江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

小さき勇者たち

2006年11月07日 18時08分53秒 | ガメラ
 ども、目が覚めたら陽が沈んでいた江戸です。冬になると日照時間が短いので、夜型人間は日光と縁遠くなります。まるで吸血鬼のような生活ですな。


 さて、今日は先日買ってきたDVDの感想です。

     
     小さき勇者たち -ガメラ-

 え~、私は『ガメラ2 レギオン襲来』が最も好きな映画だと言うほど、平成ガメラ三部作のファンです(昭和シリーズはそうでもない)。そんな訳で、ガメラシリーズの最新作である本作も楽しみにしていて、DVD化したので早速買ってまいりました。ただ、劇場で観た人達は「怪獣映画としては微妙」という評価をしていたらしいので、過度な期待はしないで観てみました。

 ん~、確かに怪獣映画としては地味ですよね。平成ガメラ三部作のように迫力のある空中戦や火球等の撃ち合いもほとんどありませんし、怪獣の圧倒的な力に翻弄される自衛隊の活躍もありません。この辺を期待して観ると間違いなく肩透かしを喰らうでしょう。

 でも、監督自身が「怪獣映画としては作っていない」というような発言をしていたらしい事を、何処かの掲示板で見た記憶があります。そして、その監督の発言はおそらく正しいのでしょう。
 だって、これは「動物映画」ですから! 全体的にガメラ=トトと少年達の心の触れあいを主眼として描かれていますから。特に前半部分はトトの可愛さで溢れています。ああんもう、トト可愛いよトト! いや~前々からリクガメを飼ってみたいと思っていたのですが、その想いが更に強まりました。こういう感情が湧いてくるのは、本作が確実に動物映画である事の証明です。

 そんな訳で、従来からのガメラのファン層には期待はずれな部分もあるかもしれません。しかし、だからと言ってそれほど大きな不満がある訳でもありません。確かに怪獣映画としては全体的に物足りない物がありますが、冒頭でガメラがギャオス4匹相手に死闘を演じ、最終的に自爆して相打ちになると言うシーンで、平成三部作のファンとしてはある程度満足しました。

 それに、最後までそれほど飽きずに観られたので、普通の映画としても合格点でしょう。まあ、多少ストーリー展開に首を捻る部分もありますけど。特に終盤での「赤い石リレー」は最大の突っ込みどころでしょうね。でも、「子ども向けの映画」という事を考えれば、その辺も許せます。

 なにより、一応感動もさせて貰いましたし。もう、トトが初めて回転しながら空を飛ぶシーンにはたまらなく感銘を受けました。あまつさえ、思わず涙ぐんでいる私は、たぶんどこか病気だと思います!(笑)
 でも、それほどまでに自分が「ガメラ好き」だという事を改めて再確認させられましたし、それだけでもこの作品を観た価値はありました。

 ともかく、なんだかんだ言いつつも楽しめたので、今回の路線のままでも良いから新作を期待したいものです。いや、マジで!


 じゃ、今日はここまで。

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2 コメント

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こんにちは。 (ガメラ医師)
2006-11-10 19:08:23
 突然のコメントで申し訳ありません。
 私は本記事にTB致しました「ガメラ医師のBlog」管理人のガメラ医師と申します。ガメラ関連エントリーの収集Blogを更新しております。
 検索中にこちらの記事を拝見し、拙Blogにて引用・ご紹介させて頂きましたので、ご挨拶に参上した次第です。
ユーモア溢れる語り口に感動いたしました。
 差し支えなければ拙Blogもご笑覧頂ければ幸いです。
長文ご無礼致しました。これにて失礼します。
返信する
Unknown (江戸まさひろ)
2006-11-11 00:17:08
ガメラ医師様

コメント&記事の紹介有り難う御座いました。
早速あなた様のBlogも拝見いたしました。
沢山の感想が紹介されていて嬉しく思います。やはり自分の好きな作品に対して、他の方々がどのような評価をくだすのか気になりますからね。沢山の意見を読むことが出来てよかったです。
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