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江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

最近の戦利品-GODZILLA 決戦機動増殖都市。

2018年11月14日 22時20分09秒 | ゴジラ
 ども、江戸です。今日はつぶやきネタもないので、最近買った円盤の話でも。


●GODZILLA 決戦機動増殖都市(Blu-ray スタンダード・エディション)

     
 そんな訳で劇場アニメ版第2作目。相変わらず近場の劇場では上映していないし、何処かの有料動画配信サービスに加入するつもりもないので、観る為には円盤しか選択肢が無い……。広い北海道で札幌しか上映しないって、どんだけ駄目采配なんだよ……。

 ともかく、内容などについて方ってみましょうか。まずは同梱物。

     
  32Pのブックレット。設定画が豊富に収録されているのが良い。双子の全裸設定画もあるよ。って、乳輪見えとる!?

 そして本編ディスク。

     

 個人的には前回よりもバトルが派手だったし、種族間の思想の違いも出てきて悪くなかったけれど、観る前に色々と評判を聞いて、期待値のハードルが下がっていたおかげなのかもしれない。特に「メカゴジラが動かない」という最大の残念ポイントを受け容れた上で視聴すれば、もう何も怖くない!(笑)
 でも実際の所、観終わってみれば「まあメカゴジラが動く予地が無いストーリーだな」とは感じるんだよね。けれど、そういう情報を知らずに劇場へ観に行った人がガッカリするのも分かる。
 やっぱりメカゴジラが動く所は観たかったよねぇ……。アニメだからこそのロボット怪獣らしい表現も出来ただろうし、そこは本当に勿体ないと感じる。せめてヴァルチャーを天使っぽいデザインではなく、小型のメカゴジラのようなデザインに出来なかったものか……。

 なお、音声特典としてオーディオコメンタリーが2種類収録されています。

 1つは監督の静野孔文・瀬下寛之の両名と脚本の虚淵玄。話を聞いているとボツになったネタが色々あったようだが、「それをやれよ!!」というのが多過ぎる……。やっぱりゴジラに詳しくない門外漢の監督だから、尽くファンの好みを外してくるんだよなぁ……。勿論、予算やスケジュールによる制約もあるだろうけれど、こういう人選といい、先述した上映館数の少なさといい、東宝の中でもゴジラ映画は実写こそが至高で、アニメで成功して欲しくなかった勢力がいたのではないか……と、勘ぐりたくもなる。そうじゃないというのなら、庵野秀明にもう1回潤沢な予算でアニメをやらせてみませんこと?

 そしてもう1つは声優陣の宮野真守・花澤香菜・諏訪部順一の3名。台詞はプレスコ方式で収録したようだけど、後日に撮り直しや追加収録もあったようですね。取り敢えず、諏訪部順一によるビルサルド人の話が面白かった。言われてみると確かにナノメタルに対するテンションがおかしいわ(笑)。あと、ハナザーさん、ビルサルド人の見分けがついて無ぇ。まあ、私も判別できないが。

 それと予告編などが映像特典として収録されていますが、4分程度なので無くても別にいい感じ。


 さて、次は完結編の『星を喰う者』だけど、今度は続編の上映時期に合わせる必要が無いので、発売時期はちょっと早まったりする? それともハリウッド版の公開時期に合わせるのだろうか……?



 じゃ、今日はここまで。
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最近の戦利品-GODZILLA 怪獣惑星。

2018年05月23日 23時25分41秒 | ゴジラ

 ども、江戸です。今日は購入したBlu-rayの感想をいってみましょうかね。


●GODZILLA 怪獣惑星(Blu-ray スタンダード・エディション)

     
 劇場公開時には観に行けなかったので、このBlu-rayの発売でようやく観る事が出来た……。この広い北海道で札幌だけの上映という方針には首を傾げるわ……。まあ、数ヶ月遅れで例外的に公開していた場所もあるけれど、どのみち気軽に行けるような距離じゃなかったので断念。往復の移動だけで5~6時間とかになると、朝の5時起きになったり、帰宅時間が深夜になったりして厳し過ぎるんや……。

