to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
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2017年7月16日 諏訪旅行 二日目 

2017年07月25日 21時05分57秒 | 旅行

「御宿まるや」の朝、まずは温泉に向かいます。

朝は男女別になっていますが、結局ほかの宿泊客はいませんでした。3組しか宿泊客がいないので、ほとんど他の宿泊客と一緒になることはないと思われます。

朝は温泉の温度が若干低いように感じました。

 

「御宿まるや」の朝食は、朝食のおいしい宿で雑誌に紹介されたことがあります。

朝食は囲炉裏のある食事処になります。朱塗りの御膳で提供されます。

 

 

魚は鯉の味噌漬けの焼き物、言われなければ鯉とはわかりません。

中央は信州らしく蜂の子です。あとは、漬物がおいしいです。

 

中央は信州牛のステーキ、全く脂っこさはありません。温泉玉子は黄身だけ箸でつかめるほどのしっかりしたたまごで、一味違います。

 

 

 

「御宿まるや」は食事に高級食材は出てきません。アメニティもなく、部屋には冷蔵庫も金庫もありません。対応は悪くないですが、ほぼ家族で切り盛りしているため、細かいとことろまで行き届いている訳でもありません。料金も特別安いわけではありません。

しかし、この宿にはそのようなものでは測れない価値があります。一言でいうと癒しになるでしょうか、他のどんな宿でも感じられないものがこの宿にはあります。我々はまたぜひ来てみたいと思いましたが、有名ブランドのアメニティや豪華な食事を求める人には向かないと思います。

 

 

 

宿のご厚意で、チェックアウトした後でも駐車場に車を停めておいてよいということなので、荷物だけ車に入れて下社秋宮に向かうことにします。

 

まるやの前、旧中山道と甲州街道の合流点は、今では駐車場になっています。

 

 

ここには昔綿の湯という温泉があったようですが、今ではモニュメントだけが残されています。

 

赤い丸い石がお湯に浮かんでくるくると回っている不思議なモニュメントです。やましい人が入ると湯が濁るそうです。手を入れてみましたが、濁らなかったと思います。というより、熱くて一瞬しか手を入れることはできませんでしたが。

 

 

 

諏訪大社下社秋宮も、この時間はまだ人は少ないです。

 

 

下社秋宮前の参道のように見える道路は、後に作られたもので、左右に通る道が旧甲州街道です。

 

 

 

あまり朝寺社仏閣に来たことはありませんが、やはり空気が違うような気がします。下諏訪に宿泊する恩恵の一つだと思います。

 

 

 

下社秋宮に参拝した後、新鶴本店に向かいます。

 

新鶴本店の前の細い道が旧甲州街道です。

 

 

今日は時間が早いためか、塩羊羹の他にもいろいろと購入することができました。

 

 

フルーツ寒天は季節限定で、昔懐かしい味です。もちまんじゅうは、餡の味が抜群です。餡の味付けという意味ではここが日本一かもしれません。

 

 

最後にまるやの駐車場の入り口の電柱にある看板を撮影し、下諏訪を後にします。この看板も二度と見ることはできないかもしれません。

 

 

このあと、上諏訪のくらすわに立ち寄り、おみやげを購入します。

昨日ランチで食べた十四豚。家で焼いて食べてもおいしい肉でした。値段も高くありません。

 

上諏訪の有名店、えびす屋の川えび甘露煮、奈川の漬物。

 

 

養命酒プロデュースの焼肉のたれと、たかやしろファームの白ワイン。たかやしろファームのワインはなかなか売っているのを見かけないので、ここで購入できるのはうれしいことです。

 

長野 八幡屋礒五郎の七味唐辛子とくらすわ特製ノンシュガージャム。

 

 

今日は三連休の中日、中央高速は午後になると混雑が予想されるので、早めに帰ることにします。

 

 

途中、白州あたりで少し遊んでいこうかとも思いましたが、観光施設はどこも駐車場に入るのに長時間待たなければならない状況だったので、断念しまし、唯一混雑していなかったシャルマンワインのワイナリーでワインを購入しました。

 

 

 

 

 

その後、武川村農産物直売センターで野菜、果物、米を購入。

 

 

早く帰ったおかげで、府中のあたりで多少渋滞はありましたが、八王子までは渋滞に巻き込まれることなく帰ることができました。

 

 

                        <終わり>

 

 

