仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




次世代DVDの規格争いで今月19日、東芝が押すHD-DVDの敗退宣言(事業の終息)がなされました。


映像などの家庭用記録メディアとしては、8mmフィルムが最初ではなかったかと思います。その後、ビデオ録画が一般的になり、VHS/β方式がしのぎを削りました。


この時はかなり長い時間、それぞれが技術革新を繰り返して、高画質化と長時間録画という、相反する技術でそれぞれに生き延びる道を歩んできました。
しかし結局は、ユーザーの使い勝手と、メディアのソフト提供(映画など)の差がその競争に終止符を打ちました。


そして今、録画はDVDが主流になりつつありますが、地上デジタルなどでのハイビジョン放送を録画するための仕様として最初のHD-DVDと、ソニーなどが提唱しているブルーレイ方式が市場争いを繰り返していました。


一時、両方が統一するという動きもあったのですが、残念ながらその機会が失われて現状の様になりました。その時点ではお互い、自分たちが有利だとしてことを進めたのでしょうが、今になって撤退するのであればもっと早い時期に歩み寄れていたのではないかと思います。


まあ、大企業ですので事業としての立ち直りは早いでしょうが、一番に迷惑を被るのはそれらを買った消費者でしょうね。企業のメンツに賭けて、法定内のアフターサービスだけはしっかりと行って欲しいものです。
因みに私は未だ、ハイビジョン録画の世界には入っていません。

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