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江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

ゴジラの思い出-ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃。

2013年06月20日 22時14分08秒 | ゴジラ
 ども、布団の上で転がっている事が多い江戸です。腰が完治しないと長時間を要する作業は何も手に付かないのぉ……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、ゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃

     
 相変わらず当時は他に選択肢が無かったので、定価1万円のBOX仕様。でも、あの頃はとても観たかった作品だったので、何軒も店をさがしまわってようやく手に入れた思い入れの深い一品でもあります。


 で、やっぱり色々と特典要素があるのですが、まずはメイキングDisc。

     
 今回はメイキングが2本あります。1本は監督の撮り下ろしインタビュー等が収録されています。そしてもう1本は怪獣のメイキングやスタッフの座談会等が収録されていますね。両Discともに本編よりも収録時間が長いです。


 あと、いつもの冊子。

     
 怖いよ!(笑) で、色々と解説記事があるけれど、その中には企画段階の護国聖獣の姿が!

     
 バラゴン以外は変更されてしまったけれど、こっちのヴァージョンも観たかった……。特にパランは元ネタの映画をまだ観た事が無いし……。それにしても、アンギラスはこの脚だと麒麟っぽいというか、ドドンゴ(『ウルトラマン』の怪獣。決して『ゼルダの伝説』のモンスターの事ではない)っぽいというか……。


 最後に本編Disc。

     
 平成『ガメラ』シリーズで高い評価を受けた金子修介が手がけたゴジラ作品です。これも初代ゴジラの直接的な続編として描かれていますが、設定は大幅に変更されており、ゴジラが怨霊の集合体となって事実上従来のゴジラ以上に不死身にして凶悪な存在になっています。

 そんな歴代最恐と言っても過言ではないゴジラを『とっとこハム太郎』と同時上映させた事については、擁護出来ないレベルの失策だと言わざるを得ない。よく考えるまでもなく子供が泣くのは分かるだろーがっ!(笑) 下手をするとトラウマレベルなので、更に若年層の客離れを促進させた可能性が……。ともかく、次回作の『×メカゴジラ』なら子供の反応も違っただろうに、上層部にはその辺を判断をする力も無くなっていたのかと思うと悲しいですねぇ……。

 さて、内容についてですが、平成『ガメラ』シリーズと同様に少々オカルト要素が入っています。個人的にはオカルトも好きなので気にはならないのですが、人によっては嫌う要素かもしれません。ただ、金子監督の怪獣映画は、比較的だれやすい人間ドラマのパートも他のゴジラ映画よりは楽しめると思うので、怖いのとかが嫌いでなければ初心者にもお勧めかも。

 むしろ今作ではゴジラが強すぎた所為か、終盤の怪獣パートの方がちょっと盛り上がらなかったような気がしますがね。ギドラが千年竜王化した辺りがピークだった気が。あと、防衛軍の攻撃も推進式削岩弾に頼りすぎてちょっと地味だったので、もっとミサイルとかの火力のある攻撃を使って欲しかったように思う。

 それでも、ミレニアムシリーズの中では割と不満は少なかったので、個人的には良作だと思っております。取りあえずバラゴンの健気な戦いぶりと、熱線を吐く体勢に入ったゴジラを前にしても怯まない角田信朗は必見。みんな覚悟を持って戦っているんだよなぁ……。

 ちなみに、『進ぬ!電波少年』で一時期有名だったチューヤンがチラリと出演していますが、この人は私が唯一生で見た事がある芸能人だわ……。


 それでは、次回の『ゴジラ×メカゴジラ』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出・番外編-フランケンシュタイン対地底怪獣&フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ。

2013年05月30日 22時12分02秒 | ゴジラ
 ども、特に変化もない生活を送っている江戸です。そんな訳で特筆するような出来事も無かったので、今更だけど今期アニメのベストでも挙げてみましょうか。あくまで個人的な基準で選ぶと、現時点では1位『宇宙戦艦ヤマト2199』、2位『俺の青春ラブコメは間違っている。』、3位『ゆゆ式』・『はたらく魔王さま』『波打際のむろみさん』・『よんでますよ、アザゼルさん。Z 』・『這いよれ!ニャル子さんW』・『変態王子と笑わない猫。』・『進撃の巨人』・『翠星のガルガンティア』のどれか。
 3位からは団子状態で優劣はつけられないのですが、上2つは飛び抜けていますな。『ヤマト』は一時代を作った作品のリメイクという事で貫禄の面白さですが、『俺ガイル』は会話の掛け合いの絶妙さが楽しい(あと戸塚わいい)。それと、番外として『あいうら』の絵だけは凄い好みだ……が、声優は新人すぎてフォローできないのがなぁ。つか、せめて15分枠で観たかった……(まあ、5分枠だからこそのあの作画を維持できているのだろうけれど)。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、ゴジラ映画(の関連作品)について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)

     
 『怪獣総進撃』や『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』などのゴジラ作品でもお馴染みの怪獣・バラゴンの初登場作品です。また、元々の企画段階では『フランケンシュタイン対ゴジラ』だったらしいので、そういう意味でもゴジラ映画とは深い関係があると言えます。

 物語は第2次世界大戦中にドイツから日本に運び込まれたフランケンシュタインの心臓が再生して巨人化するという物。フランケンシュタインはその巨大な姿を危険視され、更にバラゴンが人々襲った事件に関しても彼の仕業だと勘違いされた為に人間に追われる事になります。しかしそれでも彼は優しい心は失わず、人間の為にバラゴンに立ち向かう……という物です。

 とにかく、ゴジラ映画においてはどちらかというと正義の怪獣であるバラゴンが凶悪な存在として描かれています(人間を何十人も喰い殺したり)。その所為もあってか、後の作品には無い「口から光線を吐く」という能力まで持っています。まあ、それでも不死身の心臓を持つフランケンシュタインにはあえなく敗れるのですがね。

 しかし、その勝利したフランケンシュタインもこの世から姿を消す事になります。DVDにはオチが2種類収録されているのですが、一つは劇場公開版の、地盤の陥没によって地中に飲み込まれるオチ。これは地底怪獣であるバラゴンが地下に穴を掘りまくった結果だと思えばあり得なくもないですな。

 そして、海外公開版(とされていたが、実際には違うらしく、日本でテレビ放送の際に付け加えられたらしい)は、何の脈絡も無く巨大なタコが現れて、フランケンシュタインを海中に引きずり込んでしまうという物。これはさすがに唐突すぎるのでどうかと思うのですが、続編のとの繋がりを考えるとこちらが正史と言えるでしょうねぇ……(大ダコは続編の冒頭にも登場する)。



●フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ

     
 『フランケンシュタイン対地底怪獣』の続編となります……が、役者が一部入れ替わっていたり、前作の回想シーンの部分でフランケンシュタインのデザインが変更されていたりもするので(サルのように全身が体毛で覆われている)、ある意味ではパラレルワールド的と言っても良いのかもしれません。

