江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

アウターゾーンの思い出。

2016年11月12日 22時45分35秒 | 漫画レビュー
 ども、江戸です。今日は久々に昔のマンガ作品について語ってみましょうかね。


●アウターゾーン(光原 伸)

     
 かつて『週刊少年ジャンプ』で連載していた基本1話完結型(たまに続き物になる事はある)の作品です。オカルト要素をメインにしており、今で言うところの『世にも奇妙な物語』のような作品ですな。タモリに相当するキャラのミザリィもいますし(笑。こちらはタモリと違って頻繁に物語に介入するが)。

 で、後にも先にも『週刊少年ジャンプ』でオカルト(あとちょいエロ。乳首もあるよ)メインの短編シリーズの連載が、単行本にして15巻に達するほど続いたという例を私は知らない。まあ、ミザリィというキャラ以外は、毎回ストーリーや登場人物等の設定を全部1から作り直すのだから当然だけど。人気を得られる云々以前に、この想像を絶する労力に耐えられる作家は、今現在では殆ど存在しないのでは?(手塚治虫等の巨匠が活躍していた時代ならまだしも……)

 しかも連載していたのは発行部数が600万部はあった頃の『週刊少年ジャンプ』の全盛期ですからねぇ。その時代の掲載作品は誰もが知っているような人気作品ばかりだったけれど、それらのライバルとこのような特殊な作品が渡り合っていたというだけでも凄い。その上、一旦は10週で終了したのに、評判が良かった為に連載が再開されたというのも希有な例ですな。『ジャンプ』でそんな例は他に鈴木央の『ライジングインパクト』くらいしか知らないわ(この人も四大少年誌制覇の偉人だよね)。

 そんな奇跡的な作品である『アウターゾーン』について、何故連載が終了してから20年以上経過した今頃語る気になったのかというと、続編を手に入れたから。


●アウターゾーン リ:ビジテッド(光原 伸)

     
 2011年からホラー系の雑誌で連載が開始されて、現在3巻目。取り敢えず1巻だけ買ってみました。

 内容については以前とほぼ同じ感じ。勿論、読者の年齢層が上がっているので、エロ要素等は増えていますし、ペンタッチも筆ペンで描いたようなタッチになっているけど、それ以外は本当に以前と変わらない感覚で読めます。しかも各話の合間に挟まれている作品解説の文章のノリもそのまんま。これは前作を知っていると本当に懐かしくなりますねぇ。

 また、巻末には前作連載中の裏事情についても書かれていますが、エロ要素が多かったのはサービスというよりは作者自身のストレス発散の要素が強かったという事実には笑った。とにかく満足出来る内容だったので続巻も是非手に入れたい所ですが、結構品薄なんだよなぁ……。



 じゃ、今日はここまで。

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2 コメント

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アウターゾーンの思い出 (ゆうてい)
2016-12-06 06:55:13
週刊少年ジャンプの作品の中で、もっとも好きな作品の1つです。まさに世にも奇妙な物語を彷彿させる作品ですね。当時は刑事と人形のコンビが好きでした。
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Unknown (江戸まさひろ)
2016-12-06 23:53:46
ゆうてい 様

>当時は刑事と人形のコンビが好きでした。
実質第二の主役でしたねぇ。
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