緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

生命といのち

2015年07月21日 | 医療
自分自身の最期は、「生命の終わり」として捉えているなあと思います。でも、家族や大切な人の最期は、「いのち」として捉えている自分に気づきます。最期の医療を決めていくプロセスの中で、このことを意識していると、それぞれの方の葛藤に近づく一歩になるように思います。最期は延命はいらない、自然がよいと決める自分自身と一分でも、一秒でも生きていてほしい・・簡単には決められないと思う家族。家族の重荷は、いのちの重 . . . 本文を読む
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