 物語はフランケンシュタインの細胞から生まれて山で育ったサンダと、海で育ったガイラの壮絶な兄弟喧嘩って感じですね。サンダは前作のフランケンシュタインの性質を色濃く受け継いでいますが、ガイラは人間を食べる凶悪な存在と化しています。なんとなく実写版『進撃の巨人』という感じ。あと、人型怪獣の格闘シーンはまさに乱闘って感じなのですが、この辺はクエンティン・タランティーノの『キル・ビルVOL.2』でも参考にされていると言われていますね。

 なお、ガイラは『ゴジラ×メカゴジラ』等にも本作の映像の流用する形で登場していますが、他にもゴジラ映画ではお馴染みの兵器、メーサー光線(本作では「メーサー殺獣光線車」)が初登場したのも本作です。ゴジラには全く通用しない兵器ですが、本作ではなにげにガイラを追い詰めていますし、木々を切断するかのようになぎ倒している描写もあるので、実はかなり強力な兵器であった事が実感できると思います。

 そして、オチについてですが、2匹とも海底火山の爆発に飲み込まれて消滅。この辺は、『空の大怪獣ラドン』、『恐竜・怪鳥伝説』、『ゴジラ(84)』でもお馴染みのオチです。結局、人間の手に余る存在は自然の力に頼るしかないという事なのでしょうねぇ……。


 それでは、次回の『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラ×メガギラス G消滅作戦。

2013年05月08日 22時39分55秒 | ゴジラ
 ども、昨晩は『這いよれ!ニャル子さんW』の5話目を観ていた江戸です。今回はエロエロサービス回でしたねぇ。乳首とかも描かれていましたし。……真尋さんののだけどな!(笑) でも、さすがにやりすぎたのか、一部の局やネット配信ではカットされていたシーンもあったようですなぁ……。クー音がクー子に覆い被さっている所と、服の中に手を突っ込んで直接胸を揉んでいる描写はアウトなのか……。ニャル子が真尋さんに生乳を押しつけていた所の方がヤバイような気がするけれどなぁ……。なんにしても、AT-Xで無料放送していた時に録画しておいた私は勝ち組!(地元では通常放送していない時点で負け組です)


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、ゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラ×メガギラス G消滅作戦

     
 またもや発売当時は選択肢が無かった為に1万円で購入した代物。今なら半額近い値段で売っていたりするのですけどねぇ……。まあ、そのかわりに色々と特典要素もありますがね。


 まずはサウンドトラックCD。

     
 別売りのサウンドトラックCDを補完する物のようです。たぶん単品売りはしていないのでしょうし、これが無いと完全版にはならないという意味では非常にレアなアイテムと言えるのかもしれません。


 そしてメイキングDisc。 

     
 メイキングやプロモーション、そしてさとう珠緒による宣伝番組などが2時間分収録されています。作品の裏側を知りたいマニア向けの物ですね。


 あと、いつもの冊子。

     
 インタビューやデザイン画などが収録されています。内容の一部については後ほど少し触れます。


 更に何故か封入されていたテレホンカード。

     
 DVDの特典にテレホンカードって珍しいな……。つか、公衆電話が激減している現在では使い道があまり無いような……(勿論使う気は無いけれど)。


 最後に本編Disc。

     
 前作の『ゴジラ2000』とは繋がりは無く、新たな世界観で描かれています。というか、多くのゴジラ映画はパラレルワールド設定ではあるものの、基本的には1作目の続編で「2匹目のゴジラ」という設定である場合が殆どなのですが、この作品に関しては1作目の時点でパラレルな世界観を導入している為に他の『ゴジラ』作品とは原点が違うと言えます。つまり1匹目のゴジラが死なずに現在まで生き続けているという設定です。

 そんな訳で、冒頭では1作目を部分的にリメイクしており、その辺は見所かもしれません。そして、その後の歴史は現実や他作品とは大きく異なり、日本の首都が大阪になっている等の大胆な変更が加えられています。そのように新しい事をやろうとしている点については評価。

 ただ、個人的には平成に入ってからの作品では、これか『ゴジラVSキングギドラ』のどちらかがワーストかも……。とにかく、特撮の出来が微妙なのですよねぇ。一部のミニチュアセットがいつも以上に作り物っぽく見えたり、対ゴジラ組織の戦闘機がちょっとアレだったり。

     
 デザイン画を見るとそこまで酷くないかな……とも思うのですが、作中では見る角度によってはペーパークラフトにすら見えるような出来でした。予算の問題もあったのかもしれないけど、もうちょっとどうにかならなかったのか……と。そもそも、この対ゴジラ組織は全体的にちょっと『ウルトラマン』の世界の存在に見えて、『ゴジラ』という作品の世界観になじんでなかったようにも見えます。

 あと、今回のライバル怪獣のメガギラスも問題。メガギラスの幼虫が『空の大怪獣ラドン』登場したメガヌロンというアイデアは面白かったのですが、正直二番煎じの印象が強く……。昆虫系の飛翔怪獣といえば既にバトラとかがいますからねぇ。更に集団でゴジラに襲いかかる姿は『ガメラ2』のレギオンを連想させますし……。

 それでも怪獣として格好良ければその辺に目をつぶっても良かったのですが、翼の構造的な問題なのか、殆ど羽ばたかない所為で浮いている事に説得力を感じないのですよね。つか、全く羽ばたいていないのにホバリング状態だった事すらありますし。まあ、たまにはCGを駆使して高速で羽ばたいているように見せている事もあったのですが、どちらにしても動きに生物的な物が全く無くて(平行移動ばっかり)、終始作り物にしか見えなかったのが残念すぎる……。あれなら昭和時代のモスラやラドンの方がいい動きをしているよ……。

 他にも色々と納得がいかない描写が多すぎて、個人的にはちょっと楽しめない作品でした。まあ、特撮やSF考証の粗探しさえしなければ、物語はそれなりだったのかもしれませんがね。それに、出演者も割と豪華だったと思います。本編にはあまり関係無いけれど、今やテレビから完全に干されてしまったお笑い芸人の極楽とんぼ・山本圭一も出演しているので、そういう意味でも貴重。それに声優の山寺宏一もちょっとだけ登場していますよ。

 なお、音声特典としてオーディオコメンタリーが2種類収録されています(監督・特殊技術・主演と音楽・音楽プロデューサー)。


 それでは、次回は今後の予習として『フランケンシュタイン対地底怪獣』と『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』に続く。まあ、番外編ですな。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラ2000。

2013年04月14日 22時59分31秒 | ゴジラ
 ども、昨晩は『モテ福』を観ていた江戸です。これは人形と人間が会話するタイプのバラエティー番組ですが、以前北海道ローカルで放送していた『なまらお茶の間バラエティ マリモリーン!』と同タイプの番組ですな。実際、中の人は同じ福圓美里だったし。でも、さすがに水樹奈々のキャスティングまでは無理だったか……(今回は下ネタ多いしなぁ)。つか、福圓さんも『プリキュア』までやった人なんだから仕事を選べよ!(笑) あと、モテ福地蔵は声のみならず顔までもが完全に杉田智和で吹いた。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラ2000

