ども、昨晩になって民放のテレビ番組にもアナログと表示されている事に気づいた江戸です。ああ、最近はテレビを殆ど見ていなかったから気づかなかったけど、もう始まっていたのか。しかし、NHKより表示が大きいのは何の嫌がらせだ……。
まあ、いずれにしても私が地上デジタルに移行する予定は全くありませんがねぇ。そちらにお金を使うぐらいなら、もっと優先的に買い換えたい物があるし(パソコン・眼鏡・DVDプレーヤー……等々)。つか、地元ではまだ地デジは受信できない筈なんだよなぁ……。地デジ移行を呼びかけるより、まずは全エリアをカバーするのが先だろ……。
さて、今日は水曜日で『サンデー』と『マガジン』の発売日なのですが、月曜日が祝日だった関係で入荷が遅れている筈なので(確認しには行ってない)、ネギま!などの感想は明日以降にします。
そんな訳で、今日は最近買った本について語りましょうか。今回はこの作品について。
●火閻魔人(奥瀬サキ)
以前も一度語っているのですが復刻版が出たのでもう一度。本当は買わないつもりだったのですが、描き下ろしがあるという事でつい買ってしまいました。
で、内容ですが、かつて白泉社から出ていた『火閻魔人』と、新書館から出ていた『支配者の黄昏』の2冊文の原稿へ、更に15ページほどの描き下ろしを加えた物が収録されております。
2冊分をまとめていますから460ページ超の分厚さで、それだけに1000円もします。でも、元の2冊を当時の価格で買うと合わせて1300円以上もするので、それから比べれば安いものでしょう。
次に作品についての変更点。両作品とも20年程過去に発表された物なので、時代や読者層の変遷に合わせて台詞や設定などが大幅に変更されている部分がありますね。
特に『火閻魔人』の方は「少年漫画」らしさを極力排除する方向で変更が加えられているように感じます(※『火閻魔人』は一応少年誌に掲載)。
まあ、当時の読者はもういい大人ですし、新規の読者もこのようなマイナーな作品に手を出すのはある程度年齢が高めの人でしょうから、そういう層へ向けて改変するのは当然か。
また、一部の名称も変更になっていますね。「狼餓→ガルニエ」、「蝙巳(こうみ)製薬→蝠巳(もりみ)製薬」とか、細かい変更はかなりあります。まあ、あまり深い意味は無く、雰囲気の問題だとは思いますが。
それと、設定の変更もいくつかありますが、特に気になるのが津那美の年齢が81歳から127歳に上がっていた事。これは描き下ろしの方を読むと何か意味があるのではないかと思えるのだけど、現時点ではちょっと分からないなぁ……。
そして、作画面での変更ですが、背景など分かりにくい部分での変更が殆どで、普通に読んでいるとまず気が付きません。ただ、1箇所だけ分かり易く人物が描き直されていたのですが……、
絵が違いすぎて吹いた。少しは昔の絵を真似る努力をしろよ!(笑)
まあ、これを見るとあまり絵に修正を加えなくて正解かな……と思います。つか、この作者の絵は『支配者の黄昏』の頃がベストだなぁ……と感じる。今も下手では無いのだろうけど、作画から感じられる「勢い」は確実に衰えているように思えてならない。
さて、肝心の描き下ろし部分ですが、割と謎だらけです。冒頭に出てきた老人は誰なのか?……というのもあれですが、最大の謎は時代設定。
津那美が能力を最初に発現させた時の物と思われるエピソードがあるのですが、これがどう見ても現代の日本。そして、当時の彼は14歳なんですよねぇ。そして、『火閻魔人』の舞台も一見現代の日本。なのに津那美は自らの年齢を127歳と言っています。
これはどう解釈すればいいのだろうなぁ……。『火閻魔人』の時代設定が現代に見えて実は未来だったとも考えられますが、『火閻魔人』に登場している人物が、描き下ろしの方にも登場しているので、そんなに時間が経過している感じてもないんだよなぁ……。
となると、津那美は前世の記憶を持っていて、前世と合わせてトータルで127歳と言う事なのかな? たぶんそういう事なんだと思いますが、ハッキリとはしませんね……。
ともかく、読み切り部分は更に謎を増やしただけなので、このまま終わりにはして欲しくないですね。それにラストシーンも、むしろこれから物語が始まるような感じになっているので、ファンとしては是非とも新作を期待したい所です。