 ともかく内容についてですが、まず同梱物としてブックレットがあります。

     
 映像ソフトの通常版にはブックレットが付かないパターンが多いので、付いているだけ有り難い。しかも32ページの中に設定画がかなり豊富に掲載されているのも嬉しいですね。

 そして本編。

     
 色々と批判もあるようだけど、普通のSF物として観るのならば個人的には悪くないと思う。ただし、主人公については、観る人によってかなり好き嫌いが分かれそう……とは感じる。また、3部作の1作目なので、これからが物語の本番という所で終わってしまう為に満足度が低いのも当然ですね。
 そして怪獣映画……特にゴジラ映画を期待して観ると期待はずれになるというのも凄く良く分かる。怪獣同士のバトルがある訳でもなければ、ゴジラがそれほどアクションをする訳でもないですからねぇ……。正直、ラストのゴジラ・アースが出現するまでは、ゴジラ映画感が薄いのも事実。逆に言えば、ゴジラ・アースにはまさにゴジラとしての存在感がありますね。そういう意味でも次回からが本番。

 あと、音楽は手放しで褒められる部類のクオリティだと思います。普通にサントラが欲しい感じ。一方でBGMや効果音に対して人物の音声が小さいように感じるのだけど、これは我が家のテレビ環境の問題なのだろうか……。

 なお、映像特典として予告編などが収録されていますが、6分程度なので本当にオマケって感じ。またオーディオコメンタリーとしてとして静野孔文、瀬下寛之、虚淵玄のスタッフ版と、宮野真守、櫻井孝宏のキャスト版の2種類が収録されています。
 スタッフ版では、構想段階で量産型「スーパーX」もあったという話があって、それは超見たかった……。あと、「エクシフ」が「X星人」をもじった物だというのは分かっていたけれど、「ビルサルド」が「ブラックホール第3惑星人」から「B THIRD」を経て変化したというのは目から鱗だったわ……。そういや、ブラックホール第3惑星人の正体はゴリラのような姿だったけれど、ビルサルドはゴリマッチョ系だもんな。
 そしてキャスト版では、「男2人だけって……。花澤を呼べ」みたいな発言があったのには吹いた。まあ、彼女は次巻以降で小澤亜李と一緒に……って感じなのだろう(杉田智和や諏訪部順一の可能性も高いが)。あと、2人揃って「尻尾カッター!」ってテンションが上がっていた辺り、やはりゴジラは男の少年心を呼び覚ます物があるのだな……と感じる。


 ……と、こんな感じ。2作目は本作よりも評判が良いようなので楽しみだけど、またBlu-rayが発売するまで観られないなぁ……。大体3作目が公開される頃か?



 じゃ、今日はここまで。
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ランペイジ 巨獣大乱闘観て来たー!

2018年05月18日 23時18分31秒 | ゴジラ
 ども、江戸まさひろです。今日は映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』を観て来たので、その感想を書いてみたいと思います。


 さて、私が観たのは初日の2回目ですが、観客は10人弱。平日・地方・雨天という条件の悪さを勘案しても少ないですなぁ。やはり新規の怪獣物ではマイナー過ぎるか……。ゴジラやキングコングのようなスター怪獣がまだ存在していないし、これは仕方がないのかもしれぬ……。
 でも、原作はゲームらしいので、これが無名な日本はともかく、海外ならばもうちょっと反応は違うのかもしれないですねぇ。

 それでは感想を書いてみたいと思いますが、ネタバレが嫌な人は、下のパンフレット画像より先は読まないように。
 あ、パンフレットは『パシフィック・リム: アップライジング』のテキトーな作りから比べればよく出来ていると思う。登場する巨獣3体の図解がある所に制作者の怪獣愛を感じるし、ストーリー解説を大きな文字で1ぺー度丸ごと使っている所はテンションが高ぇなぁ……と(笑)。