     
 現在だと半値以下のヴァージョンのも売っているのですが、それが発売されるまでの数年間は他の選択肢も無く、ある意味仕方なしに購入したのがこの定価10000円もするという代物です。

 そんな訳で色々と特典要素も付いている訳ですが、まずはメイキングディスク。

     
 メイキング映像やインタビュー等が150分収録されています。まあ、個人的には撮影風景とかにはあまり興味が無いので観なくても構わないのですが、ディープに作品を楽しみたい人には必須ですかね。

 次に絵コンテ集。

     
 全シーンが収録されている訳ではありませんが、色々なシーンの絵コンテが楽しめます。基本的にゴジラを「絵」という形で見る機会はあまり無いのでなかなか興味深い物がありますし、登場人物も実際の役者と見比べてみると面白いかもしれません。

 また、これまでのDVDにも付いていたのと同様の小冊子もあります。

     
 掲載されている雛形が実際の着ぐるみよりも格好いいですな。本編もこれで観たかったかも……。


 そして本編。

     
 平成シリーズが終了し、5年ほど経過して復活したミレニアムシリーズの1作目。このシリーズは昭和シリーズや平成シリーズをリセットして、毎回独自の設定を盛り込んだ初代の続編って感じになっています(『東京SOS』だけは『×メカゴジラ』の続編だが)。

 で、本作の評価なのですが、先に作られたハリウッド版があまりにもファンの求めるゴジラ像からほど遠かった為、期待を一身に受けていました。しかし、蓋を開けてみればぶっちゃけ不評。私の持論に「宇宙人が出てくるゴジラ映画は微妙」というのがあるのですが、これも例外無くそんな感じですねぇ。宇宙人が出てくるとどうしても主役である筈の怪獣よりも「人間VS宇宙人」の構図の方に焦点が当てられてしまうので主軸がブレるのですよねぇ……。

 まあ、本作では宇宙人の姿が終盤まで出てこないので、彼らの乗り物であるUFOがある種の怪獣みたいな印象も有り、まだマシな気もしますがね。だけど、満を持して登場した宇宙人が古い火星人タイプでは、さすがに見た瞬間ずっこけるわ(笑)。

 あと、新怪獣のオルガもあまり見せ場が無くて、拍子抜けしたのも不評の要因になっているような気がします(デザインもあまり格好良くは無いし)。怪獣プロレスをやるには鈍重すぎる印象だったので、もうちょっと派手な遠距離攻撃があればなぁ……と。あれならゴジラ対UFOの戦いの方がまだ面白かったような……。

 ただ、悪いところばかりでは無く、評価できる点も勿論ありますよ。まず、コンピューターへのハッキングを扱った点は良いと思う。最近はサイバーテロ事件とかで色々と騒がれていますから、今観るとより明確に危険性が実感できて、「ようやく時代が追いついた」感がありますな(えー)。

 それと、自衛隊のたたみかけるようなゴジラへの攻撃も良かったです。過去作品を観ても通常兵器(フルメタルミサイルは微妙だが)だけでゴジラをあそこまで追い詰めた例ってほぼ無いのではなかろうか……(『ゴジラの逆襲』の氷へ埋没させる作戦くらい?)。だから、このシーンだけは個人的には高評価。しかし、これもゴジラがたまたま放射熱線を吐かなかったこそで、一発でも吐いていたら戦況は逆転していたでしょうから、ゴジラが全力を出していない感もあるのですよねぇ……。なので放射熱線を使わせた上であの結果なら文句は無かったのに。

 また、自衛隊が作戦行動をとっているすぐ側の鉄道が通常運行していたりする点はかなり大きなツッコミどころではあります(普通、安全を考えて運行を止めるだろうに……)。このように詰めの甘さが各所に観られるのが、結局作品全体の評価の低さに繋がっているのでしょうなぁ……。そういう意味では非常に惜しい作品でした。

 どうでもいいけど、主演の村田雄浩って声だけ聞いていると、『TEAM NACS』の森崎博之に似ているような……。というか、顔も微妙に似ているかもしれん。やっぱり骨格が似ると声も似るのか……。


 それでは、次回の『ゴジラ×メガギラス』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-GODZILLA。

2013年03月21日 23時11分09秒 | ゴジラ
 ども、『gdgd妖精s』の11話目を観ていた江戸です。でんがなーまんがなー吹いた(笑)。いくらキャラクターデザインが同じとはいえ、『僕の妹は「大阪おかん」』の石原浪花が普通に登場しているんだもんなぁ……。あと、予告の『けいおん!』ネタもやられたわ。劇場版三森wwwww。それとコロちゃんのキャラソンは格好いいですねぇ。あけこ万能や……。で、次回ではついに最終回か? 残念だけど、来期があるかのような台詞もあったので期待したい……。
 一方、『直球表題ロボットアニメ』の7話ですが、いきなりの前半カットで何が起きたのか一瞬分からなかったわ(笑)。で、殆どアフレ庫コーナーで終始していたのだけど、今回はフジイのテンションが何かおかしかったな……。私生活で何かあった? あと、OPとEDが変わったけれど、「自由と不自由は同じ」って深いな……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●GODZILLA

     
 『インデペンデンス・デイ』のスタッフが制作したハリウッド版のゴジラ。フランスの核実験の影響で突然変異した新種の巨大生物がニューヨークを襲うという、初代『ゴジラ』を一部踏襲したような内容になっています(ただ、『原子怪獣現わる』のリメイクと皮肉る人もいるようだが)。

 しかし、変異する前の生物が日本のゴジラが恐竜の生き残りだったのに対して、ハリウッド版はどうやらイグアナが変異したものらしく、結果として著しく形態や動き方など多くの点が本家ゴジラとは違っています。そのため、従来のファンとしてはこれを「ゴジラ」と認めたくないという人も多いでしょう。私もミサイル程度で倒されてしまうような軟弱さは「キング・オブ・モンスター」の名を冠するゴジラには相応しくないと思っています(もっとも、あれで倒せなければ収拾がつかなかった事も事実ではあるが)。

 また、後のゴジラ映画の中でも「学者はゴジラとは認めていない」と言及されたり、ハリウッド版と同タイプの怪獣「ジラ」が本家ゴジラに瞬殺されたり等、なにやらネタ的な扱いを受けていますね。この事を鑑みると、ゴジラ映画としては必ずしも成功したとは言えないと思います(※興行的には成功しているようだけど)。

