to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
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2017年5月2日 能登・富山旅行 四日目 その3(魚津~帰路)

2017年05月18日 20時56分24秒 | 旅行

滑川からさらに足を伸ばし、魚津に向かいます。

魚津へ向かう途中、田植えが終わったばかりの田んぼと立山連峰。美しい光景だったので、車を停めて撮影しました。

 

 

 

 

海の駅 蜃気楼にやってきました。魚津のキャラクター、ミラたんです。

 

魚津に来た理由は一つだけ、蜃気楼を見ることができるかもしれないからです。

蜃気楼とは、温かい空気と冷たい空気が層をなすことにより、その境目で光が屈折し、像が歪んで見える現象です。

炎天下の道路で見られる逃げ水も蜃気楼の一種で、高温になったアスファルトで道路に近い空気が暖められることによって発生します。砂漠の絶対に近づけないオアシスも同じ原理です。

しかし、富山湾の蜃気楼はこれとは逆で、下が冷たい空気で上が暖かい空気になります。

すなわち、立山連峰の雪解け水が富山湾に流れ込み、上空の気温が高くなるゴールデンウィークあたりに発生確率が高くなります。

他にも条件があり、空気が層状にならなくてはならない、つまり風が弱いことが条件になります。

 

 

今日は天気は良いものの、風が強く、気温も比較的低いため、蜃気楼が出るには適していないようです。

ゴールデンウィークにここに来るのは3回目ですが、まだ蜃気楼を見たことはありません。

 

 

 

 蜃気楼を見ることができなかった場合、このような証明書をいただけます。

 

 

 さて、これで富山駅に戻ります。

富山駅の下には富山地方鉄道市内線が乗り入れています。富山駅が高架化されたのちに北側のポートラムと乗り入れを開始する予定です。そうなれば北側のアクセスも向上するのでしょう。

 

 

富山地鉄の富山駅。

 17480形。見ての鶏、元東急の8090系です。

 

地鉄オリジナル車両、10020形。

 

 

あとはとやマルシェで軽く食事をとり、おみやげを購入します。

SECO MOCOはフルーツ寒天を砂糖で固めたもので、これはとてもおいしかったです。

 

 

定番の蒲鉾の昆布巻き。

 

 

フェルベールのお菓子。以前に福岡(現高岡市)の店に行ったことがありますが、遠いのでなかなか行きにくいところにあります。

富山駅に店ができたのは非常にありがたいです。

 

 

 

フェルベールのソフトクリーム。濃厚でおいしいです。

 

 

帰ったから食べる用のお弁当。ますのすしは以前に何個か食べ比べ、結果として違いが良くわからないという結論に達したので、普通のお弁当です。

 

富山湾蛍いか釜飯。

 

 

富山湾。

 

 

 

 

帰りはグリーン車で帰ってきました。平日ということもあり、それほど混雑はしていませんでした。

 

 

久々のゴールデンウィークの富山、能登でしたが、食べ物はおいしいし、見どころもたくさんあり、やはり良いところでした。

また、いつかこの時期に来てみたいと思います。

 

                        <終わり>

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2017年5月2日 能登・富山旅行 四日目 その2(滑川 ほたるいかミュージアム)

2017年05月17日 20時35分02秒 | 旅行

「リバーリトリート雅樂倶」をチェックアウトし、滑川に向かいます。

 

道の駅 ウェーブパーク滑川にやってきました。

 

 

能登半島がきれいに見えています。今日は雨晴海岸から絶景が見られることでしょう。

 

立山連峰は多少雲がかかっています。

 

 

こちらは金沢の方向。白山でしょうか。

 

 

 

ここに来た理由は、ほたるいかミュージアムに行くためです。ここも12年ぶりになります。

 

 

世界で唯一のほたるいかミュージアムですが、生きたホタルイカを見ることができるのは今の時期だけです。ホタルイカの寿命は一年、養殖や人工ふ化ができないので、生きたホタルイカは漁で入手する以外にありません。

このミュージアムの職員が毎日漁に同行し、生きたほたるいかを入手しているとのことです。

 

最大の見ものはほたるいかの発光ショーですが、これは撮影できません。

 

生きたほたるいかを触ることもできます。しかし、たべないでくださいって・・・

 

てのひらに載せると、足を巧みに使って立ち上がるようなしぐさをして、なかなかかわいいです。

 