     
 で、物語は突然宇宙から始まるので、一瞬「アレ? 観る映画間違えた!?」とか思ったけれど、実際には宇宙ステーションの研究施設で事故が発生し、それが大気圏に突入。そして地表に落下したサンプルに感染した動物が巨大化して大暴れ。それを主人公がなんとかして止めようとする……いうストーリーとなっています。

 まあ、前半では巨獣達もまだ成長していないし、お互いに戦う事もしないのでちょっと暴れ方が足りない気もしますが、後半での暴れ方は凄まじく、街を破壊し、軍隊をなぎ倒し、いよいよ核(作中ではハッキリと名言はされていないが)を使うしかないのではないかという所まで人間側が追い込まれます。この辺はちゃんと怪獣映画になっているといえますね。ビルに登る巨大ワニというビジュアルも面白かった(なお、このワニがラスボスとなる)。

 そして、最終的には元々人間と手話で意思疎通できたゴリラの巨獣が正気に返り、他の巨獣達と大乱闘。ぶっちゃけ、『キングコング』だこれ!?(笑) そして自分の何倍もあるワニとのバトルは、今後実現するキングコングとゴジラの戦いを先取りしていると言えるかもしれません。

 それはさておき、このゴリラが笑ったり、人をからかったりして凄く頭が良くて人間くさいのですよねぇ。例えば序盤で人間を威嚇するフリをしていたのだけど、そのシーンで「アレ? ゴリラのドラミングって平手なのにグーでしてる……。ああっ、これは演技しているという表現なのか!」と感心した。実際、後のシーンでは平手でドラミングしているし、ゴリラが意図的にやっていたというのが分かります。そんな訳で、まさに主人公の相棒に相応しい感じ(暴走している時は人間を食う描写もあるが)。

 それと、そのゴリラが戦っている足下で主人公も援護に奮戦。何故踏みつぶされない!?(笑) 他にも倒壊するビルから、壊れたヘリで脱出したりで、むしろどうやったら死ぬの、この主人公?(笑) ただ、個人的には彼の協力者になるラッセル捜査官が胡散臭いながらも渋くて好き。

 なんにしても、終盤の大暴れが楽しかったので、個人的には満足。それに一応ハッピーエンドだけど、続編も可能な終わり方ではあると思うので、その辺にも期待したいところですなぁ。



 じゃ、今日はここまで。
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最近の戦利品-キングコング 髑髏島の巨神。

2017年07月21日 22時55分48秒 | ゴジラ
 ども、江戸です。今日は最近の戦利品について語ってみましょう。


●キングコング 髑髏島の巨神 Blu-ray+DVDセット

     
 劇場で観て面白かったので円盤も購入。まあ、ぶっちゃけDVDはいらないのだけど、それでも1番安かったのでね。その代わり、ブックレット等の特典は無し。

 ただし、映像特典は未公開映像も含めてそれなりに有ります。まあ、大半はロケ地や本編映像を交えてのインタビューって感じではありますが、設定画なんかもちょっと見る事が出来ますよ。

 また、監督によるオーディオコメンタリーも有りますが、英語は分からない人は音声を本編の吹き替え版に切り替えて、字幕でコメンタリーを観るのが効率的な鑑賞法かも。『ポケモン』とか以外な話題も出てきて笑った。他にも『ドラゴンボールZ』とか、日本のアニメ作品の話題が出てくるので、他の作品のコメンタリーよりも楽しかったかも。

 あと、劇場では吹き替えではないバージョンで観たような記憶があるんだけど、吹き替えで聞くと本職の声優ではないGACKTや佐々木希はメインのキャラを演じているのに意外と違和感が無く、邪魔にはなっていない感じ。芸能人を声優として使うのも、これくらいのクオリティなら文句はないのだけどねぇ。