 ただし、モンスターパニック映画として観るのなら、これはそこそこの出来だと思われます。ゴジラの襲撃に翻弄されながらも立ち向かっていく人々の姿は熱いですし、終盤でのゴジラの増殖は往年の名作映画『エイリアン2』を彷彿させる怖さがありました。更にゴジラとのカーチェイス(?)という、今までの怪獣映画には観られなかったスピード感のある攻防も楽しめます。あと、ジャン・レノ格好いい(笑。でも、ヒロインは酷い。あれはスクープに成功していたら果たして反省しただろうか……)。

 さて、現在はハリウッドで新たなゴジラ映画の企画が動いているようですが、今度はデザインも日本のゴジラに近くなっているようだし、ちょっとは期待してもいいのでしょうかねぇ……。そして、そろそろ日本での新作も観たいものですが、アメリカと連動して何か動かないかなぁ……。


 それでは、次回の『ゴジラ2000ミレニアム』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラVSデストロイア。

2012年09月09日 22時42分22秒 | ゴジラ
 ども、耳の調子が悪い江戸です。何故か夏場はあまり症状が出ないのだけど、冬場は頻発するので、今後が少し憂鬱……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラVSデストロイア

      
 「ゴジラ死す」……という訳で、平成VSシリーズの完結編ですね。最後という事で、初代ゴジラからの関連人物や設定が多く登場しており、ある意味原典を振り返る内容だとも言えます。

 で、今回の敵は初代ゴジラを葬った超兵器「オキシジェン・デストロイヤー」によって復活した古代生物が怪獣化したデストロイア。いくつも形態を経て成長していき、その完全体はゴジラよりも巨大であり、まるで「魔王」の如き姿をしています。外見だけならまさにラスボスに相応しい存在だったと言えるでしょう。

 しかし、今回のゴジラは暴走状態であった為に能力が強化されており、デストロイアでも追い詰める事は叶わず。その所為でメカゴジラやスペースゴジラの方が強敵だったという印象になっているかもしれません。しかも、最終的にデストロイアは人間の兵器に撃墜されて最後を迎ていますしねぇ……(まあ、これは「人間GJ!」と言うべきか)。

 そんな訳で、結果的に本作ではゴジラとデストロイアの戦いよりも、やはりゴジラの「死」がメインの要素になっています。それはゴジラの体内の核エネルギーが暴走状態になった為に核爆発かメルトダウンを起こす危険性が高まるという、現在の日本ではなかなか笑えない内容でした。当初は「最悪の場合は世界滅亡か?」という状態でしたが、被害を最小限にした人間達の頑張りは見所であり、今回大活躍の「スーパーX3」は、リアルに存在して欲しい兵器ですな(原発事故を想定して建造されているので、超低温レーザー砲が装備されている)。また、スーパーX3に搭乗している黒木特佐の「これで来年度の予算はゼロだな。来年があればだが」は名言。

 ともかく、ゴジラは自爆に近い形で最期を迎えましたが、結局他の何者もゴジラを殺す事が出来なかったので、ついぞ最強のまま終わったとも言えます。そういう意味では悪くない最期だったのかもしれませんねぇ……。それに、一応ゴジラの存在を受け継ぐ者もいましたしね(あのリトルがどうやったらあんなに凛々しくなるのか……。笑)。とはいえ、このシリーズの直接的な続編は未だに作られてはいないので、いつの日か作られる日が来るといいなぁ……と思います。

 
 それでは、次回の『ハリウッド版ゴジラ』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラVSスペースゴジラ。

2012年08月17日 22時47分43秒 | ゴジラ
 ども、夏の終了を感じている江戸です。北海道では今日から多くの学校で始業式だそうで、そんなニュースを観ていると夏の終わりを実感せざるを得ませんねぇ……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラVSスペースゴジラ

     
 当初は前作の『ゴジラVSメカゴジラ』で一旦シリーズが終了する予定だったらしいけれど、急遽続編が決まったとかで制作された作品のようです。その所為なのかは分かりませんが、ミニチュアセットとかがちょっと微妙な出来であるような気がしないでもなく……(特にアステロイドベルトや福岡の結晶体とかがいかにも作り物っぽくて……)。あと、リトルゴジラが完全にぬいぐるみみたいになっているのが残念。あのスマートなベビーがどうしてこんな事に……。

 また、ストーリーの面ではカットしても物語に支障が無い展開が多く(誘拐事件とか)、それならばもっと「人間対怪獣」の構図に焦点を当てて欲しかったと思います。とはいえ、個人レベルでゴジラに立ち向かうというのは無理ゲー過ぎてちょっと……。それよりは政府や軍組織内でもう少し現実味のあるゴジラ対策をして欲しかった。実際、通常兵器による怪獣との戦闘シーンが殆ど無かったので若干物足りなかったのですよねぇ……(終盤での超兵器の活躍は燃えるのですが)。

 さて、今回の敵は宇宙に放出されたゴジラ細胞から誕生したスペースゴジラです。ある意味「ゴジラVSゴジラ」という夢の同キャラ対決なのですが、それは『VSメカゴジラ(もしくは『対メカゴジラ』)』もそうだと言えますし、その直後の作品という事もあってそれほどインパクトは無かったように感じます。そもそも、「なんでこいつら戦っているの?」という所もあって(ビオランテの時のように同じ細胞を持つ同士で引き合った結果なのだろうけれど、作中では特に説明されてなかったような気がする)、ゴジラのライバルとしてはキャラが弱いような気がしないでもない……。

 いや、怪獣としてはかなり強いので、そういう面では魅力があるのですけどね? 重力を操ってゴジラをぶん投げたり、自分の都合の良いように地形を結晶体へと変化させて、そこから無限にエネルギーを供給させたり、ミサイルのように撃ち出したり……。その能力はなかなか面白い怪獣だったと思いますし、おそらく『VS』シリーズの中でもトップクラスの強敵である事は間違いありません。

 しかし、どちらかというとメカゴジラの後継機と言える「対ゴジラ作戦用飛行型機動ロボット(Mobile Operation Godzilla Expert Robot Aero-type)」通称モゲラの方が個人的には好き(実際、一部のファンの間でも大人気だとか)。だって、合体変形するんですよ!?(しかも宇宙にも行くし) メカゴジラではその辺のギミックが中途半端でしたが、こちらは巨大合体変形ロボとしての条件を完全に満たしていたと思います(ただし、デザインのモチーフはモグラだけどな!w)。まあ、贅沢を言えば、もうちょっとドリル攻撃を活用して貰いたかったと思いますけどね。ドリルは漢の浪漫だわ。

 ちなみにモゲラは元々『地球防衛軍』という作品に登場した宇宙人が製造したロボットでした。実はそちらの方は観た事は無いのだけど、モゲラのデザインだけは知っているので、今作とのデザインの違いには結構驚いた記憶がありますね。


 それでは、次回の『ゴジラVSデストロイア』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラVSメカゴジラ。

2012年07月17日 21時53分27秒 | ゴジラ
 ども、脚が冷える江戸です。本州の方は暑かったらしいけど、こちらの夜はまだまだ涼しい……。裸足だとちょっとキツイなぁ……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラVSメカゴジラ

     
 前作までは作中に反核や環境保護などの強いテーマ性が盛り込まれていましたが、今作ではその辺のテーマはあまり目立っておらず(一応種族間の共生とかあるようだが)、純粋に娯楽作品として作られているように感じます。そんな訳で、前作の『VSモスラ』に引き続いて人気怪獣のメカゴジラが復活し、その魅力がタップリと描写されています。話の大筋は、ゴジラの脅威に対して、人類の英知を結集して作り上げた巨大ロボット兵器・メカゴジラで対抗するという単純明快な内容になっております(サブの方では色々な要素はあるけどね)。

 で、本作の主役とも言えるメカゴジラですが、個人的には初代が一番好きなのでデザインや装備には若干の不満があります。やっぱり私は、無限とも思えるほどの凄まじい弾幕を張れる初代が好きなので、本作のメカゴジラにはミサイル成分がちょっと少ない気がして物足りないのですよ。

 しかし、本作を観て育った世代の人だと、このメカゴジラが一番だという声も多かったりします。実際、冒頭の格納庫内でのメカゴジラのシーンは、BGMの良さも相俟って異常にテンションが上がる格好良さでした。また、その実力も故障とかさえ無ければゴジラを完封出来そうなくらい圧倒的な強さを誇っていて、やはりゴジラにとっての真のライバル怪獣はこのメカゴジラだと再認識させられます。

 あと、本作では久々にラドンも復活しています。昭和シリーズの中盤くらいまでは準主役クラスの怪獣でしたが、いつの間にか姿を見せなくなった存在ですね。たぶん同じく初期から活躍しているモスラと比べると華が無いのでしょうな……。しかも、かつてはゴジラと対等に戦えるくらいの強キャラだったのですが、今作ではゴジラの添え物っぽい感じに……(ゴジラの逆転勝利には著しく貢献はしたけれど)。熱線を吐き出せるようになったので昭和シリーズよりは強くなっている可能性もあるのですが、いかんせん他が強すぎた……。結局、『ファイナルウォーズ』まで再びラドンは姿を消す事になったのでした。

 また、今作ではゴジラの義理の息子と言えるベビーゴジラも登場していますが、子供受けを狙って可愛く作ろうとした結果、着ぐるみ感が凄い事になっているので、個人的には劇場公開当時からあまり好きではありませんでした(でも、次作のリトルゴジラよりはかなりマシか)。不細工でも昭和時代のミニラの方が生物っぽくて愛着を感じます。

 なお、『VSシリーズ』の告知用ポスターは、絵柄と内容のイメージがかけ離れている事で有名なのですが、その最たる物が本作のポスターです。

     
 デザインが全く違うし、メカゴジラが合体変形するのではないかとも思える絵柄ですよね……(実際に本編中でも飛行ユニットと合体はするけれど、変形と言える程の大きな変化は無く、それほどイメージは変わらない)。
 たぶん、デザインとかが固まっていない時点で描かれた物である為にこういう事になっているのだと思いますが、「騙された」と思った人も多いのだろうなぁ……。いや、格好いい事は格好いいのですけどね? それだけに本編中で再現されていないのが惜しいと言うか……。


 それでは、次回の『ゴジラVSスペースゴジラ』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラVSモスラ。

2012年06月24日 22時36分43秒 | ゴジラ
 ども、『ダークナイト』を観ている江戸です。以前BSで放送していたのを観ているのですが、その時は吹き替え版じゃなかったので、他の作業をしながら観ていたら内容があまり頭に入っていなかった……。でも、今回は吹き替え版なので、前回よりは内容が頭に入りそう……。あと、大塚芳忠の声のジョーカーを他と比べてどうという事は抜きにして楽しんでいますよ。


  さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラVSモスラ

     
 平成シリーズ最大の観客動員数を誇る作品ですね。それも当然で、今回のゴジラの対戦相手となるモスラ自身が、平成『モスラ』三部作(これについてはまたいつか)等で主役をはるだけの人気怪獣ですから(しかも女性人気も高いと聞く)。また、今観ても特撮の出来が悪くない印象なので、ヒットするのも納得です。

 ただ、個人的には今作のモスラは生物感が無くて、ぬいぐるみっぽい所があまり好きではなかったりします。つか、昔から成虫よりも幼虫の方が好き。勝ち目が無いのにゴジラに立ち向かう姿を見て、思わず「幼虫にげてー!!」ってなります(笑)。だけど、そんな幼虫でも街中に出現するとゴジラに匹敵するくらいの被害をだしていたりするのだから凄い……。

 そして、今作ではもう一匹の怪獣が登場。それがモスラの亜種とも言えるバトルモスラ=通称バトラ。地球環境を脅かす文明を滅ぼす為に生み出された怪獣で、地球環境の変化に伴って復活……と、この辺の設定は平成『ガメラ』シリーズのガメラやギャオスへと受け継がれているような気がします。そういえば、冒頭の隕石落下シーンも『レギオン襲来』を連想させますな。まあ、この『VSモスラ』でも『インディー・ジョーンズ』に影響を受けたと思われるシーンもあるけれど。

 ともかくこのバトラ、単体でもかなり強い上に、当初は敵対していたモスラとも共闘するのですから、ゴジラもたまったものではありませんな。つか、モスラがゴジラと戦う時は大抵味方がいるのだからズルイ(笑)。

 なお、本作のテーマは環境問題ですが、この辺は昭和シリーズで何度も取り上げられている要素ですし、現代にも通じるテーマですね。それだけ根深い問題だと言えるのかもしれません。

 それでは、次回の『ゴジラVSメカゴジラ』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラVSキングギドラ。

2012年05月20日 23時05分50秒 | ゴジラ
 ども、録画したアニメを観ていた江戸です。昨晩は体調が悪くてダウンしたので(吐いた)、深夜アニメをリアルタイムで全部観る事が出来なかった……。まあ、体調云々抜きでも深夜3時くらいは厳しいですが……。
 で、現在はテレビで放送中の『プレデター』を観ているのですが、参加声優陣の中に青野武さんが……。新規の声を聞く機会はもう無くなってしまいましたが、このように過去の作品でなら声を聞く機会が多いのは嬉しいですね。……って、あ。これを書いたタイミングで演じていたキャラが退場しちゃった……(´・ω・`)。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラVSキングギドラ

     
 この作品は……実を言うと、私が全シリーズの中で唯一存在を忘れた作品です。一度テレビで放送された物を観ていた筈なのですが、後にDVDが発売されるまで存在を完全に忘れており、DVD発売時に「え?そんなのあったっけ!?」と驚いたという……。ゴシラのライバルとして有名な人気怪獣の名を冠している作品なのに忘れるというのも不思議な話ですが、どうやらテレビ放送がされた当時の私の趣味に合わなかった事が原因のようです。

