「熊手か火伏せのお守りでも買おうかな」と思ったまではいいんですが、鷲神社に近づくともの凄い人・人・人…で大混雑!
中に入るには、八坂さんの白朮参りみたいに大回りさせられてるのを見て、方向転換!
一杯やってるオジサンたちを眺めながら、国際通りに抜ける道を浅草ビューホテル方面へと向かいました。
浅草ビューホテルの2本裏手の路地の中ほど、緑色のテントの下の冴えない格子戸、看板に「棒 468」とあるのが今日の目的地 「468(ヨーロッパ)」です。
前にネットで見て、今日初めて来てみましたが、事前の調査では「穴子の棒ずし」と「芋吸」が名物。
京都の割烹で10年間修業して、3年ほど前に開店した由。
まずは鯖の生寿司(きずし)をお願いすると、京都などと同じように酢をかけて出てきて「そのまま召し上がってみて物足りないようでしたら醤油を少し…」とのお言葉。
当然、そのまま口に運ぶと昆布の香りと適度な〆加減で結構美味しい!
壁に貼られたお品書きには、「穴子」「鯖」の他に「はこ」や「巻」など…
「はこ」ってのはおそらく「箱寿司」(押し寿司)だろうな~などと考えながら、大将に「穴子も鯖もみんな食べたいんだけど?」と聞くと、「ほな 少しずつ盛合わせにしまひょか?」とありがたいお返事。
後で他のお客さんとのやり取りを聞いたら、「盛合せ」ってのはお刺身じゃなくて「お寿司」のことだったようです。
そんな訳で、4種類のお寿司をいただき(穴子は特筆モノ!)、その間に「だいこんの炊いたん」(一緒にでてくる牛スジが美味!)やら「穴子の骨のカリカリ」(夏場なんかこれとビールがあれば何もいらない!)などもいただいて、お腹の方も結構いい感じに…
ただ、ど~しても「芋吸」だけは食べて帰りたいと思ってセーブ。。。
〆にいただいた「芋吸」は、蒸してつぶした芋に海老や枝豆の入ったお団子に片栗粉をつけて揚げた具に、その名のとおり、じゃが芋をすりおろして葛のようなとろみをつけたお吸い物。
これが そのとろみといい、出汁の加減といい ホント 美味しい♪
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「468」の穴子棒ずしで腹ごしらえした後は、プラプラと浅草までおさんぽ。
昭和のムードが漂う老舗の喫茶店「アンヂェラス」で一服。
名物のケーキも美味しそうでしたが、腹も身の内、珈琲にしておいて帰路につきました。