 なお、本編の内容については過去に書いているので、そちらを参照されたし→「キングコング: 髑髏島の巨神』を観てきた。」。とにかく、怪獣映画としては近年でもトップクラスの面白さだと個人的には思う。それだけに今から続編でのゴジラとの対戦も楽しみだ。



 じゃ、今日はここまで。
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『キングコング: 髑髏島の巨神』を観てきた。

2017年03月31日 23時48分43秒 | ゴジラ
 ども、江戸です。明日から4月だというのに、朝起きたら10cm以上雪が積もっていて吹いた。
 そんな中、キョーボーなフレンズがどったんばったん大暴れするお話を観てきましたよ。今日はその感想を書いてみましょうか。

 なお、以下の感想にはネタバレを含むのでご注意。


●キングコング: 髑髏島の巨神

     
 私が観た時は本日の初回上映で平日の午前中という事もあってか、観客は30人くらいでした。そして子供の姿は皆無だったような。「PG12」指定だとしても子供が観られない訳ではないし、春休み期間なのになんとも寂しいこった。

 まあ、今時の子供がキングコングにはそれほど興味を持たないというのも理解は出来ますけどね。実際、私でさえもそんなに熱心に「観たい」という感覚ではなかったもの。つか、配給側もそれほどキングコングというキャラクターには期待していないように見える(少なくとも日本では)。売店に行っても、パンフレット以外のグッズが全く無かったし、売れると思っていたらもうちょっと何かあるんじゃないかなぁ……。

 でも、これは勿体ない事だと思います。だって映画自体は凄く面白かったから。2005年に作られたピーター・ジャクソン監督の『キング・コング』はあくまで巨大なゴリラが大暴れするアニマルパニック映画の範疇でしたが、こちらは紛う事無き「怪獣映画」だったと思います。

 事実、コングは人間の兵器ではダメージこそ受けはしても致命傷を負う事はなく、むしろ軍用ヘリを次々と叩き落とすという化け物ぶりを発揮し、しかも武器を扱ったり、人間の顔を見分けて敵か味方かを判別する事も出来るという知性も兼ね備えているという……。これでもまだ成長過程だというのだから、末恐ろしい……。この人間を超越したところは、やはり「巨大な動物」と言うよりは「怪獣」と呼ぶべきでしょう。そして、私も観ていて「アレ? こいつはもうちょっと大きくなったら普通にゴジラと戦えるんじゃね?」と思ったり(笑)。勿論、コング以外にも怪獣と呼べる存在が沢山出てくるので、怪獣映画が好きな人なら満足できる内容だと思います。

 また、監督が日本のアニメ作品とかにも明るい人らしく、『ワンダと巨像』や『千と千尋の神隠し』、『新世紀エヴァンゲリオン』等に影響を受けている部分もあるので、日本人が観てもニヤリと出来る部分があると思います。特に『キングコング対ゴジラ』を観た事がある人ならば、そのオマージュに気付く事ができるでしょうな。

 まあ、ちょっと人間の方が仲間を救おうとして、あるいは犠牲者の仇を討とうとして、更に犠牲を重ねるという、この手の作品ではよく観るパターンに陥っていたのは苦笑したけれど、それでもとある人物が最後に島から脱出して、数十年ぶりに家族に再会できたシーンでは思わず泣けたよ……。直前に救出に来たヘリがコングに撃墜されそうな雰囲気になっていたから尚更な……。全滅、もしくは脱出失敗エンドになるかと冷や冷やしたわ……。