じゃ、今日はここまで。
まあ、いずれにしても私が地上デジタルに移行する予定は全くありませんがねぇ。そちらにお金を使うぐらいなら、もっと優先的に買い換えたい物があるし(パソコン・眼鏡・DVDプレーヤー……等々)。つか、地元ではまだ地デジは受信できない筈なんだよなぁ……。地デジ移行を呼びかけるより、まずは全エリアをカバーするのが先だろ……。
さて、今日は水曜日で『サンデー』と『マガジン』の発売日なのですが、月曜日が祝日だった関係で入荷が遅れている筈なので(確認しには行ってない)、ネギま!などの感想は明日以降にします。
そんな訳で、今日は最近買った本について語りましょうか。今回はこの作品について。
●火閻魔人(奥瀬サキ)
以前も一度語っているのですが復刻版が出たのでもう一度。本当は買わないつもりだったのですが、描き下ろしがあるという事でつい買ってしまいました。
で、内容ですが、かつて白泉社から出ていた『火閻魔人』と、新書館から出ていた『支配者の黄昏』の2冊文の原稿へ、更に15ページほどの描き下ろしを加えた物が収録されております。
2冊分をまとめていますから460ページ超の分厚さで、それだけに1000円もします。でも、元の2冊を当時の価格で買うと合わせて1300円以上もするので、それから比べれば安いものでしょう。
次に作品についての変更点。両作品とも20年程過去に発表された物なので、時代や読者層の変遷に合わせて台詞や設定などが大幅に変更されている部分がありますね。
特に『火閻魔人』の方は「少年漫画」らしさを極力排除する方向で変更が加えられているように感じます(※『火閻魔人』は一応少年誌に掲載)。
まあ、当時の読者はもういい大人ですし、新規の読者もこのようなマイナーな作品に手を出すのはある程度年齢が高めの人でしょうから、そういう層へ向けて改変するのは当然か。
また、一部の名称も変更になっていますね。「狼餓→ガルニエ」、「蝙巳(こうみ)製薬→蝠巳(もりみ)製薬」とか、細かい変更はかなりあります。まあ、あまり深い意味は無く、雰囲気の問題だとは思いますが。
それと、設定の変更もいくつかありますが、特に気になるのが津那美の年齢が81歳から127歳に上がっていた事。これは描き下ろしの方を読むと何か意味があるのではないかと思えるのだけど、現時点ではちょっと分からないなぁ……。
そして、作画面での変更ですが、背景など分かりにくい部分での変更が殆どで、普通に読んでいるとまず気が付きません。ただ、1箇所だけ分かり易く人物が描き直されていたのですが……、
絵が違いすぎて吹いた。少しは昔の絵を真似る努力をしろよ!(笑)
まあ、これを見るとあまり絵に修正を加えなくて正解かな……と思います。つか、この作者の絵は『支配者の黄昏』の頃がベストだなぁ……と感じる。今も下手では無いのだろうけど、作画から感じられる「勢い」は確実に衰えているように思えてならない。
さて、肝心の描き下ろし部分ですが、割と謎だらけです。冒頭に出てきた老人は誰なのか?……というのもあれですが、最大の謎は時代設定。
津那美が能力を最初に発現させた時の物と思われるエピソードがあるのですが、これがどう見ても現代の日本。そして、当時の彼は14歳なんですよねぇ。そして、『火閻魔人』の舞台も一見現代の日本。なのに津那美は自らの年齢を127歳と言っています。
これはどう解釈すればいいのだろうなぁ……。『火閻魔人』の時代設定が現代に見えて実は未来だったとも考えられますが、『火閻魔人』に登場している人物が、描き下ろしの方にも登場しているので、そんなに時間が経過している感じてもないんだよなぁ……。
となると、津那美は前世の記憶を持っていて、前世と合わせてトータルで127歳と言う事なのかな? たぶんそういう事なんだと思いますが、ハッキリとはしませんね……。
ともかく、読み切り部分は更に謎を増やしただけなので、このまま終わりにはして欲しくないですね。それにラストシーンも、むしろこれから物語が始まるような感じになっているので、ファンとしては是非とも新作を期待したい所です。
じゃ、今日はここまで。