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2017年7月15日 諏訪旅行 一日目 その6(御宿まるや 夕食)

2017年07月24日 20時57分30秒 | 旅行

「御宿まるや」の夕食は部屋食になります。

諏訪の食材を生かした山湖の料理、ということで、マグロの刺身とかは出てきません。 

 

 

 

 

自家製梅酒と前菜の鯉せんべい、茹でとうもろこし、きゃらぶき。

 

 

 

向付 夕顔のしょうが添え。薄目のやさしい味付けです。

 

 

お造り 鯉あらい。

ふつう、鯉のあらいは薄く切られていることが多いですが、ここの鯉のあらいはかなり厚く切られており、その分歯ごたえがあり非常においしいです。それだけ素材が良いのでしょう。

 

 

こちらもお造り、馬肉刺身。写真は二人前です。この馬肉も非常に良い素材だと思います。

 

 椀物。おくらと素麺 和風だしの吸い物。器が素敵です。

 

蓋を開けるともっと素敵でした。これも薄味でやさしい味付けです。

 

 

焼き物。 清流鱒の塩焼き。小ぶりですが臭みはなく、塩加減も絶妙です。

 

 

煮物。 諏訪の凍み豆腐と野菜。これも素敵な器です。

 

こちらは夕顔ではなく冬瓜です。

 

 

揚げ物。季節の野菜 天ぷら。

揚がり具合もちょうどよく、油でぐちゃっぐちゃになっていたりすることはありません。

 

 

 

酢の物。塩いかと胡瓜 わかめ。

ここにきて初めて海産物が登場しました。塩いかは海のない長野県で昔から保存食として利用されてきたようです。

 

 

和え物。 信州トマト 彩りサラダ。ここの野菜もおいしいです。

 

 

ご飯 新生姜ごはん。

生姜は塩が効いていて、生姜独特のにおいも少なく、思ったよりもおいしかったです。

 

汁物。 メニューだとみつばですが、ズッキーニと豆腐の味噌汁。かなり薄い味噌汁でしたが、これが仕様なのでしょうか。

信州味噌なので味は良いです。

 

水菓子。ヨーグルトのブルーベリーソースかけ。

 

 

 

「御宿まるや」の夕食は、非常にヘルシーです。旅館の食事では、豆腐と豆乳を使えばヘルシーみたいな風潮がありますが、本当のヘルシーとはこのような料理を言います。

しかも味も非常にレベルが高いです。良い素材をシンプルに味付けすれば、高級食材や凝った見栄えがなくてもおいしい料理は提供できることを、この宿は示しています。

 

ちなみに夕食をとりながらZOZOマリンスタジアムでのオールスター第二戦をテレビで見ていました。食事をとりながらテレビを観られるのは部屋食のメリットですが、そのおかげでデスパイネのロッテ時代応援歌+ホームランを見ることができました。

 

 

夕食の後、もう一度温泉に入り部屋に帰ってくると、部屋は冷房が効いているのですが、汗が止まりません。

ヘルシーな食事と温泉の効果で、体に蓄積した悪いものが出ていく感じです。最近の言葉でいうとデトックスでしょうか。

ヘルシーな食事とデトックス効果のある温泉、さらには諏訪大社というパワースポット、ここには現代で流行しているものがそろっています。

 

 

 

                       <二日目に続く>

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2017年7月15日 諏訪旅行 一日目 その5(下諏訪宿)

2017年07月23日 19時22分40秒 | 旅行

まるやの前の道は旧中山道です。

 

 

まるや周辺は他にも歴史ある建物が何軒かあります。そのうちの一軒が歴史民俗資料館となっていて、無料で見学することができます。

 

 

内部は二階建て、無料とは言え、なかなか展示は充実しています。ただ、冷房がないので、内部は非常に暑いです。

 

御柱祭に関するもの、昔の宿場町に関するもの等、興味深いものばかりですが、内部はかなり暑いです。

 

 

 

皇女和宮降嫁の際の行程図です。一行は中山道を通り、下諏訪宿で一泊しています。

10月20日に京都を出発、下諏訪には11月5日の17時に到着し、6日の朝7時に出発したということなので、なかなかの強行軍です。11月15日に江戸に到着しています。荷物は東海道を経由して運ばれたとのことです。

 

 

 ところで、この辺の各家の前には温泉がひかれています。

 

柄杓が置いてあるので、自由に使ってよいということだと思いますが、かなり熱いので注意が必要です。

 

