仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




お昼時、勤務先の近くにあるスーパーマーケット内の食堂に入りました。一品物もあるのですが、ほとんどの人が日替わり定食を注文します。ご飯もほかほかで美味しく、いつも賑わっています。


二週間振りくらいに入ったのですが、いつもと様子が違います。普段は近くに務めている若い方が多いのですが、今日は何故か年配の女性が大勢います。雑誌をめくりながら聞くとはなしに食事が出来上がるのを待っていました。お隣のテーブルに座った70歳代と思われる女性二人の会話です。(土佐弁ですので、わからなかったらご容赦を・・・・)


「また来月は年金をもらえるねえ」
「そうやねえ、けんど、あたしゃあ貯金がどっさりあるき、待ちやあせんぞね」
「おまん、どればあ貯めちゅうぞね」
「農協と郵便局に二千万円ある」
「たまあるか、そんなに持っちゅうかね」
「お父が満てたとき、田んぼを売ってあてらあ姉妹三人に別けたけんど、それが一千万あったわよ。それを貯金しちょったけんど、年に80万の利子が付いて、どんどん増えたき」
「ほんで二千万になったかよ、たまあるか」
「ほんじゃき、年金をもらわんでもやっていけるけんど、くれるもんは貰あないかな」
「まあ、けんど、そのお金でこうやってお昼を外で食べれるき、えいことよね」


お二人とも少し耳が遠く、大きな声で話すものですから、回りの人たちも聞き耳を立てていたはずです。
食事が終わると彼女たち、店員さんをテーブルに呼んで支払いをしました。お札を出して店員さんに持って行ってもらい、おつりも持ってきてもらいました。

田舎のことですのでお二人ともきれいな格好はしていません。それでも、お金があって健康で、同じ年代の友達とお昼を食べながら世間話ができることは幸せですね。でも、こんなに大声でお金の話をしていいのでしょうか。

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