランスがちょうどよいです。

 

 

この店の料理、一品の量が多く、味付けも濃いめなのでこれでもうおなかいっぱいです。パスタも食べてみたかったのですが。

もっと大人数の方が楽しめるかもしれません。 

 

 

この店の料理は正統派のイタリアンではありません。独特の個性があります。これはこれで悪くはありませんが、個性が強すぎて、料理によっては外している部分があるのが残念なところでした。個人的には十分満足でした。

 

 

店を出て、しばらく周辺を散策した後、伊右衛門サロンで一休みします。

 

ここは、喫茶店であり、ご飯屋であり、飲み屋でもあるちょっと不思議な店です。

 

 

こちらは抹茶ラテ。

 

こちらは何のセットかは忘れました。春限定のお菓子だったと思います。

 

 

ここの食事もおいしそうでした。次に来ることがあれば利用してみたいと思います。

 

 

伊右衛門サロンの後、再び六角堂にやってきました。

 

 

 ライトアップされたしだれ桜は雰囲気が違います。

 

 

 

 

 

 

 宿に帰り本日の予定終了。よく歩きました。

 

                     <2日目に続く> 

 

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2015年4月10日 京都旅行 1日目(その9 六角堂~三井ガーデンホテル京都新町別邸)

2015年04月19日 18時13分05秒 | 旅行

地下鉄で烏丸御池にやってきました。

この辺から四条烏丸にかけてが現在の京都の中心で、表通りには近代的なビルが立ち並んでいます。

しかし、一本入るとはまだ昔ながらの建物が残っていたりします。

 

宿にチェックインする前に、六角堂に立ち寄ることにしました。

六角堂、正式には頂法寺というらしいですが、ビルの谷間にあるのでもっと圧迫感があるかと思いましたが、意外に広く感じます。

 

 

なぜ広く感じるのか、よく見ると周囲の建物がガラス張りだからのようです。

 

 

六角堂はいけばなの池坊発祥の地ということで、周囲は池坊関係の建物のようです。それにしても、ガラス張りの中の六角形の建物、万華鏡の中にいるようです。

 

これはへそ石。京都の中心らしいです。

 

この白鳥、かみつくらしいです。

というか、どこかへ飛んで行ってしまわないのでしょうか。白鳥は渡り鳥のはずですが。

 

 

ちょうど、境内のしだれ桜が満開でした。

 

ここは今の時期、夜間ライトアップしているとのことなので、あとでもう一度来てみようと思います。

 

 

 

 本日の宿は、烏丸通りから二本西の新町通にある、「三井ガーデンホテル京都新町別邸」です。オープンして約一年の新しいホテルです。

外観は町屋風で周囲の景観に溶け込んでいます。そして大きな看板も車寄せもないので、ちょっと見つけにくい感じです。だからこそ別邸を名乗っているのでしょうが。

 

 

玄関は二重になっており、最初の扉を入ると小さな庭園があります。

 

 

次の扉を入るとロビー、あまり大きくありませんが中庭があります。

 

 

ここのルームキーはICカード式で、部屋だけではなく、客室棟へ入るとき、エレベーターで客室階に上がるときにもカードが必要になり、セキュリティはかなり考慮されています。

一階には大浴場があり、ここに入るときもカードが必要になります。大浴場のみ、男女別のカードが必要になります。

この大浴場、人口炭酸泉で、とても良く暖まります。歩き続けた疲れの回復にも効果的です。洗い場も広く、とても快適です。

 

 

客室棟のエレベーターホール。シンプルでモダンな造りです。

 

 

京都らしい飾りもあります。外国人の宿泊客もかなり多かったので、このようなデザインは喜ばれると思います。

 

 

上階にも石庭風の中庭があります。

 

 

今回の部屋です。モデレートツインという、まあふつうのツインルームです。

広さはこれだけあれば十分、シンプルで居心地の良い部屋です。ただ、旅行中はガイドブックやカメラなど持ち物が多いので、大きめのテーブルがあると良かったのですが。

町屋の中の低層建築なので眺望はありません。

 