でも、感想は、やはり「おいしそう」です。

 

ホタルイカはメスのほうが大きく、富山産のほたるいかはすべてメスだそうです。オスは深海で交接し、そのまま深海で死んでしまい、メスだけが産卵のため海岸までやってきて、それを我々はありがたく食べているわけです。

 

ちなみに兵庫産のほたるいかはオスも混じっているとのことです。兵庫産のホタルイカが小ぶりなのはオスだかららしいです。

 

ここには大きなワラジムシも展示されています。

 

 

さて、ミュージアムの隣のショップでは、その場で食べられるほたるいかのしゃぶしゃぶセットを売っています。

 

ほたるいかは大きく、まだ半透明でとても新鮮です。ほたるいか21匹、固形燃料のしゃぶしゃぶセットがついて1000円は安いと思います。

 

ホタルイカは内臓に寄生虫がいるため、完全に火を通すか、内臓を完全に取り除く必要があります。固形燃料では今一つ火力が弱く、多少心配なところがあります。

これはこれでおいしいのですが、やはり大釜で一気にゆでたほうがおいしいと思いました。

 

 

ここで冷凍の白えびを購入し、次の目的地に向かいます。

 

 

                        <その3に続く>

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2017年5月2日 能登・富山旅行 四日目 その1(リバーリトリート雅樂倶 朝食)

2017年05月16日 21時35分10秒 | 旅行

旅行四日目、最終日、今回の旅行で一番良い天気になりました。

 

「リバーリトリート雅樂倶」は建物の中だけではなく、外装も空間を贅沢に使用しています。新館三階には水のアートがあります。新館三階にな客室はなく、この場所に出ることもできません。

 

 

今日は夕方の新幹線で帰ります。朝は少しゆっくり目にしました。

 

朝食は和食レストラン「樂味」になります。

 

 

席につくと、このような形でセットされています。

 

 

朝食にもお品書きがついています。

 

 

目覚めのドリンク。中身は忘れましたがフルーツかハーブ系の若干酸味のある甘みのないものでした。

 

 

小鉢いろいろ。

 

 

富山の大豆。あまうららという富山産の大豆を使用した豆腐です。

 

お造りはイカ刺しです。

 

 

鰆の焼き物と玉子焼き。

 

 

土鍋ご飯は本当に土鍋に入った状態で出てきます。久々に御飯のお代わりをしました。

 

 

味噌汁。

 

柏餅ではありません、手作りせいろ蒲鉾。この蒲鉾は本当に手作りで、プラスチックっぽさがありません。

 

 

朝食も富山産へのこだわりがあり、とてもおいしいです。

 

朝食の後、カフェでコーヒーを飲むことにします。

 

朝は、夕方にバーだったところがカフェになっています。

 

昨晩カフェだった場所は、ケーキのショーケースとなっています。

 

ケーキも食べてみたいですが、次回の楽しみにします。

 

今日は天気が良いので、外でくつろいでもよいです。

 

 

さて、名残惜しいですが、「リバーリトリート雅樂倶」をチェックアウトします。

ここのショップで購入したものです。

お菓子類。ここのスイーツは非常にレベルが高いです。

ストラップは古い紙幣を再生したもので、ショップで一定額以上買い物をすると何種類の中からもらえます。

 

 

 

そして、これ、15%のアイスクリームスプーン。熱伝導を良くすることと形状を工夫することで、硬いアイスクリームでも容易に食べることができます。

うっかり宅急便で送ってしまい、帰りのシンカンセンスゴクカタイアイスで試すことができなかったのですが、ハーゲンダッツならば冷蔵庫から出してすぐでも問題なく食べることができました。

 

 

「リバーリトリート雅樂倶」、久しぶりに宿泊しましたが、かなり進化していて、非常に上質な滞在型ホテルとなっていました。

滞在型ホテルというと、アクティビティが充実しているものという印象で、ここのようにパブリックスペースを充実させ、ゆっくり過ごせる宿は意外に少ないように思います。大人の宿、という印象です。

これであれば、ぜひまた泊まってみたいと思います。

 

                            <その2に続く>

 

 

 

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2017年5月1日 能登・富山旅行 三日目 その5(リバーリトリート雅樂倶 夕食)

