江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

アナザヘヴンの思い出。

2014年06月25日 23時19分48秒 | アニメ・実写レビュー
 ども、江戸です。今日は昔の映画作品について語ってみましょうか。


●アナザヘヴン

     
 殺害した相手の脳を取り出して料理する猟奇殺人犯を追う2人の刑事を描いたSFホラー。当初は異常な嗜好を持つ人間の仕業かと思いきや、犯人が死亡後も事件は続き、何者かが肉体を乗り換えている可能性が浮上してくる……と言う話。

 そんな粗筋を読んで、もしかしたら『寄生獣』を連想する人もいるかもしれませんが、実際に原作小説でそのタイトルが出てきた事に吹いた記憶がある。原作は意外とコミカルな描写もあったんですよねぇ。でも、この映画の方は終始ハードな雰囲気かと。特に原田芳雄が演じる飛鷹刑事が渋い。……つか、この頃はまだ若いなぁ……。2011年に亡くなったのが私にとってはまだ数ヶ月前だという感覚なので、この作品もそこまで昔だとは認識してなかったんだけど、それでも14年くらい前か……。

 あと、改めて観ていて朝子役の市川実和子が乳首を出していた事にちょっと驚いた。最近の女優さんって、ベッドシーンをやったとしても、乳首を出したりするのはNGって人多くない? 場合によっては入浴シーンで身体にバスタオルを巻いているパターンすらあるし……。まあ、現在は業界全体にそういう自主規制がかかっている可能性もあるから女優個人の問題ではないのかもしれないけれど(子供に見せられないとなると、客減るだろうし)、やっぱり不自然に隠していると演技への本気度が感じられないというか……(不自然じゃない隠し方ならそれは1つの技術だから良し)。そういえば男同士のキスシーンもあったけれど、そんな風に作品全体がタブーを恐れない攻めの姿勢だったのは良いですな。ちなみに本作の劇場公開時はR15+指定だったようです(DVDには特に表記無し)。

 なんにしても、本作は良い意味で低俗な娯楽作品に徹していると思いますよ。エロ・暴力・恐怖などの要素が満載で、まさに作中に出てくる「もう一つの天国」を体現している感じ。邦画としてはかなり頑張っていると思います。ただ、敵の正体についてはぶっちゃけ理解し難いので、一般層にとってはこの辺がかなりのマイナスポイントかもねぇ。でも、LUNA SEAの主題歌は文句なく良いと思うんよ。

 なお、本作にはテレビドラマ版も有りましたが、あちらは映画版と繋げる必要があるのかというくらい別物でしたし、話もよく分からなかった記憶があるな……。



 じゃ、今日はここまで。
コメント
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