 

扉の向こうが入口、クローゼット、そしてトイレ、洗面台とバスルームです。

ユニットバスではない大きめのバスルームで、トイレが別になっているのもうれしいところです。大浴場があるので使用しませんでしたが。洗面台も広く、使いやすいです。

非常に快適な宿です。

 

 

チェックインして部屋で一休みした後、夕食を食べに出かけます。

 

                          <その10に続く>

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2015年4月10日 京都旅行 1日目(その8 南禅寺)

2015年04月18日 20時56分31秒 | 旅行

永観堂からさらに南に歩き、南禅寺にやってきました。

 

有名な三門です。とにかくびっくりするくらい巨大で、空にそびえるという表現がぴったりです。

 

 

石川五右衛門が「絶景かな」といったのはここということになっています。決して、QVCマリンのお立ち台ではありません。

 

この三門、上層に上ることができます。

 

東山の高台にあるため、京都市内が一望できます。

思わずこの言葉をつぶやいてしまいます。「絶景かな」。

 

 

法堂。これも巨大です。

 

 南禅寺は敷地が大きく、寺院というより公園のようです。

その一角に水路閣があります。

 

京都では新しい明治の遺産ですが、開放的な南禅寺の境内でもこの周辺だけ雰囲気が違います。

 

 

異界への入り口というか。

 

 

 

 

水路閣の上に来ると、異界への道がありました。

 

 

この道を進んでみることにします。

折からの雨で道は悪く、水たまり、ぬかるみだらけです。

 

薄暗い水路沿いにしばらく歩くと、急に開けた場所に出ました。

ついに異界に来てしまいました。

 

 

異界の正体は蹴上発電所です。

琵琶湖からの疎水は蹴上で大きな落差をクリアする必要があり、船はインクラインで昇降し、水は落差を利用して発電に利用されました。この発電所は、100年以上たった今でもまだ電力を生み続けています。

 

 

 

 

 

ここから少し下がったところにインクラインが保存されています。

一週間前はさぞ桜がきれいだったでしょう。いまはほとんど人もいません。

 

インクラインの下にレンガのトンネルがあります。圧力を分散するために斜めにレンガを積んでいるのが特徴です。

 

異界から現代に通じるトンネルです。

 

 

現代に戻ってきました。蹴上駅から地下鉄で本日の宿に向かいます。

 

 

                      <その9に続く>

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2015年4月10日 京都旅行 1日目(その7 永観堂)

2015年04月18日 00時18分13秒 | 旅行

再び哲学の道を南に向かって歩きます。

 

 

 

疎水が暗渠に入り、道がつきあたると哲学の道は終わり。もう少し南に歩き、永観堂に向かいます。

 

正式名称は総本山 禅林寺。紅葉の名所として有名ですが、その分この時期に訪れる人は少ないようで、静かな空気の中、ゆっくり拝観することができました。

 

 

春もみじが色鮮やかです。

 

 

新緑と春もみじと咲き終わりの桜。

春ももみじの永観堂。この時期も悪くありません。

 

 

永観堂の特徴は堂内、屋根の下で拝観できること。雨の日でも傘をささず、濡れずに拝観できます。スリッパがあるので足元も冷たくありません。

 

 

まずは中庭の庭園。

 

 

 

何とも力強い庭園です。個人的には非常に気に入りました。

 

 

釈迦堂と御影堂の間の裏手。この辺も力強さがあります。

 

 

 

御影堂の裏手の階段を登り、右に行くと本堂。有名な見返り阿弥陀が安置されています。

 見返り阿弥陀は思いのほか小さく、荘厳というよりやさしい感じで、女性に人気があるのではないかと感じました。

 

それにしても、永観堂、非常に良い雰囲気です。なんというか、疲れた気持ちが元気になるような、そんな感じを受けました。

 

 

 

                        <その8に続く>

 

 

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