to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
尚、当ブログにある文章、画像の無断転載はご遠慮いただいております。

2015年7月4日 庄内旅行 2日目 その4(帰路編)

2015年07月17日 23時27分32秒 | 旅行

「アル・ケッチャーノ」でランチの後、松ヶ岡開墾場にやってきました。

いつの間にか風は冷たくなり、肌寒くなってきました。

 

 

ここはいつ来ても静かで良いところです。

 

 

この後、おみやげを買いに「産直あぐり」へ。

 

 

毎年、夏に来るときには必ず桃を買って帰るのですが、桃はまだ少し早いようで、あまり種類がないので、サクランボを買って帰りました。

紅秀峰という品種で、1パック600円は一見高いようですが、首都圏のスーパーのパックの2倍は入っており、お買い得でした。

あとは庄内柿のフルーツソース。

 

 

これで今回の庄内旅行は終了、鶴岡駅に戻ります。

鉄道で来て一泊二日だと、時間が足りません。来るたびに、次はゆっくりと期待と思うのですが、なかなか実現できません。

 

鶴岡駅でこのようなクリップを売っていたので買ってみました。E5系、E6系等もありましたが、ここはすでに見ることができないE3系こまちをセレクトしました。

 

 

帰りは鶴岡発14時46分発「いなほ10号」に乗車します。

 

 

 特急「いなほ」はもともと上野~新津経由で秋田、青森を結ぶ特急でしたが、上越新幹線開業に伴い新潟~秋田、青森を結ぶ特急になりました。

羽越本線電化以降ずっと485系が使用されてきましたが、最近E653系に置換されました。

 

E653系は元は常磐線で「フレッシュひたち」を中心に運用されていた車両ですが、E657系投入により余剰となり、「いなほ」に転用されました。

外装は新塗装に変更されており、車両毎に沿線のキャラクターがプリントされています。

 

 

しかし、内装は新設されたグリーン車を除きほとんど手を加えられていないようで、窓框やシート下部の傷や塗装のはげはそのままで、シートバックに取り付けられたチケットホルダーも常磐線時代のままです。

 

何よりも、この車両の最大の問題点はシートピッチが狭いこと、もともと常磐線の通勤用に座席定員を極力増やすことを目的としていたため、シートピッチは960㎜程度が普通となりつつある最近の特急列車の中では見劣りする、昔の特急と同じ910㎜、「きらきらうえつ」が940㎜なので、快速よりも狭いことになります。

特に体格が大きいわけではないですが、明らかに狭さを感じます。日本海を見ながらゆっくり旅をする感じではありません。

 それではその座席数に見合った乗客があるかというと、残念ながら一両に10~20人程度、土曜の午後としては非常に少なく、正直輸送力過剰状態にあるように思います。

E653系も登場後18年、もともと大震災がなければいわき~仙台間で運用されていたはずの車両、「いなほ」に転用されたのはどのような位置づけなのでしょうか。震災がなかったとしたら「いなほ」はどうなっていたのでしょうか。

 

 

「いなほ10号」は途中駅でもほとんど乗車がないまま新潟に到着。「Maxとき336号」に乗り換えます。

 

 

 このルート、新幹線も特急も他線区のおさがり、各駅停車はいまどき珍しくなった国鉄115系とキハ40系で運用されており、体質改善という意味では非常に後れをとっている状態です。電源コンセントは望むべくもありません。

 115系は近いうちに129系に置換されるでしょうが、そのほかはどうなるでしょうか。特にキハ40系の動向が気になります。

 

最後に、帰宅後の夕食用に購入した駅弁を紹介します。

左が新潟駅の焼漬鮭ほぐし弁当、右は鶴岡駅の庄内弁です。

 

二つとも鮭の弁当となりましたが、味付けが異なりそれぞれ楽しめました。

こちらは庄内弁。

 

焼漬鮭ほぐし弁当。

 

 

 

 今回の旅行で感じたのは、庄内は一泊二日では時間が足りないということです。

いつか、ゆっくり滞在しながら旅したいものです。

 

                          <終わり>

 

 

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2015年7月4日 庄内旅行 2日目 その3(アル・ケッチャーノ)

2015年07月16日 22時11分17秒 | 旅行

次の目的地は、今や全国区で有名店となった、「アル・ケッチャーノ」です。出羽三山神社で時間がなかったのは、ここのランチコースを予約していたためです。

 

今では全国各地に奥田シェフプロデュースの店はありますが、その始まりはここになります。廃業したドライブインの建物で開業したのは有名な話ですが、今でもその建物を使い続けています。

 

ここに来るのも二回目、前回は年近く前になるでしょうか。そのころからすでに有名で、なかなか予約は取れない状況でした。今回は、11時半からの3800円のランチコースなら空いていたので、久々に訪れることにしたのでした。

前回来た時もお昼時で、その時は単品の注文もできたはずですが、現在はランチコースだけのようです。少なくともこの日の客は全員ランチコースのようでした。

小さな店内は当然のごとく満席です。

 