2017年05月15日 21時38分21秒 | 旅行

リバーリトリート雅樂倶には和食とフレンチの二つのレストランがあり、どちらかを選ぶことになります。今回はフレンチレストラン「L'evo」を選択しました。

食べログ評価4.45点は富山県第一位、全国でも東京、大阪、京都の高級店ひしめく中堂々の62位という、非常に高い評価のレストランです。

 

 「L'evo」は本館の地下一階にあります。以前に来た時にはここに普通のレストランがあったはずです。一般の方も利用できるようですが、浴衣でOKになっています。

 

入り口は鏡張りで、異界への入り口のようです。右側の壁にある青と赤の光は単なる飾りではなく、実はトイレの入り口です。

 

 

内部は木をふんだんに使用したシンプルな内装です。

 

 

無垢の木のテーブルは引き出しがついており、その中に箸以外の食器とお品書きが格納されています。

これだとテーブルの上が広く使用でき、なかなかのアイデアだと思います。

 

 

まずはprologue、前菜です。

prologueといいながら全く異なる趣の料理が6品出てきます。それぞれ説明を受けましたが忘れてしまったので省略します。

前衛的と称するだけあって、非常に凝った料理と盛り付けです。

 

 

これは多分能作の製品ですね。

 

 

 

 

 

 

アルコール類は日本酒、ワインともにグラスの種類が充実しています。日本酒はコストパフォーマンス的に良くないかもしれません。

 

 

パンは3種類、全て温かい状態で出てきます。どれもおいしいですが、最初に出てきた米粉のパンが非常においしかったです。

米粉を使った製品でおいしいと思ったものは初めてかもしれません。

 

パン用のバター。練りこんであるものが何かはわかりませんでした。

 

二品目、新湊の桜鱒。桜鱒もそうですが、付け合わせの野菜がとてもおいしいです。

野菜のおいしさとしては、昨年訪れた小豆島の「島宿 真里」に匹敵します。魚介がおいしい宿は結構ありますが、野菜がおいしいと思う宿にはなかなか出会えません。

 

 

四方 蛍烏賊。四方は富山の地名で、どこ?と思ったら今回の旅行の一日目、富山駅から新湊に移動する途中で通過していました。

ハーブとオリーブオイルのシンプルな味付けですが、ホタルイカはこれで十分です。

 

 

Virgin Egg。鶏が初めて産んだ卵とのこと。

 

出されたときはモノトーンですが、食べようとしてかき混ぜると、鮮やかな色に変わります。この辺の演出もさすがです。

 

 

 

 

 

L'evo鶏。契約農家で飼育した雛鶏ということです。驚くほどジューシーで、柔らかです。

 

岩瀬の平目。春っぽい色合いが素敵です。

 

池多牛。池多ファームという牧場の牛とのこと。脂は少なく、しかし柔らかく、とてもおいしい肉です。

 

デザートは二品です。

婦中 春苺。

スライスした乾燥苺とクリーム、苺のジュレ、ソース、ソルベと、幾重にも重なっていて、食べ進むと味も食感も変わっていきます。圧巻の一品です。 

 

 

 

もう一品は山椒/柑橘。

チョコレートのムースに山椒と柑橘で風味をつけたもの。スパイス入りのチョコレートは最近ではべ図らしくありませんが、それを山椒で行っているのが一味違うところです。

 

 

気が付くと3時間近くが経過していましたが、あっという間だったように感じます。噂通りの素晴らしい食事でした。特にデザートは過去に宿泊した宿では間違いなく一番です。食事のおいしい宿でもデザートは?なことは少なくありませんが、ここはデザートであっても全く手を抜いた感じはありません。

 

食事を終えると雲がなくなって良く晴れていました。久々に北斗七星の柄の部分の二重星を見ました。

 

 

 

 

 

                      <4日目に続く>

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2017年5月1日 能登・富山旅行 三日目 その4(リバーリトリート雅樂倶)

2017年05月14日 21時49分24秒 | 旅行

今回の旅行三泊目は、リバーリトリート雅樂倶です。

 

この宿に泊まるのは3回目、しかし前回宿泊したのは12年前、久しぶりの宿泊になります。

 

企業の保養所だった建物を改装してオープンしたホテルで、当時は結構話題にもなり、また、富山周辺では宿泊してみたいと思う宿があまりないということもあり、二回ほど利用しました。

