to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
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2013年8月12日 若狭、近江、尾張旅行 2日目(その4)

2013年08月31日 19時36分31秒 | 旅行

本日の宿泊は、「オーベルジュ メソン」。

近江舞子駅から少し山側に入ったところの深い森の中の別荘地の中にあります。

この辺の土地鑑はないのでよくわかりませんが、昔からの高級別荘地といった感じで、小さなセレクトショップがあったりします。

 

ここは名前の通り、宿泊もできるレストランで、宿泊は1日4組だけです。今回は本館のスーペリアルームを予約しました。印象としては別荘に泊まりに来ている感じです。部屋は少し古い感じはありますが、じゅうたん敷のリビングと和室の2間続きで、二人には充分すぎるくらい広い部屋です。浴室は最近改装したようで、新しくて快適でした。

 

ここは温泉ではありませんが、徒歩5分くらいのところに「比良とぴあ」という日帰り温泉施設があります。

行ってみましたが、かなり古くて小さい施設で、時間帯によっては行列ができるくらい混雑することもあるとのことです。

 

 

 

それでは、「オーベルジュ メソン」の食事です。

 

 

 前菜。

琵琶湖産の鮎のサラダ。

 

 

 自家製全粒粉のパン。

 

 

 かぼちゃのスープ。ちょっと味は薄めです。

 

 

 ビワマスのポアレ。対照的に味付けは濃い目。

 

 

 

地元の牧場の牛肉のシチュー。

 

 

 

デザート。

 

 

 

以上です。

 

個人的な感想としては、きわめて普通です。良い素材を使って丁寧に調理しているのでしょうが、普通に美味しいという感想です。変わった食材とか、味付けが絶妙とかの要素はありません。いや、勝手にこちらが期待していただけなのですが・・・

前日の「ほてるうみんぴあ」の食事が我々の期待以上であったことも原因かもしれません。

 

いずれにしても、ここは温泉旅館と同列に考えてはいけないです。だれにも邪魔されずにゆっくりと過ごしながら、食事はカジュアルに本格的フレンチのコース、というのがここの過ごし方なのでしょう。

と、ここまで書いて気づきました。我々に別荘で優雅に過ごす、という生活パターンがないことが原因なのだと。

走り回る子供にイライラせずに過ごせる環境がここにはあります。

 

 

 

 

食事のあと、きれいな半月が見えました。

 

たまにはこのような過ごし方も悪くないです。

 

                                       <3日目に続く>

 

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2013年8月12日 若狭、近江、尾張旅行 2日目(その3)

2013年08月27日 23時52分04秒 | 旅行

熊川宿から国道303号線を東に進み、近江今津にやってきました。

近江今津は湖西北部で最も大きい町で、北国らしい雰囲気のある古い町です。また、琵琶湖に面した港町でもあり、湖産の魚の店も多くあります。

 

そんな近江今津で立ち寄ったのは、池本酒造。古い商店街のなかに酒蔵があり、道路に面して小売の店舗があります。

ここの銘柄は「琵琶の長寿」。かなり酸の立った太い味が特徴です。これに合う肴は間違いなく鮒寿司と思われます。

 

 

 

近江今津の湖岸は湖水浴場になっています。海とは違う雰囲気があり、海ほどの混雑ではなく優雅な感じがあります。

 

 

 

湖岸沿いの道路を南下し、「高島市新旭水鳥観察センター」にやってきました。

 

 

ここは建物の中が二つに分かれており、入って左が観察センター(有料)、右がHULLカフェという喫茶コーナーになっています。

丁度お昼時なので、カフェで昼食をとることにしました。

カフェコーナーからもこのように琵琶湖を眺めることができます。

 

 

 ランチメニューは地元の野菜を使ったもので、夏の間の特別メニューとのことです。

夏野菜のカレー。

 

冷静パスタとレンコンのスープ。

 

 

 

 意外にもかなり本格的で、美味しかったです。あと、自家製ソースのかき氷がメニューにあり、食べてみたかったのですが、これはまたの機会に。

 

 

さらに湖岸沿いを南下し、安曇川下流の三角州地帯に入ります。

 山が湖岸まで迫っている琵琶湖西側では最大の平地で、広大な田んぼが広がっています。その中を一列に並ぶ並木を発見。

近くで見ると銀杏並木でした。

 

 

 さて、この地域は歴史的にもかなり興味深いところで、遺跡も結構あります。大陸系の冠と沓が出土したり、またこの数日前にも他では例がないという大陸系のオルドス式という剣の鋳型が発掘されたというニュースが報道されました。

安曇川の地名からも、古代海洋民族の安曇族と関連があるのは間違いなく、小浜や越の国を経由して大陸と交流があり、独自の文化が栄えていたのかもしれません。

第26代継体天皇の父はこの地の豪族といわれており、相当の力があったものと思われます。

 