ランチコースの一品目は、庄内浜の天然そいのカルパッチョ。

トマトソースはしっかりトマトの味がしてこれは非常においしいです。特に塩加減が絶妙、口の中で塩味を感じる最低限の塩分量です。

 

 

次は白かぶの冷製スープ。飛島産の鮑が入っています。

しかし、肝心の鮑の味、香りが感じられません。アワビの食感はありますが、だたの白かぶの冷製スープになっているのが残念です。それ自体はおいしいのですが。

 

 

はえぬきのリゾット。赤えびと枝豆が添えらえています。

赤えびはリゾットごと軽くあぶられています。枝豆とオリーブオイルの相性が良いことを知りました。しかし、赤海老も枝豆も、それぞれ単品はおいしいですが、リゾットに添えられていることの必要性はあまりないように感じます。

 

 

 

 

続いてメイン料理。メインは魚、豚肉、牛肉(追加料金)の三種類から選ぶことができます。今回は魚料理と豚肉料理を選択しました。

 

口細カレイのアクアパッツァ。添えられているキュウリはこの辺の在来野菜、外内島きゅうりで、若干苦味があるのが特徴です。

 

見た目は非常においしそう、なのですが、残念ながら味は今一つ。まず、魚の内蔵処理がまずく、内蔵の苦味が身に残っています。これは料理人としてはあり得ないことなのでは、と思います。ドライトマトはそれ自体は非常においしいのですが、スープとは全くなじんでいません。外内島きゅうりも同様、なぜここに合わせたのかが良くわかりません。在来野菜を使いたいので、とりあえず入れてみました的な感じのように思えます。

 

 

こちらは庄内豚と生ハム。単純に焼いたものなので、これはおいしいです。ただ、付け合わせの糸かぼちゃは若干しつこい味付けに感じました。

 

 

ここでパンが出てきます。パンはまあ普通です。

 

 

 

パスタ料理。これも3種類から選ぶことができます。

外内島きゅうりと鯛のペペロンチーノ。

 

庄内豚のラグーとズッキーニのホワイトソース。

 

両方とも共通していえることですが、ソースの味が強すぎで、せっかくの具材の味がほとんど感じられません。かなりこってりしており、ヘビーです。

 

 

最後のデザート。これはおいしいです。

 

 

 

アル・ケッチャーノの名前に期待しすぎたのか、九兵衛旅館の料理がおいしすぎたからなのか、はたまたこちらの味覚がアル・ケッチャーノのレベルに達していないのか。

前回来た時の料理の印象もあまり残っていないので、ここの料理と自分の味覚があっていないのかもしれません。

個人的には、スープ、ソースが強すぎて、食材の良さを生かせていないように感じました。

 

                     <その4に続く>

 

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2015年7月4日 庄内旅行 2日目 その2(出羽三山神社)

2015年07月15日 23時05分28秒 | 旅行

宿を出て、出羽三山神社に向かいます。

庄内平野の西の端から東の端へ移動することになり、思ったより時間がかかりました。

出羽三山神社に来るのは二回目ですが、前回きてからはだいぶ時間がたっています。

 

麓の大鳥居をくぐり、宿坊の建ち並ぶ手向地区を抜け、まずは出羽三山の入り口へ。

 

随神門を入るとそこはもう神域、はるか湯殿山までが出羽三山の神域になります。

 

 

深い杉木立の中、長い石段を降りていきます。

 

雨は降っていませんが湿度が高く蒸し暑く、空気がまとわりつくようです。

 

 

小さな広場があり、小さな社がいくつかならんでいます。

 

 

先に進むと朱塗りの神橋を越え、祓川、須賀の滝に出ます。

 

 

 

 朱が緑に映えます。

 

 

 

さらに進むと爺杉があります。樹齢千年以上、天然記念物です。

 

ここまでくると国宝の五重塔はすぐです。

 

 

 

この神域にあっては五重塔も自然の一部のようです。しかし、これだけ湿度の高い森の中だとさぞ痛みも激しいことでしょう。

 

 

それにしても緑の濃い場所です。

 

 

 

この先、さらに進むと羽黒山頂の三新合祭殿に行くことができます。このルートが正規なのですが、時間と体力の都合上、ここで折り返し、車で羽黒山頂まで向かいます。

 

 

 羽黒山有料道路を通り、山頂の駐車場に車を停め、出羽三山神社にやってきました。

 

三社合祭殿は建て直し中のようです。

 

 

三社合祭殿の正面に広がる鏡池は、一面に蓮の葉が広がり水面が見えません。周辺の木にはモリアオガエルの卵がたくさんついていました。

 

 

さて、ここはたくさん見どころがあるのですが、残念ながら時間があまりないので、これで次の目的地に向かうこととします。

 

最後に、駐車場周りに建ち並ぶ土産物店の一つ、庄内刺し子の店で土産物を購入しました。

 

 

 

                         <その3に続く>

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2015年7月4日 庄内旅行 2日目 その1(九兵衛旅館-朝食編)

