江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

電子妖精アバタモ☆エクボ&カルドセプト他の思い出。

2012年04月17日 23時01分55秒 | 漫画レビュー
 ども、天気が悪いとよく眠れる江戸です。気圧の関係で身体機能が落ちている所為もあるのかもしれないけれど、単純に「暗いから」というのもあるのだろうな……。朝方に就寝する事も多いのだけど、天気が良い日はやっぱり眩しいのか、眠りが浅い……。アイマスクを使った方がいいのかしら……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、昔の作品について語ってみましょうか。


●電子妖精アバタモ☆エクボ(こやま基夫)

     

     

     
 20年ほど前に『週刊ファミコン通信(現:ファミ通)』に連載されていた作品。タイトルは昔からある言葉の「あばたもえくぼ(愛すれば欠点まで好ましく見える)」と、「アバター(分身・化身。現在では主に仮想空間上で操るキャラクターを指す)」をかけているのでしょうかね。「アバター」は最近になってようやく定着してきた感がありますが、そういう意味では先見性があるというか……。

 で、内容ですが、電子妖精のアバタモ☆エクボが当時のゲームキャラや世界観等を実体化させて騒動を起こすという感じのコメディでした。まあ、プレイした事が無いようなマイナーなゲームのネタを使われると途端について行けなくなる事もありますし、子供には絶対に理解できないような世界情勢などのネタなども入っていましたがね。

 その上、ゲームネタだけではアイデアが続かないのか、途中で殆どオリジナルに近い長編展開をやる事もありました。特に最終巻の3巻はほぼ一冊丸ごとロボットアクション漫画だと言ってもいいかもしれん。その辺はちょっと好き嫌いが分かれそうですねぇ。

 それでも、昔遊んでいたゲームのネタが出てくると懐かしいし、その時代の空気等を知る上でも貴重な資料になる作品だと思います。改めて読んでいて、「あばばば」と今でもネット等で使われているような言葉も出てきていてちょっと驚いたわ(まあ用途は違いましたが)。

 ちなみに全編フルカラーです。


 そしてゲーム繋がりでこんな作品の話も。

●カルドセプト(かねこしんや)

     
 ゲームのコミカライズ版。まあ、私はゲーム版をプレイした事が無いのだけど、かねこしんやが好きだったので読んでいた作品ですね。

 内容はカードでモンスターを操ってバトルをするという物ですが、おそらく最も有名な部類のカードゲームである『遊戯王』のような感じではなく、どちらかというとカードはRPGにおける召喚魔法に近い扱いですよね。そういう意味でもこれは正統派のファンタジー作品であり、その世界観を作者の素晴らしい作画で再現しています。

 ただ、作者の体調不良によって連載が中断したまま掲載誌も消滅してしまった今、完結する見通しは今のところ無いので、個人的に一番盛り上がった過去の大戦争のエピソードが載っている2巻までしか手元には残していません(実際には6巻まで出ています)。でも、久々にギルドマスター (人外ロリババァ・恐ろしいイカ娘的な何か)の姿が見たくなったので、続きが読みたいような気も……。


 ついでに、かねこしんやの別作品も。

●超高機動警察ヴァーミリオン(まんが・かねこしんや 原作・山本剛)

     
 ロボ娘警察漫画。ロボ娘による警察物は意外と珍しいジャンルてあるような気がする(サイボーグならまだしも)。最近のロボ娘は、メイド(もしくは家電)ロボか、軍用兵器のどちらかの場合が多いからなぁ。
 それはさておき、この原作者とのコンビはラノベの『クロックワーク』シリーズでもお馴染みでした。そういえば、あちらもロボ娘物だったっけか? 内容は殆ど忘れちゃったけど、キャラが結構好きだった事だけは覚えている。


 そしてもう一冊。

●イラストガレージ(かねこしんや作品集)

     
 イラスト集的な物。前述した『クロックワーク』シリーズの挿絵も掲載されています(しかし、モノクロイラストが収録されていないのが残念)。ただ、カラーページは全体の三分の一程度で、残りのモノクロページの多くは読み切り作品で占められている為、短編集と呼んだ方が近いような気がしないでもない(ただ、サイズ・価格的にはやっぱりイラスト集っぽい)。いつか2冊目が出せるようになればいいなぁ……。



 じゃ、今日はここまで。
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2 コメント

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Unknown (エレイピア)
2012-04-19 11:26:11
あー、アバタモエクボ。
作者の別作品(おざなりダンジョン)を読んでいた絡みで買って読んだ様な?
ただ、罹災したものの中に入っている筈なので(数万冊単位全部のタイトルは流石に暗記できませんが、タイトルを出されて持っていたかいなかったか、程度なら何とか)今は何処かに処分されているでしょうけれど。

と言うか、どちらかと言うとマイナー特集?
私は結構好きそうな作風だったり、確かカルドセプトは制作者に知り合いが居た筈だったりとか色々ですが。
(どうでも良いですが何故最近のゲームや音楽って、沖縄か北海道から良作が出て来るのでしょう?
やっぱ東京は、二匹目のドジョウをどうしても狙ってしまうと言う事でしょうか?)

後、この頃のパソコン通信をガンガン使っていた漫画家の方々って、職が職だけあってか、攻殻機動隊に負けない発想の漫画も割とあった覚えがあります。
知名度と完成度で、当時、攻殻に勝てるものはなかっただろうとも思いますが。

では失礼します。
Unknown (江戸まさひろ)
2012-04-19 21:55:57
エレイピア 様

>作者の別作品(おざなりダンジョン)を読んでいた絡みで買って読んだ様な?
そっちの方が有名かもしれませんね。

>どうでも良いですが何故最近のゲームや音楽って、沖縄か北海道から良作が出て来るのでしょう?
道民は「変な方向に能力が高い」と言われる事がありますな。独特の風土の所為かもしれません。

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