 実際の所、本作は「平成VSシリーズ」の中でも異色作だと思われます。前2作まではリアル(というとちょっと語弊があるような気もしますが)路線だったにも関わらず、本作ではいきなりUFOという胡散臭いのが出てきますからねぇ。「UFOが出てくるゴジラ映画は微妙なのが多い」というのが私の持論。で、そのUFOの中から現れたのは未来人であり、彼らから提供されたタイムマシーンで過去に戻ってゴジラの誕生を阻止する……という奇想天外な内容になっております。

 結果、タイムパラドックスが凄まじい事になっていたりするのですが、過去の私はその辺が受け付けなかったらしい(現在でもあまり好きだとは言えない)。まあ、見方を変えればネタ映画としては秀逸で、爆笑物のシーンもあったりしますがね。特にアンドロイドの走り方は必見。

 一方で平成シリーズの中でも特に強烈な反核のメッセージが込められているという面もあり、「ゴジラに原発を破壊されて日本全土が汚染される」という現在となってはかなり笑えない未来像も提示されています。その辺を注目して観るとなかなか悪くないストーリーだと今なら思えます。

 なお、本作はゴジラの誕生秘話という感じになっていますが、同時にキングギドラの誕生秘話にもなっています。で、このギドラはゴジラに敗北した後、サイボーグに改造されてメカキングギドラとして登場しますが、サイボーグ怪獣ならガイガンという既存の怪獣も存在するので、ガイガンの誕生秘話にしても良かったのではないかと思う今日この頃(ガイガンにはギドラの近似種説もあるし)。

 いずれにしても、このメカキングギドラが後に登場するメカゴジラを製造する為の技術に繋がっていくので、そういう意味では意外と重要なエピソードとなります。が、その辺の詳細が分かるのは次々作の話ですね。


 それでは、次回の『ゴジラVSモスラ』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラVSビオランテ 。

2012年04月15日 22時46分15秒 | ゴジラ
 ども、今朝は『妖狐×僕SS』を観ていた江戸です。昨晩は裏番組を観ていたので録画したのを観ていたのですが、BSの方でもようやく最終回ですねぇ。物語の主軸とも言える転生展開をやらずにどうオチをつけるのかと思っていたのですが、恋愛物として無難にまとめた感じですな。手紙関連の話は思わず涙腺が刺激されてしまったぜ……。年を取ると涙もろくなるなぁ……。
 しかし、今回は無難に終わっているだけに、2期があったとしたらその内容には驚く人も多いだろうなぁ……。ある意味では文字通り別物ですし……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラVSビオランテ

     
 前作の『ゴジラ(1984年)』の直接の続編ですね。おそらく平成になってから作られたゴジラ映画の中でも屈指の人気作で、私個人としてもVSシリーズの中では一番好きな作品かもしれません。

 で、昭和のシリーズも2作目から「ゴジラと怪獣の戦い」がメイン要素になったのと同様に、平成シリーズも本作から怪獣同士の戦いがメイン要素となっています。そして、今回のお相手は新怪獣のビオランテ。ゴジラと人間と植物の細胞を掛け合わせて生まれた怪獣ですが、VSシリーズの怪獣としてはそんなに強くない印象。ただ、ゴジラを上回る巨体と、そのデザインの格好良さから人気はトップクラスの怪獣だと思われます。あの巨体でゴジラに突進していくシーンは実に迫力があって良し。

 ただ、先にも記している通り、ビオランテの強さについては疑問符がつくところがあって、どちらかというとゴジラを撃退できたのは人間達の功績が大きいように思います。そして、怪獣映画においてはそういう要素が強い方が確実に面白いのですよねぇ。取りあえず、『ドラゴンクエスト』シリーズの音楽で有名なすぎやまこういち氏の軽快な曲をバックにゴジラと戦う対ゴジラ兵器「スーパーX2」は作中でも屈指の見所。また、ゴジラとの戦いの中で殉職した権藤一佐のシーンは、演じていた峰岸徹亡き今、涙無しでは語れませんねぇ……。

 なお、前作のにロインとして出演していた沢口靖子が別の役で出演しているので、初心者は混乱するかもしれませんが、ゴジラ映画にはよくある事なのであまり気にしてはいけない(笑)。あと、彼女の顔が昇天していくシーンはシリーズでも有名なネタシーン扱いされているんだけど、個人的には子供とも言える年齢の時に観た所為なのか、そんなに笑えるって事も無いのですけどねぇ。まあ、冷静になって考えてみると、空に巨大な顔が登っていくのは相当珍妙な光景だとは思いますがね……。

 あと、平野俊弘によるコミカライズ版も存在していましたが、今私の手元に残っていない事を激しく後悔……。また読みたいなぁ……。


 それでは、次回の『ゴジラVSキングギドラ』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラ(84)。

2012年02月18日 22時31分16秒 | ゴジラ
 ども、昨晩の深夜はテレビで放送していた『青の炎』を観ていた江戸です。一応原作を読んだ事はあるのだけど、ラストシーン以外は忘れていたので、どういう話だったのか思い出せてスッキリ。ただ、トラックに突っ込んだ後のシーンはちょっと蛇足だと感じた(あれって原作には無かったよね?)。個人的にはあのまま問答無用で終わらせてしまった方が、むしろ余韻が感じられて良かったと思う。
 それにしても、原作者の貴志祐介って当時はホラーばっかり書いているイメージがあったので、『青の炎』では「こういうのも書けるのか」と、ちょっと意外に思った記憶があります。『天使の囀り』と『クリムゾンの迷宮』はかなりシャレにならないグロ内容だったからなぁ……。まあ、『黒い家』は大竹しのぶの怪演のおかげで映画の方が怖かったけど……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタがありません。『SQ.19』はやっぱり入荷していないかぁ……。『ジャンプSQ.』は発売日に入荷するのに、『SQ.19』は2日遅れの入荷がデフォなんて訳が分からないよ。まあ、今回の場合は仮に発売日に入荷予定だったとしても、大雪で遅れた可能性が大だけど。
 ともかく、今日は久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラ(1984年版)

     
 『メカゴジラの逆襲』で一旦終了したシリーズですが、9年の時を経て復活。この作品自体は昭和の物ですが、後の平成シリーズの一作目にあたる作品でもあります。ちなみに私が劇場公開当時に映画館にてリアルタイムで観た唯一のゴジラ映画。なので、シリーズ中でも特に思い入れの強い作品です。

 で、本作は原点回帰をはかっており、昭和シリーズ後期における人類の味方の正義の怪獣としてではなく、人類にとって絶対的な敵として恐怖の対象で描写されています。実際、世界大戦の引き金にもなりかけていますし、たった一匹で世界中を大混乱に陥れています。つか、近年のあの大事故の所為で、ゴジラのヤバさがより実感を伴って伝わってくるシーンが存在するので、ある意味ではシリーズ中で最も恐ろしいゴジラかもしれません。まあ、公開当時の私が一番怖かったのは、巨大フナムシの怪物・ショッキラスと、その犠牲となってミイラ化した漁師さんの姿でしたがね。