2015年07月14日 21時39分17秒 | 旅行

旅行二日目。まずは九兵衛旅館の朝食から。九兵衛旅館は朝食も非常においしいです。

蒸し鶏と茄子の黒胡麻ドレッシング。

 

左から

山うどのけんちん、長芋煮、漬物。

 

 

庄内産スルメイカのイカ刺し。

 

 

玉子焼きと焼き物。

 

 

あつあつ豆腐。旅館の朝食に必ず豆腐が出てくることには否定的なのですが、ここの豆腐は自家製で味の濃さが違います。この豆腐ならばOKです。

 

 

庄内産つや姫と庄内産花もずくの味噌汁。花もずくはしゃきしゃきした食感です。

 

 

 

デザート。

こしあんソースのアスパラぷりん。

こしあんソースは絶品で、プリン自体もおいしいのですが、アスパラの意味がいまいちないような。アスパラの味はします。

 

 

スイカ。庄内産花塩のジュレ仕立て。

このジュレも絶品。単なる塩味だけではなく、酸味と甘みもついており、これだけでもスイーツとして成立しています。

 

 

このあと、ロビーでモーニングコーヒーを飲み、チェックアウトします。

 

九兵衛旅館の料理はやはり最高でした。また季節を変えて来てみたい、そう思わせる良い宿です。

 

                        <その2に続く>

 

 

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2015年7月3日 庄内旅行 1日目 その8(九兵衛旅館-2)

2015年07月13日 21時45分07秒 | 旅行

九兵衛旅館の夕食は基本的に月替わりですが、そのほかに季節の食材を使ったコースがあります。今回は6/20~7/31の土曜、休前日以外の日限定の「岩牡蠣の膳」です。

 

いつもの食事処に行くと、お品書きがセットされています。

 

 

ここは山形の日本酒の品ぞろえも豊富です。

まずは上喜元を注文します。

 

まずは前菜。

左から、「モロヘイヤと生湯葉の美味だしゼリー」、「そら豆の和風ムース」、「蛸やわらか煮」。

 

食材の良さはもちろんですが、ここ料理のおいしさの理由は、だしと餡かけ(ゼリー)の絶妙さにあります。

 

地魚お造り。アラ、スズキ、西バイ貝。料理だけではなく、盛り付けもきれいです。

 

 

 

待望の岩がき。まずはそのままで。一人当たり2個あります。東京で食べたら一個千円はとられるのではないでしょうか。

 

岩がきは由良漁港に水揚げされたものとのことですが、味が濃厚でしっかり岩がきの味がします。ポン酢がついてきましたがレモンだけで十分です。

 岩がきは、飲食店や旅館で食べると、水っぽくて味がほとんどしないものにあたることも多いのですが、ここの岩がきはそんなことはありません。

 

続いては岩がき握り寿し。こちらも一人二個分です。見た目はいまいちですが味は絶品です。先ほど出てきたポン酢はこちらのほうが合うと思います。

 

 

いかの磯辺香り揚げ。いかのげそを海苔と梅肉で巻き、揚げています。ここの揚げ物は油っこくなく、冷めてもべっとりすることはありません。

 

 

 

二本目の日本酒はくどき上手。こちらはちょっと甘めですが、不思議と庄内の食材には合っています。

 

 

 

さらに怒涛の岩ガキ攻撃は続きます。料理の出てくるのもここまで怒涛の速さです。

岩がきが新鮮なうちに出してしまおうということなのかもしれませんが。

焼き岩がき。これも一人に二個です。焼きというより炙りに近いかもしれません。これはこれで身のぷりぷり感が増し、おいしいです。

 

なんと岩がきが一人六個も出てきたわけですが、料理はまだ終わりません。

 

 

山形牛サーロインの味噌幽庵焼き。量も適度で脂もほどほどで重くならずに食べられます。

 

 

食事は鯛茶漬け。御飯は庄内産はえぬきです。

 

 自家製の鯛のフレークと、

 

薬味をご飯にのせだし汁をかけていただきます。お茶漬けなのでいくらでも入ってしまうところがポイントです。

 

 

デザートは二種類から選ぶことができます。

クレームブリュレ、抹茶あいす、さくらんぼ庄内麩のフィユタージュ。

 

料理のおいしい宿でもデザートはいまいち、という宿もありますがここはデザートも優秀です。

 

 

やはりここの料理は最高です。わざわざここまで来て食べる価値はあると思います。

 

 

 

夕食の後、休む間もなく、ほたるを見に出かけます。ほたるがよく飛ぶ時間帯は20時~21時ころということです。今日は風がなく、絶好のほたる日和になりました。

 

 

目が慣れるまでは良くわかりませんが、目が慣れてくると、小さな光が見えてきます。

 

 

ここのほたるはそれほど数が多いわけではなく、飛び回ることも少ないので、写真でとるとなかなか良く映りません。

 

一番多い時でこんな感じです。

 

 青田舞う 光る命の はかなさよ

 

 

 湯田川温泉の夜は静かに更けていきます。

 

 

 

                        <2日目に続く>

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