旧中山道を下っていきます。

 

旧中山道はここで国道142号と合流します。提灯の門があるほうが今通ってきた旧中山道、右の道をまっすぐ進むと下社秋宮の正面に行きます。

 

 

さて、ここまで来たので、「御湖鶴」を買いに行くことにします。

 

 

ところが、店の前に来ると、何やら貼り紙があります。今日は休みか、と思って神を読んでみるとそこにかかれていた内容は「裁判所による差し押さえ」でした。

 

 

下諏訪唯一の酒蔵、「御湖鶴」の菱友醸造は数か月前、4月末に事業停止とのことで、要するに倒産した様です。

昨年秋に来た時には外国人が訪れるなど、非常ににぎわっていたので、まさかという感じですが、報道によると数年前から債務超過状態だったということで、設備投資が回収できなくなったということのようです。

 

実は、個人的な意見ですが、以前は長野の日本酒はあまりおいしくないと思っていて、その中で唯一おいしいと思ったのが「御湖鶴」でした。以来、何度となく購入しており、非常に驚きました。今年一番驚いたといっても過言ではありません。

 

良いものを造ることにこだわっていたと思うので、その辺のコストも経営を圧迫していたのかもしれません。設備投資も過剰だったのかもしれませんが、それがあってあの「御湖鶴」が出来ていたわけで、それを原因にするのは少し違うのかな、とも思います。

いずれにしても、もうあの「御湖鶴」を飲むことは多分できなくなったことは確かです。下諏訪に来る楽しみが一つ失われました。

 

 

昼間は常に人が多い下社秋宮も、この時間になるとあまり人影はありません。秋宮は明日朝に行くことにして、宿に戻ります。

 

夕食の前に、温泉に入ります。

「御宿まるや」には浴室はに二つあります。造りは同じで、夜中までは貸切、それ以降は男女別に変わります。

当然源泉かけ流しで、下諏訪の良いお湯をゆっくり楽しむことができます。洗い場は2個ついており、貸切で二人で使用するには充分な広さです。しかし、43℃とかなり熱いので、水で薄めないと我々にはちょっと厳しいです。

 

 

 

                       <その6に続く>

 

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2017年7月15日 諏訪旅行 一日目 その4(御宿まるや)

2017年07月22日 17時00分50秒 | 旅行

本日の宿は「御宿まるや」、下社秋宮から徒歩数分のところにあります。

 

正面の止まれの看板のところを横に通っている道が国道142号、左に行くと和田峠方面、左が下社秋宮です。

こちらの道は本来の中山道、昔の中山道は左から来てこの交差点で向きを変え、木曽路へ向かいます。

交差点から右は甲州街道、江戸を出た旧五街道が合流する非常に珍しい交差点になります。他には東海道と中山道が合流する草津宿しかありません。

 

このあたりが中山道下諏訪宿の中心で、正面奥の白い建物のあるあたりが本陣、まるやは脇本陣だったということです。

下諏訪宿は中山道で唯一温泉が湧いており、両隣の宿に行くには和田峠、塩尻峠を越える必要があり、さらに諏訪大社もあり甲州街道との合流点ということで、昔はさぞ賑わったのでしょう。

今でもこの周辺は宿場町の雰囲気を残しています。

まるやの建物も歴史ある建物に見えますが、平成五年に昔の様式で復元されたものです。ただし内部はアルミサッシになっていたり、冷房完備の近代的旅館で、今の時代に快適に過ごせるようになっています。

しかし、非常に雰囲気はあります。よくある民芸調や古民家移築の宿とは異なる、脇本陣としての格調高さを感じます。そういえば、温泉街ではない町中にある温泉宿、というのは全国でも珍しいのではないかと思います。

 

 

部屋は旧脇本陣の「上段の間」の間取りと造りを参考にしているということで、 4間合計24畳の広さとなっています。

 

8畳の主室と6畳の二之間。

 

 7畳の入側。

 

入側の障子を開けると庭園を見ることができます。かなり立派な庭園です。

 

このほかにトイレ、洗面所があります。部屋に冷蔵庫、金庫はありません。洗面所のアメニティは最低限、化粧品や綿棒はありません。

 

「御宿 まるや」は客室は4部屋あり、全て同じ造りですが、宿泊客は一日3組のみです。

 

部屋に通されてから宿帳を記入し、お茶が出されます。

お茶うけは当然、新鶴本店の塩羊羹です。

 