 

現代でこの地域独特の文化といえば、川端(かばた)があります。この辺は比良山系の湧水が豊富なところで、家の中に湧水があり、この湧水を生活用水として使用しています。そして、家の中に引き込まれた用水路に流れていく仕組みになっています。

 

そして、水のきれいなところに銘酒あり、ということで、「不老泉」の上原酒造に立ち寄りました。

 

 

ここは酵母を添加しないで発酵させるという非常に時間のかかる醸造を行っている数少ない蔵ということです。

 

この建物の中に、かばたがありました。

湧水を飲ませてもらいましたが、ミネラル分や金気がないやさしい水でした。

 

 

 

ここで購入したのは、「山廃純米吟醸 亀の尾 火入れ」。

 

 

この酒は、やはり滋賀の酒らしく酸が効いています。しかし、濃厚系の酸ではなく、意外とさわやかな酸味なので、夏場に冷やして飲むのに適していると思います。

 

 

 さらに湖岸を南下し、近江高島駅近くの高島びれっじにやってきました。ここは、古い建物を利用していろいろな店舗が集まっている施設です。しかし、月曜日はほとんどの店が定休日でした。

 

 

その高島びれっじのそばに立派な酒蔵があったのでよってみました。

 

「萩の露」の福井弥平商店です。

 

ここでは地元を中心に出荷されているらしい、まごころという純米酒を購入しました。すでに一升瓶を3本購入しているので4合瓶にしましたが、1000円という安さ。

 

 

 しかし味は確かでした。やはり酸が強い感じですが、さっぱりしていて非常に飲みやすいです。

湖西は日本酒パラダイスです。

 

 

ここからさらに南下し、本日の宿に向かいます。

 

途中、琵琶湖に浮かぶ鳥居で有名な白鬚神社に立ち寄りました。

ここは道路の山側に駐車場や本殿があり、鳥居に行くには国道を渡らなければなりません。しかし、非常に交通量が多いうえに近くに信号もないため速度も速く、おまけにカーブの頂点にあるため見通しが悪く、危険を感じたためわたるのを断念しました。

ちなみに全国の白鬚神社の総本社で近江最古の神社、本殿は1603年建造の重要文化財です。

 

 

                                  <その4に続く>

 

 

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2013年8月12日 若狭、近江、尾張旅行 2日目(その2)

2013年08月25日 23時32分26秒 | 旅行

暑い暑いとばかりいっていても仕方ないので、小浜に数多くある仏像を少し見に行くことにしました。

まず訪れたのは妙楽寺。

木の多い郊外に来ると少し涼しいようです。

 

 

 

ここは、国重要文化財の木造千手観音立像が安置されています。本堂も重要文化財で、1296年建立で若狭最古の建造物だそうです。

 

 

 

仏像を見る目はないのでよくわかりませんが、他の仏像も立派です。のどかな風景の中、本堂の中に入った瞬間に世界が変わるこの感覚は地方の自社独特のもので、この感覚は嫌いではありません。

 

 

次に、多田寺に向かいます。

 

 

ここは十一面観音菩薩立像を安置していますが、お盆行事のため休みでした。

 

門前の百日紅の巨木が見事でした。

 

 

 

 

 

これで小浜観光は終わり、次は琵琶湖の向けて移動します。

 

途中、宮川地区のひまわり畑に立ち寄り、

 

 

 

熊川宿にやってきました。

熊川宿は、若狭と京都を結ぶ若狭街道、通称鯖街道の宿場町で、古い町並みが残っています。

 

「道の駅 若狭熊川宿」に車を止めます。ここは熊川宿散策の拠点で、ここからすぐに熊川宿に入ることができます。駐車場も混雑していて、道の駅も結構人が一杯います。

 

 

 

 

熊川番所ではお役人様がお仕事中です。

 

 

 

が、熊川宿には見事に人影がありません。

 

あまりの暑さに、歩く気にもならないのが原因と思われます。せっかくのかきいれ時なのに、これでは商売になりません。

 

 

写真ではこの暑さが伝わらないのが残念です。

 

 

 

これで若狭を後にし、近江に向かいます。

 

 

                          <その3に続く>

 

 

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2013年8月12日 若狭、近江、尾張旅行 2日目(その1)

2013年08月24日 22時06分22秒 | 旅行

旅行二日目。今日も暑くなりそうです。

 

 

 

ホテルうみんぴあの朝食はバイキング。団体とかち合わないように開始と同時に開場に入ります。その甲斐あって、窓際の良い席をゲット。

 

 

 

ここのバイキングは、地のものを含め品数も多く、味も申し分ありません。

 