ただ、料金が高めであることと、良い宿ですが特に印象に残る点がなかったこと、その後富山方面に来ることがあまりなかった等の理由により、しばらく遠ざかっていました。

しかし、最近宿泊した人から、非常に良かったとの情報を得たため、3回目の宿泊を決めた経緯があります。

 

前回宿泊したときにはまだ新館はできておらず、新館がオープンしてからは初めての宿泊になります。

 

国道41号線からJR高山本線笹津駅横の踏切を渡り、エントランス前に来ると、記憶がよみがえってきました。

 

 

 

 

 

以前に来た時は奥の建物、本館が入り口でしたが、現在では手前の新館がメインエントランスになっています。

 

 

 

新館のロビーは非常に広いです。天井も高く、空間に余裕があります。チェックインの客が立て込んでも、客同士が干渉することはないでしょう。

 

 

この宿のパブリックスペースからは、神通川を見ることができます。

 

 

ウエルカムドリンクは数種類から選ぶことができます。

 

抹茶とお菓子。

 

ビールは高岡の錫器、先ほどの能作のビアカップで出てきます。

 

 

この宿の館内のには、いたるところにアート作品が展示されています。

 

 

アート作品や工芸品、民芸品を展示してある宿は少なくないですが、十分なスペースとセンスがないと、雑然とした印象になってしまいますが、この宿では見事に雰囲気と調和しており、美術館にいるようです。

 

今回案内された部屋は本館三階の307号室でした。

 

 

 

 

 

 

 ベッドルームと和室、リビングとバスルームの付いたかなり広い部屋です。4人でももて余すくらいです。

 

ベッドルーム。ベッドの寝心地もよく快適です。唯一問題があるのは、枕元にコンセントがないことくらいでしょうか。

 

和室はこじんまりしています。ブルーの戸棚が鮮烈な印象です。

 

 

バスルームはかなり広いです。温泉ではないので結局使用しませんでしたが、ガラス張りで室内側からも見えるので、4人だと使いにくいかも。

 

リビングとベッドルーム、和室、バスルーム、トイレとは段差があり、バリアフリーではありません。

 

リビングにはカウンターがあります。コーヒーとお菓子はサービスですが、アルコール、つまみは有料になります。

 

部屋に用意されていたお菓子。ここのパティシエの作ったもので、非常においしいです。旅館のホテルに備え付けられているお菓子としては破格のおいしさです。

 

 

部屋からは神通川とダムが見えます。

 

 

この宿では浴衣を選ぶことができます。かなり本格的なもので種類も多く、帯も選ぶことができるので、迷うこと必至です。

きちんとした浴衣なのでそれなりの着付けが必要ですが、宿泊されている女性の方はみなきれいに着こなしていて、さすがだと思いました。

 

 

部屋に荷物を置き、館内探索に出かけます。この宿はパブリックスペースが非常に充実しています。

 

本館一階のカフェ。以前に他ときはここが受付とロビーでした。この風景には見覚えがあります。

 

日中は一般の人も利用できるようですが、15時以降は宿泊者専用となります。アルコール以外はフリーです。

 

 

無料のコーヒーとお菓子で一休み。こちらもスペースに余裕があるため、他の宿泊客に気兼ねすることなくゆっくりすることができます。

 

天気が良ければ屋外も利用できます。

 

カフェの隣はバー。今回は利用しませんでした。

 

 

 

 

チェックインが遅かったためあまりゆっくりしている時間もないので、部屋に戻り、温泉に行くことにします。

 

307号室は3階の一番新館寄りにあり、廊下を出るとテラスがあります。なんとも贅沢に空間を利用しています。

 

 

この宿には大浴場とスパがあります。大浴場は本館にあり、以前に来た時にも利用しました。その時と雰囲気は変わっていないように思います。

温泉は少し塩味のする無色透明ですが、意外と強く、非常に良く温まります。疲れているときに長湯すると脱水症状になってしまいそうです。

以前に来た時は特徴のない単純泉だったような記憶がありますが定かではありません。

スパは新館にあり、サウナ、ジャグジー等がありますが洗い場はありません。泉質は同じですが源泉が異なるようです。

 

日が落ちてだいぶ暗くなってきました。

 

 

次は「リバーリトリート雅樂倶」の夕食です。

 

                         <その5に続く>

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