緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

家族の立場で・・

2008年04月06日 | 家族
中央道の自然渋滞は19km高井戸での4台の事故・・好天の週末だけに大変混んでいました。が・・・春霞に浮かぶ桜や白い高嶺の富士山が目を楽しませてくれました。 途中で立ち寄ったガソリンスタンドではレギュラー 126円/L時勢を感じた週末です。 義父の病気と今後の方向性については義父自身の気持ちと家族の集結力でキチンと決まりました。お陰で、支える方向も明確になりました。何時の日か、ここに書くことがで . . . 本文を読む
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素敵な言葉

2008年04月05日 | つれづれ
長男の卒業式での校長先生からの式辞 ~『時は、過ぎ去るものではなく 積み上げていくものである。』 そう気づいたとき、足元がスッと落ちていくような錯覚におそわれました。 それは、白神山地の林に迷い込んだような、 あるいは、深海に落ちていったような、そんな感覚でした。 思い出せない記憶・・ 私達は振り返えるとあるエピソードとして思い起こせるものがあります。 その一方で、積み上げて行った時間には 思い . . . 本文を読む
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研修医2年生の修了発表

2008年04月04日 | 医療
3月29日は、初期臨床研修医の修了発表会研修医になって2年。卒業発表会です。 秋ごろ緩和ケア科にローテーションに来ていた先生が緩和ケアの症例を報告してくれました。 在米中、英語のクラスを留学先の大学内でとっていたとき、プレゼンテーションの時間がありました。目線、声、抑揚や強調のノウハウを教えてもらいました。そういえば、日本の医学教育の中でこうした発表のスキルを教わったことはありませんでした。他 . . . 本文を読む
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学生実習

2008年04月03日 | 医療
3月28日には、順天堂大学の5年生が病院実習に緩和ケア科に。 毎シーズン学生さんがきます。夏休みなど長いときには10人近くきた年もありました。初期臨床研修には緩和ケアはあくまでもローテーション研修の範囲なのでどんなことをやっているのかみてもらうことが目的です。最終的に緩和ケアをやりたいという学生さんには腫瘍医としての知識と症候学としてジェネラリストとしての研修を積むことを勧めています。9割が女子 . . . 本文を読む
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ガバペンチン!

2008年04月02日 | 医療
80代くらいのご高齢の悪性骨髄腫の患者さん。痛みで身動きができず血液内科から外来に急な依頼がきました。骨髄腫による骨変形が強いのですが非ステロイド性抗炎症薬は最少量との条件。モルヒネ徐放剤のMSコンチンを240mg内服され眠気でほとんどうとうとするほど十分な増量にもかかわらず体を動かすと突出的な疼痛が走るため外来受診もストレッチャーでした。主治医の診療科にベットの空きはないとのことで外来通院で除痛 . . . 本文を読む
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異動の挨拶にきてくれた看護師さん

2008年04月01日 | 医療
3月31日異動になる看護師さんがわざわざ医長室まで挨拶に来てくださった。 こんな風に話してくれました。感染症を学ぼうと思ってこの病院を選んだけれど緩和ケア科の患者さんを共に受け持つことができ改めて、自分自身の今後進みたいと思う専門分野を見つけることができた・・緩和ケアと出会えてよかった。 貴方に会えてよかったという言葉は最高のプレゼントです。 別れは終わりではなく、点が線になり、線が面になっ . . . 本文を読む
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