 そんな訳で、昭和シリーズ(特に子供向け路線)はリセットされており、完全に無かった事にされています。なので、本作は一作目の直接的な続編となっていて、30年ぶりに出現した2匹目のゴジラが日本を襲撃するという内容となっています。近代の発展した都市の中で暴れるまわるゴジラと、そんなゴジラに英知を結集して挑む人々の姿が見所です。

 まあ、近代兵器では殆ど歯が立たないのですけどね……(おそらく数百人単位で殉職している方々の姿に思わず涙が……)。ただ、映像としてはミサイルの命中率は上がっている気がする(笑)。昭和シリーズだと明後日の方向に飛んでいく事がかなりあったけど、それと比べると本作では驚くほど外れが少ないです。それと、個人的には首都防衛移動要塞スーパーXがかなり好きなので、これの勇姿も是非観ていただきたい。勿論、最終的には負けますが……つдT)。

 また、ゴジラと相対する日本政府の対応も見所の一つだと思います。近年の災害対策とかにも被る描写もあって、当時から色々と想定していたのだろうなぁ……と、感心させられます。その一方で、情報規制をした結果、被害を拡大させたりしているという初動の失敗はなかなか笑えない物がありますが……。それでも、ゴジラ対策にあたる三田村首相は、諸外国には言うべき事はちゃんと言うし、決断も早くてリーダシップもあったので、現実の政治状況から比べれば非常に羨ましい人材だったと感じますねぇ(なにせトップ同士の話し合いでアメリカとソ連を黙らせたくらいだし)。

 ともかく、シリーズの一作目として独立した話にもなっているので、ゴジラ映画を初めて観る人にはオススメかもしれません。勿論、出来れば初代を観ておいた方が良いと思いますし、シリーズのオマージュと思われる描写も多いので、他のシリーズを観ていた方が楽しめるのも事実ですけどね。特に照明弾に反応するゴジラについては、『ゴジラの逆襲』における「ゴジラは光を憎む」という設定を知ってようやく合点がいった感じ。

 それでは、次回の『ゴジラVSビオランテ』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-メカゴジラの逆襲。

2012年01月15日 23時38分41秒 | ゴジラ
 ども、昨晩は『偽物語』を観ていた江戸です。このシリーズを観るのは初めてなのだけど、なんだか『さよなら絶望先生』を観ているような気分になるのはたぶん気のせいではないな(笑)。つか、真宵に対する阿良々木の接し方がガチ過ぎる。ありゃあ、ホンマモンのロリじゃないですか……。
 あと、『僕は友達が少ない』も観ていたけれど、「天馬と書いてペガサスと読む」に吹いた。正直、今まで内容がちょっと微妙だと感じていただけに、始めて面白いと思ったネタがこんなキラキラネームネタだなんてちょっと悔しい……。というか、あの親父さんとステラさんのコンビは何気に作中でも最萌えな気がしないでもない……。


 さて、今日も雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。本当は昭和シリーズのラストだから昨年内に終わらせて、新年から新シリーズに……と思っていたのだけど、結局色々あって出来なかった……。
 なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●メカゴジラの逆襲

     
 昭和シリーズの最終作と言える作品。本当はこの9年後に作られた作品も昭和なんだけど、あれは平成シリーズの1作目だと言える位置づけなのでね……。

 ともかく、シリーズ2作目のタイトル『ゴジラの逆襲』を踏襲したり、シリーズに大きな貢献をした本多猪四郎監督や音楽の伊福部昭を起用したりして、古いファンを呼び戻そうとして苦心していた印象がありますねぇ(他にも作り物だけど乳首の露出というお色気要素で客を呼ぼうとしたと思われるシーンも)。まあ、結果は芳しくなかったようですが……。

 で、敵怪獣がメカゴジラというのも、前作で評判が良かったからという事のようですが、今作のは前作でゴジラに倒された1号機の残骸を海中から引き上げて作り直した2号機です。この辺は後の『ゴジラVSメカゴジラ』でも「メカキングギドラの残骸を云々」と踏襲されていますよね。

 そしてメカゴジラの性能ですが、実際には前作の1号機よりも上がっている筈……だけど、1号機はただの一機でゴジラとキングシーサーを苦しめたのに対して、2号機はもう一体の怪獣と一緒にゴジラと戦ったのにも関わらず結果的には敗北しているので、あまり強いという印象はありませんでした。

 また、メカゴジラの主力兵器であるフィンガーミサイルの威力は上がっているものの、連射がきかなくなっている所為で1号機よりも地味に見えるのも個人的にはちょっと不満ではあります。せめて単体でもっとゴジラを圧倒していればなぁ……。この辺が観客の動員数が伸び悩み、シリーズが一端終了した要素の一つではないかという気がしないでもない。

 あと、本作で忘れてはならないのはチタノザウルスという新怪獣です。後のシリーズでは一切登場していないので存在を知らない人も多いかもしれません。でも、意外と強い事は強いのですよ。ただ、尾びれを振って強風を巻き起こすという攻撃はモスラやラドンとも被っているので、地味かもしれません。今ならCG技術で竜巻を起こすくらいの事は出来たのでしょうけどねぇ……。

 そもそも、チタノザウルスをゴジラの仲間として戦わせるという展開があれば、作品的にもチタノザウルスのキャラクター的にも違う運命があり得たのではないかという気がします。折角操る手段があるという設定だったのですから、それを利用して途中でメカゴジラを裏切るという展開も可能だったと思うし、結果としてメカゴジラを「ゴジラでさえも単体では勝てない強敵」として引き立てる事が出来たと思うのですけどね……。

 まあ、今更「ああした方が良かった」とか素人が言っても仕方が無い事ではありますが、実際にシリーズが一端途絶えた事を思うと、ちょっと惜しい部分があった作品だと思います。それでも一時期の作品から比べれば良い方だとは思いますがね。


 それでは、次回の『ゴジラ』に続く。これは84年版にするか、区切りの意味も込めてハリウッド版にするかちょっと迷っている。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラ対メカゴジラ。

2011年09月21日 23時17分45秒 | ゴジラ
 ども、インスタントのトムヤンクンを飲んでいた江戸です。トムヤンクンはこれまでの人生で口にした明確な記憶がちょっと無いので、味については「辛い」というイメージしかなかったのですが、実際に飲んでみたら予想以上に辛くて驚いた。最初は「タバスコを飲む」というのは言い過ぎだけどそれくらいの印象。しかし、飲んでいると辛さが段々気にならなくなってくる不思議。あんなに辛かったのに、嘘のようにそれが感じなくなってきて、むしろ酸味の方を強く感じるようになってくるのですよね。なんだこれ……本当に不思議だ……。まあ、インスタントなので本場の味とは違う可能性もありますが、これなら辛いのがあまり得意ではない私でも何杯もいけそうですよ。また飲んでみたい。



