to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
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2015年12月25日 北海道旅行 1日目 その2

2015年12月31日 22時34分58秒 | 旅行

1972年の冬季オリンピック開催は札幌の街に大きな影響を与えました。地下鉄の開業もその一つで、オリンピック会場となったの真駒内までのアクセス改善が地下鉄建設の目的の一つとなりました。

 

札幌市営地下鉄の最大の特徴は、案内軌条式のゴムタイヤを採用していることで、当時何かしらのメリットがあるため採用されたのでしょうが、その後、新交通システム以外この方式を採用する鉄道はなく、車体幅3mを越える大型車体を含め、完全にガラパゴスと化しています。

採用理由の一つが鉄輪に比べて乗り心地が良い、ということだったと思いますが、実際乗ってみるとかなり振動があり、乗り心地が良いとは言えません。離陸前に滑走路を走行する航空機の振動に近いものが、走行中常に伝わってきます。

 

当時の国鉄は非電化で、直通運転など考えられなかったのでしょうが、もし1067㎜軌間の架線集電式で建設されていたならば、新琴似で札沼線と直通運転、も実現していたかもしれません。

 

 

その札幌市営地下鉄 南北線で真駒内に向かいます。ホームドアが設置されており、地上区間もスノーシェルター内を走行するので、撮影はなかなか難しくなっています。

 

 

真駒内からはシャトルバスで会場の「セキスイハイムアイスアリーナ」に向かいます。

 

 

この会場は、札幌オリンピックのフィギュアスケートの会場となった場所で、今回の大会でコーチとして参加されている樋口豊コーチ、長久保裕コーチが選手として参加しています。

 

札幌オリンピック、といえばスキージャンプ70m級の金銀銅独占があまりにも有名ですが、このオリンピックで日本が獲得したメダルはこの3個だけ、そのほかの競技ではまだまだ世界との差は大きい状況でした。フィギュアスケートに関しては、日本がオリンピックでメダルを獲得するのは20年後の1992年、伊藤みどりさんまで待たなければなりません。札幌オリンピックから43年、日本はシングル競技では世界有数のフィギュアスケート大国となりました。

 

この競技場も建設後45年が経過しており、古さが目立ちます。特にで入り口付近の通路が狭く、競技終了後観客が集中したときには事故が起こりかねないような状況でした。改修を検討すべきではないかと思います。

 

 

この日の競技は、アイスダンスのショートダンス、ペアとジュニアペアのショートプログラム、そしてシングル男子のショートプログラムが開催されました。結果についてはここでは触れません。

 

 

競技が終了したのが21時過ぎ、雪はやみ、すっかり晴れて月が出ていました。そして気温はだいぶ下がっており、昼に降った湿った雪が凍結して、車道では完全にアイスバーン状態になっていて、帰りのシャトルバスはちょっと怖かった。自分だったらあの路面では運転できません。

観客の殺到する出口を抜け、シャトルバスの長い列を待ち、札幌駅に戻ったのは22時30分ごろ、これから夕食を食べる店を探さなければなりません。

駅周辺だとほとんどの店が22時30分ラストオーダー、23時で営業終了で、この時間から入れる店はほとんどないのですが、駅直結のショッピングセンター「パセオ」の一番端に朝5時まで営業している「丸海屋」という居酒屋があり、そこに入ることにしました。

 

今日は12月25日、金曜日で給料日、年末でクリスマスということもあり、店内は満席でした。この時間だと地元の人も多いようです。

 

 

店内は広く、きれいで、分煙ではないようですが不思議とあまりタバコ臭くはありません。近くに喫煙者がいなかったわけではないのですが。

 

 

 

せっかく北海道に来たので、北海道らしいものを中心に注文します。

蟹クリームコロッケ。

 

本ししゃもの炙り焼き。

 

 蒸しキタアカリ 塩辛ソース

 

 

刺身盛り合わせ。

 

 

蟹チャーハン。

 

 

 

札幌の他の居酒屋に比べてどうなのかは判りませんが、東京あたりの居酒屋と比べればはるかに料理はおいしくて、十分満足です。

 

 

さて、ここから徒歩でホテルに帰るのですが、車道はなかなかすごい状態になっていました。

スケートリンク並のアイスバーン状態です。

 

北海道ではよくあることなのでしょうか。

 

 

                     <2日目に続く> 

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2015年12月25日 北海道旅行 1日目 その1

2015年12月31日 00時15分15秒 | 旅行

年末に北海道に行ってきました。

主な目的は、全日本フィギュアスケート選手権の観戦ですが、合間に北海道を満喫してきました。

 

まずは羽田発8時30分、JAL505便で新千歳空港に向かいます。

エコノミーで予約していましたが、クラスJに空きがるとのことで、+1000円でアップグレードしました。

この日の機材はB777-200 機体番号JA8977、もとJASのレインボーセブンで就航後19年のベテラン機です。室内はJAL SKY NEXTに改装されており古さは感じません。