 

部屋に荷物を置いて少し休憩した後、下諏訪散策に向かいます。

 

 

                           <その5に続く>

 

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2017年7月15日 諏訪旅行 一日目 その3(くらすわ)

2017年07月20日 23時44分23秒 | 旅行

八島ヶ原湿原から霧ヶ峰の交差点に戻り、上諏訪に向かいます。

急な下り坂の連続する道を下り、元町交差点で国道20号に合流します。この辺りは甲州街道の上諏訪宿で、五件の酒蔵が今でも営業しています。今回は以前に飲んだことがあり、なかなかおいしかった「酒ぬのや本金酒造」によっていくことにしました。 上諏訪の五蔵で一番小さい蔵元です。

 

 

 

 

 

今回は純米酒と酒粕サブレを購入しました。

 

 

さて、だいぶ遅くなりましたが昼食をとるために諏訪湖畔にある「くらすわ」に向かいます。

 

上諏訪温泉は諏訪湖畔に大型旅館が立ち並ぶ温泉地です。日本全国の大型旅館の立ち並ぶ、かつて団体客でにぎわった温泉地は現在では見る影もなく寂れてしまっているところが多いですが、ここ上諏訪に関してはそのような気配は感じられず、結構賑わっているように見えます。

 

その理由は、やはり諏訪大社なのではないかと思います。

首都圏からは日帰りもできる諏訪ですが、ポイントは諏訪大社が比較的4社あることで、4社回れば一泊したくなり、一泊しても周辺に観光地はいくらでもある、湖に面したロケーションとよい温泉ということで、人気があるのではないかと思います。

あと、六年に一度の御柱祭により、一過性のブームで終わらないところも強みなのではないかと思います。

 

 

そんな温泉街のほぼ中央の諏訪湖に面した一等地に「くらすわ」はあります。

 

 

 

この「くらすわ」、あの養命酒酒造がプロデュースしたショップで、一階が長野県全域の名産品を扱うショップとベーカリー、カフェ、二階がレストランになっています。

なぜ諏訪に、と思ったのですが、養命酒の工場は駒ケ根にあり、諏訪を拠点にして客を呼び込もうという狙いがあるのではないかと推測します。諏訪から駒ケ根は50km弱、高速なら一時間かかりません。

 

あとは諏訪湖周辺にはみやげ物を買ったり食事ができる店があまりなかったので、非常に目の付け所が良いとも言えます。

 

 

ところで現在の時刻は13時50分、二階のレストランは15時まで営業ですがラストオーダーが14時ということでぎりぎりの時間です。とりあえずレストランに行って聞いてみると、ドリンクバーとサラダバーが14時10分で終了するがそれでも良ければ、ということなので、入ることにしました。

 

 

とりあえず終了する前にサラダとドリンクを取ってきます。欲張っているわけではありません。

 

 

くらすわ特製 チキンカツカレー。かなりフルーティーなカレーです。チキンカツもあっさりしていておいしいです。

 

信州十四豚ロース肉のグリル 茄子のマリネとトマトソース。この豚肉は非常においしいです。柔らかく、脂身もしつこくありません。野菜もおいしいです。

 

くらすわのレストランは始めてきましたが、非常においしいです。サラダバーの食材もおいしく、この内容と味であれば価格的にも満足です。

 

このあと一階のショップに行きましたが、長野県一円のなかなか良い品物がそろっています。明日、もう一度来て買い物をして帰ることにします。

 

屋上はテラスになっていて、電線は邪魔ですが、なかなか良い眺めです。ただ、諏訪湖の湖面には緑色の草に覆われており、かなり臭いがあります。雨が少ない影響で流入する水が少ないことが原因のようです。

 

 

 

「くらすわ」を出て、下諏訪に向かいます。

下諏訪駅。大きくてゆったりした感じの駅です。

 

 

ちょうど、新宿行のスーパーあずさが通過していきました。

前後の駅、岡谷、上諏訪、茅野はすべてのあずさが停車しますが、下諏訪は半分程度が通過します。

 

駅前には御柱があり、温泉がひかれています。

 

 

かなり熱いので、うかつに触るとやけどをしそうです。

 

 

 

下社春宮。今の時期は神様はこちらに座しており、8月1日の御舟祭で秋宮に遷座されます。

 

 

 

 

 

春宮を出て、本日の宿に向かいます。

 

                          <その4に続く>

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