 さて、今日は『週刊少年マガジン』の発売日ですが、祝日の関係で入荷していないので、ゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラ対メカゴジラ

     
 昭和シリーズでは初代以外だと一番好きな作品ですね。前作の『ゴジラ対メガロ』と比べると嘘のように迫力のある内容になっています。

 特にゴジラとメカゴジラの初対決シーンにおける石油コンビナートの爆発炎上は圧巻。あの当時の映画って、「これはどうやって撮っているだよ!?」と思えるシーンが多いのだけど、これもその一つですな。いや、たぶん普通に本物の火薬や炎を使っているだけに過ぎないのだろうけど、それだけに「一歩間違えたらスタッフに死人が出たんじゃないのか?」というこの緊張感はCG合成の爆発や炎では出せないと思います。

 そして最大の魅力は、宇宙人が製造した侵略兵器・メカゴジラのキャラクター性でしょうね。それはDVDジャケットをメカゴジラが単独で飾っているところからもその人気が窺えます。だからこそメカゴジラは後のシリーズにも幾度となく登場し、キングギドラと並ぶゴジラのライバルキャラになったのでしょう。
 そんな数あるメカゴジラ中でも私はこの初代が一番好きです。まあ、子供の時に好きになって、超合金の玩具(現在手元にない事が心底悔やまれる……orz)も買ったりしていたから、そういう思い出補正もあるのでしょうけどね。

 しかし、初代には後のシリーズには無い圧倒的な火力がありますからねぇ……。もう、全身から撃ち出されるミサイルやビームの一斉攻撃はかなり派手ですよ。後のシリーズだと、設定上でエネルギーや残弾に限りがある所為なのか(それとも予算の都合なのか)、あそこまでの猛攻はちょっと見られませんが、本作では残弾が無限かと思えるほど撃ちまくります。
 あと、後のシリーズでは無くなってしまった指自体がミサイルになっている「フィンガーミサイル」などの装備や「ヂーッ」って感じの鳴き声とかにも愛着がありますねぇ。

 ……と、ここまでは肯定的に本作の事を語ってきましたが、若干ツッコミ所も存在します。その多くが新怪獣の「キングシーサー」に集約されるというのがなんとも……。だって、沖縄の伝説の怪獣なのに、名前に「キング」って英語が入っているだけでもアレですが、眠っているキングシーサーを目覚めさせる為の唄が二番までフルに歌われてしまったのには吹かざるを得ない。今まさにメカゴジラが攻撃しようとしているのに悠長だな、オイ(笑)。あと、ゴジラの全身磁石化も賛否が分かれるか……。

 それでも本作は「ゴジラ対ゴシラ(本物に偽装したメカゴジラ)」という夢の対戦カードや、以後は『ファイナルウォーズ』まで全く登場しなくなるアンギラスの最後の勇姿(メカゴジラに敗北した時の傷が原因で死亡説有り)等の見所も多く、怪獣映画としては非常に楽しめる内容になっていると思いますので、個人的には全シリーズの中でも特にオススメしたい1本ではありますね。


 それでは、次回の『メカゴジラの逆襲』に続く。初代から続いたシリーズも、ここで一旦終了となります。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラ対メガロ。

2011年09月09日 21時20分17秒 | ゴジラ
 ども、コーヒーを飲んでいた江戸です。コーヒーといえば、昔東京へ行った時に、新宿の某ビルの最上階にあったレストラン(?)で、コーヒー一杯の値段が「4000円」というのを見た記憶があるのだけど、今となっては何かの見間違いだったのではないかと思えてくる。だが、一緒にいた友達も驚いていたし、やっぱり事実だったのかなぁ。まあ、当時は東京の地価も今以上に高かっただろうし、高層ビルの最上階だとテナント料もシャレにならないほど高額だろうから、やはり利益を出そうとするとそうなるのだろうかね……(あと展望台の料金込みとか)。



 さて、今日も雑誌の感想ネタも無いので、ゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラ対メガロ

     
 たぶん昭和シリーズにおいて子供向け路線のピークにして、最大のネタ作品。もうね、低予算は相変わらずなんだけど、撮影期間も数週間とかなり短かったらしく、その完成度は推して知るべしって感じですよ。

 で、ストーリーは地下核実験によって被害を受けたシートピア海底王国が、人類への報復として守護神メガロを送り込むのですが(後にガイガンも合流)、それに対抗するのは我らが正義の怪獣ゴジラ……という感じ。
 ……って、ゴジラ自身もその地下核実験の被害を受けているのに人類へ味方する意味が分かりません。また、メガロを撃退されて不利になったシートピア側も地下に引きこもっただけで根本的な問題の解決は一切なされないという投げっぱなしぶりだし、ストーリーのご都合主義はシリーズ中でもトップクラスでしょうな。

 そもそも、今作のもう1人の主人公といえる人型ロボット・ジェットジャガーの存在からしてあらゆる条理を超越していますしねぇ……。彼は一応人間によって作られた等身大の人型ロボットなのですが、一度はシートピアに利用されるも、後に何故か勝手に自我に目覚めてシートピアと戦う事に。そして更に、何故かそんな機能も無いのに巨大化するという超性能。もう正義の心が生んだ奇跡ってレベルじゃねぇ!?(笑)
 まあ、そんな無茶苦茶さが逆に受けてジェットジャガー自体はそれなりに人気を得たと思われますが、作中最大のツッコミどころになっているので、作品に貢献したと言えるのかどうか……。

 また、新怪獣であるメガロはカブトムシをモチーフとした昆虫型の怪獣ですが、どちらかというと『ウルトラマン』や『仮面ライダー』などに出てきそうなタイプの造型で、個人的には『ゴジラ』映画の世界観にはあまり合わないような気がします(幸いジェットジャガーの方が更に浮いているので霞んではいますけどね)。特にバッタのように飛び跳ねるという軽快な動きには重厚感が無くて、『ゴジラ』映画の怪獣っぽくない印象。

 いや、今作ではゴジラもドロップキックをしたりと、動きが軽快なのでらしくないと言えばらしくないのですがね。今作の怪獣同志のバトルは、いつも以上に『プロレス』なんだよなぁ。ただ、終盤はこの怪獣プロレスに終始するので、怪獣だけが見たいという人には良かったのかもしれません(しかし、そこでのゴジラの行動がゴジラらしいかというとそれは別問題ですが……)。

 ともかく、今作は大人が大まじめに観るのはキツイと思うので、各所にツッコミをいれながら笑い飛ばすくらいのつもりで観るのが正解であるような気がします。なので、出来れば友達とかとワイワイ騒ぎながら観るのがオススメ……かも?


 それでは、次回の『ゴジラ対メカゴジラ』に続く。


 じゃ、今日はここまで。
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