 でもね、この映画はそこで終わりじゃないのですよ。エンドロールが流れだしてから席を立つ人が結構いたけれど、実はその先に製作会社のレジェンダリー・ピクチャーズの次回作に繋がるオチがあったのに、なんて勿体ない事を……。最後のゴジラの咆哮には痺れたわ……。つか、この作品の所々に後の『GODZILLA ゴジラ』に繋がる要素が出てくるので、ある意味ではその前日譚的な外伝だったとも言えるのです(とはいえ、個人的にはこの『キングコング』の方が面白かったけれどね)。そして、これから制作されるという『Godzilla: King of Monsters』や『Godzilla vs. Kong』が今から超楽しみになってきたよ……。

 ともかく、今作では私が今まで持っていたキングコングの地味なイメージが刷新されて、大好きな存在になったわ。それほどまでに革新的な良作でした。



 じゃ、今日はここまで。
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最近の戦利品-シン・ゴジラ Blu-ray特別版3枚組。

2017年03月25日 23時50分57秒 | ゴジラ
 ども、江戸です。今日は最近の戦利品について語ってみましょうか。


●シン・ゴジラ Blu-ray特別版3枚組

     
 いつもは映画の特典映像にはあまり興味が無いのだけど、今作に限っては大ハマリしたので、特典要素を味わい尽くそうと思い、例え1万円を超えてでも特典要素が充実したバージョンを買おうと考えていました。
 でも実際に価格が発表されると、想定よりも大幅に安く、そして発売時の実際の価格は当初の予想の半額程度にまで値下がりしてくれたので、実に有り難い。
 なお、グッズ的な店舗限定特典にはさほど心惹かれなかったので、そちらはスルー。

 それでは同梱物について。

     
 ディスク以外の同梱物は関連商品のチラシ(アニメ映画版「ゴジラ」のはポストカード仕様だったけれど、宣伝目的だろうし)を除くと、実質このブックレットだけですね。内容も本編のチャプターリストと映像特典の目録って感じなので、特に語るべき所も無い感じ。一応各項目についての解説は入っているけれど、字が小さいから老眼が入りかけている私にはキツイくて全部をじっくり読む気にはなれん……。

 そんな訳でさっさとディスクの方について語ってみましょうか。


     
 ディスク3枚組の仕様ですが、ケースやディスクの表面にタイトルしか無いのがちょっと寂しいですな。

 まずは本編ディスクについて。やはり劇場で観た時と比べると若干物足りなさ話感じる部分もあるのだけど、それでも全体的には面白いし、特にヤシオリ作戦の熱さには思わず目頭が熱くなってしまいますねぇ。
 それに劇場では確認出来なかった要素が、しっかり確認できるようになったのも嬉しいところです。劇場では瓦礫の中から人の足が出ている事に気付かなかったのだけど、ようやく把握した。あと、デモのシーンで「ゴジラを殺せ」としか劇場では聞こえなかったのだけど、「ゴジラは神だ」という声も確かに聞こえるような気がする。でも、「ゴジラを守れ」はちょっと分からないな……。
 あと、劇場公開版とは微妙に修正されている部分があって、そのリストはブックレットに記載されているのだけど、それ以外で私の記憶と違うシーンがあったり。ゴジラがすり足で歩いた後に停止したシーンって、あんな薄暗い画面だったっけ……? 私の記憶だともっと鮮やかな赤い炎の中だったんだけど、それが記憶違いなのか、それとも我が家のテレビ環境で見え方が違っているだけなのか、一体どちらなのだろう……。

 そして次に特典ディスクですが、予告関連は本編の使い回しの映像なので、特に目新しさは無いのだけど、テレビCMって結構種類があったのだなぁ。たぶん私は1~2種類しか観た事が無いわ。
 あと、イベント関連は関係者のトークがメインなので、その辺に興味が無いのならちょっと退屈かも。個人的には「発声可能上映」での島本和彦の所が1番面白かった。あんたは司会者でも食っていけるんじゃないか?(笑)