 

途中順調に飛行しましたが、新千歳空港の滑走路の一本が除雪作業中ということでしばし上空旋回ののち、約30分遅れて新千歳空港に到着します。

 

到着すると薄日が差しており、除雪が必要な天気には見えませんでしたが。

 

ここからJRで札幌駅に向かいます。

JR北海道の快速エアポートにはuシートという指定席が連結されていますが、数本先まで満席で乗車を断念しました。

この後、北海道滞在中に乗車した列車はすべてuシートは満席で、相当な人気のようです。

 

滑走路除雪の影響か、次々と大きな荷物を持った旅行客が乗車し、通路まで立客で満員の状態で新千歳空港駅を発車します。

このような状態だと、3扉転換クロスシートの721系ではキャリーバッグの置き場に困ります。uシートが人気の理由がわかります。

 

やや遅れて札幌に到着。新千歳空港では晴れ間も見えましたが、札幌到着の時にはかなり激しい雪に変わっていました。

 

 

札幌駅は5面11線を有する北海道の中心駅で、現在では数少なくなった在来線特急が数多く発着する駅でもあります。

 

快速エアポート721系の向こうのホームはキハ261系「スーパーとかち」。

 

 

網走からの特急「オホーツク」が到着します。

いまや残り少なくなったキハ183系で運行される特急です。ロシア語の愛称を持つ日本で唯一の特急で、はるかな旅情を感じさせる、数少ない列車だと思います。

 

反対側の先頭車は初期型ですが、数年以内に姿を消すものと思われます。

 

札幌滞在中にもう一度撮影する予定でしたが、函館本線トンネル火災の影響でまさかの運休となったため、これが最初で最後の撮影となりました。

 

 

特急以外にも頻繁に列車が発着しており、乗降客も多く活気があります。

 

 

 

 札幌駅を出て、まずは昼食を食べに向かいます。到着したばかりで土地勘がなく、雪も激しく降っているので、駅直結の商業施設エスタの10階にあるレストラン街に向かいます。

話には聞いていましたが建物の内部は思いのほか暑く、上着を着たまま歩いていると汗が噴き出てきます。この温度差に体がついていけず、旅行後半は風邪気味となってしまいました。

 

さて、北海道には数多くのおいしいものがありますが、札幌に来て最初の食事はスープカレーにしました。laviという店で、満席でしたがすぐに席につくことができました。

 

スープカレーを食べるのは初めてで、他の店に比べてどうなのかはわかりませんが、これはこれでおいしいと思います。

日本でカレーと言われている食べ物と、インドのカレーの中間、といった感じでしょうか。

 

 

ただでさえ暑い建物の中で、スープカレーで余計に暑くなったので、同じフロアにあるクイーンズソフトクリームカフェでソフトクリームを食べることにしました。

 

ミルクの味はしっかりしますが、意外にあっさりしていて、食後のデザートにぴったりです。

 

 

 

 

さて、今日はこの後全日本フィギュアスケートを見に行くのですが、その前にホテルにチェックインし、荷物を置いてから向かうことにします。

今回はそのために13時チェックインのホテルを選択してあります。今日のホテルは札幌アスペンホテル、札幌駅北口から徒歩2分の好立地ですが、雪の降る中、キャリーバッグを持っての移動は、慣れないとなかなか困難です。

歩道は意外と除雪されているのですが、問題は車道を渡るときで、アイスバーン状になっている上に轍でデコボコで、ちょっと間違うとすぐに転倒しそうです。

地元の人かそうでないかは歩き方を見れば大体わかります。以外だったのは地元の人が結構薄着だったことで、確かに建物の中は暑いし、雪の中長時間外を歩くわけでもないので、札幌あたりだと厚着をする必要性がないのかもしれません。

 

札幌アスペンホテルはなかなか立派なホテルで、スタッフの対応もよく、部屋も広くて、快適でした。最も、宿泊客はアジア系の外国人ばかりでしたが。

最近ではどこの観光地に行ってもアジア系の外国人をよく見かけるようになりましたが、特にこの時期は多いように感じます。大部分の日本人はまだ会社は休みになっていないし、休みの人は海外に行ってしまうからかもしれません。

年末年始のハワイは日本人だらけという話をよく聞きますが、それと同じ現象が起こっているということなのかもしれません。

 

 

 

ホテルにチェックインし、少し休憩してから、会場のある真駒内に向かいます。

 

ところで、この日の札幌の雪は湿気を含んだべた雪で、関東の人は見慣れた雪ですが、札幌では珍しいのではないでしょうか。

 

 

 

                        <その2に続く>

 

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