団体や子供連れは公共の宿である以上避けて通れませんが、それが大丈夫であればお勧めの宿です。

むしろ、大浴場がない分、「浴槽ではしゃぐ子供と見てみぬふりをする親」の構図を見なくて済むため精神的に良いかもしれません。

 

あと気になったのは、建物の構造上玄関に車を乗りつけることができないため、荷物運びがちょっと大変なこと位でしょうか。

 

 

チェックアウト時に、朝食バイキングで美味しかった、梅ポン酢と梅だし醤油のセットを購入しました。若狭、特に三方五湖周辺は梅の名産地です。

 

 

 

 

宿を出て、再び小浜に向かいます。

 

小浜は海沿いに大きな工場がないためか、街の中心部のすぐ近くに海水浴場があります。

その海水浴場の隣にあるマーメイドテラス。小浜は人魚の肉を食べて死ぬことも年老いることもできなくなった八尾比丘尼の伝説の残る地です。もっともここの説明版には、迷い込んだジュゴン、と書いてありましたが。

 

 

 

 この辺は水がきれいで、すぐ下の海には魚がたくさん泳いでいました。

 

 

 

それにしても今日も尋常ではない暑さ、なので屋内に避難します。

「御食国若狭おばま食文化館」。一階は若狭の食を紹介するコーナー、二階は若狭の工芸品体験と販売コーナーとなっています。立ち寄り温泉、食事処もあります。

 

 

 ここの二階で若狭塗の箸を購入しました。

 

 

 

このあと、若狭の魚やおみやげ物がそろう、若狭フィッシャーマンズワーフによりました。鯖のへしこや小鯛笹漬を購入したいところですが、あまりの暑さゆえに断念しました。

代わりに鯛醤と国産のオイルサーディンを購入しました。

 

 

この後、あまりにも暑いので再び伊勢屋へ。

 

 

今日はくずまんじゅうかき氷とくずプリンにしました。くずプリンはミルク味でこれも美味しいです。

 

 

                            <その2に続く>

 

 

 

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2013年8月11日 若狭、近江、尾張旅行 1日目(その5)

2013年08月22日 22時34分25秒 | 旅行

ホテルうみんぴあは部屋だけではなく館内全体がゆったりしたつくりで、落ち着いた雰囲気です。

 

 

円弧状の廊下。

 

 

広々としたロビー。

 

 

 

ほてるうみんぴあの食事は、夕食、朝食ともにレストランさぼうるになります。

 

 

 

本日のメニューです。フレンチ系の創作料理と言った感じでしょうか。

 

 

 

まずはアミューズ。

 

 

 

 

若狭の夏のオードブル三種盛り。さざえ、もずく酢、トマトとエビのフライ(確か)。

この段階で、食事のレベルの高さにびっくりです。

 

 

 

オマール海老のサラダ仕立て。

柑橘系のジュレとマスタード系のソースの2種類がかかっていますが、ソースの味付けは湯田川温泉の九兵衛旅館に匹敵する美味しさです。

 

 

旬のつくり4種盛り。これも文句なしに美味しい。

 

 

 

飲み物はワインが種類が多く、国産の白山ワインもあります。日本酒は北陸の日本酒フェアということで、北陸の有名どころがそろっていました。

 日本酒もワイングラスで出てきます。

 

 

 

越のルビーの冷製パスタ。越のルビーは福井名産の中玉トマトです。

 

 

スズキのポワレ ラタトゥイユ添えソースゼビス。

 

 

 

 

キスと焼ナスのサラダ。これは普通。

 

 

 

若狭牛のグリエ 里芋の和風コンフィソースフォンドボーアイユ。

無塚しい名前の料理が多いですが、味は確か。肉はナイフなどいりません。

 

 

 

ご飯はおおい産コシヒカリ。吸い物はあおさのりの香りのしょうゆ味。

 

 

 

デザートはケーキとアイスクリームマンゴーソース。

 

 

 

 

ここの食事は、とてもレベルが高いです。今までに泊まったことのある公共の宿では一番です。一般の宿を含めても、時の宿すみれ、九兵衛旅館に次ぐレベルだと思います。

 

またスタッフも接客も非常に良く、特にホールのマスターらしき人は多分、一流ホテルにいたことがあるのではないかと思われる位の対応のよさでした。

 

ただ、ひとつ残念だったのは、時間がなかったこと。

チェックイン時にフロントで、「今日は子供連れの団体がいるので19時半をお勧めします」とのことだったのでその時間にしましたが、食堂の営業時間が21時までで、最初ゆっくり食事をしていたら、途中からかなり押せ押せで料理が出てきたのはちょっと参りました。

 

 

しかし、食事、施設、接客、料金どれをとっても非常にすばらしいホテルであることは間違いありません。またひとつ良い宿を見つけました。

 

 

                                    <2日目に続く>

 

 

 

 

 

 

 

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