 最後にスペシャル特典ディスクですが、特典としてはこっちのが本命ですな。メイキングや未公開シーン・NG集などの内容が盛りだくさん。撮影はしたけれど本編に使われていない映像がかなりあるのはちょっと勿体ないけれど、取り乱す首相のシーンなんかは、本編に入っていたら内閣総辞職ビームの所で微妙に同情できなくなりそうだったので、切ったのはまあ正しい判断だったかな……と。でも、ニュース映像なんかは臨場感が増したと思うし、個人的には増やしても良かった。
 あと、本編では採用されなかったけれど、ゴジラが尻尾を使って回転ジャンプをし、地上に向けて360度の熱線攻撃をしていたのには吹いた。こういう事が出来るアクションゲームが欲しい! それと野村萬斎のモーションキャプチャーでは、演技をしていない時にゴジラが人間のごとく普通に歩いているのが面白過ぎるんですけど!?(笑) あれはもっと色々な動きが見たかったな……。ラジオ体操とかして欲しい……。

 ……と、久々に発売された『ゴジラ』シリーズの新作でしたが、次は劇場アニメ版ですね。果たしてそちらの方はこの『シン・ゴジラ』ほど楽しませてくれるかどうか……。過度な期待はしないけれど、ちょっとだけ楽しみです。



 じゃ、今日はここまで。
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シン・ゴジラ観てきた。

2016年07月29日 23時08分03秒 | ゴジラ
 ども、江戸です。今日は本日公開の『シン・ゴジラ』を観てきたので、その感想を書いてみましょうか。当然ネタバレ満載なので、それが嫌な人はパンフレット画像よりも下は読まないでね。


 はい、そんな訳で大雨の中行ってきましたよ。で、劇場の客入りはというと、平日・大雨・午前中・地方という条件の悪さで、初日なのに5割程度でした(本命は土日か)。その内訳は若い親子が半分、残る半分は中年以上って感じ。『エヴァ』世代直撃の親が子供を連れてきたパターンと、従来のゴジラファンって感じなのでしょうかねぇ。相変わらず70歳くらいのお婆さんがいたりして、ファン層は厚いなぁ。
 まあ、中には私の家族みたいに付き合いで来ている人もいたかもですが。でも、そんな怪獣映画には興味が無い家族でも、「今回は大人向けだったから、前の(ハリウッド版)よりは面白かった」とは言っていましたね。その一方で何処かの子供が「ビビった」とか言っていたので、子供でも反応は悪くない感じ。実際、上映時間が2時間あるのに、小さい子でも騒いだりもせずに大人しく観ていたし。


 それでは、私個人の感想をいってみましょうかね。

     
 話は今まで怪獣が存在していなかった世界の日本に、初めて怪獣が出現し、日本政府が(そして世界が)どのように対応をするのか……という、84年度版『ゴジラ』に近い形になっています(まあ、あっちは2匹目だけど)。とにかく政治劇がメインな所があるので、これが退屈だと感じる人は楽しめない部分が多いかもしれませんねぇ。ただ、最初はドキュメンタリー的な要素が強くて、役に立たない専門家の名前が仮名になっていたり、会議に中略が入ったりするのには笑った。なお、新キャラが出たり、場面が変わる度にテロップが入るけれど、これが親切と感じるか、鬱陶しいと感じるかは人それぞれ。なんにしても、人間パートの面白さは初代以来の出来だったと個人的には思う。

 で、最初は「自衛隊なら駆除できるでしょ?」と楽観視していた総理とかも、ゴジラの形態が変化してその被害が拡大する度に深刻な顔になって行くという……。そう、今回のゴジラは魚や両生類のような姿から成長するのですよね。『シン・ゴジラ』の「シン」は「進化」の「進」だと思う。で、あの先行公開されていたゴジラの姿ももしかしたら進化の途中で更なる形態変化や単独での増殖も有り得たという……。もう、どちらかという『ガメラ』のギャオスに近い存在で、一つの文明を滅ぼしかねないヤバさがありました。それだけに、中には「これはゴジラとは認められない」という人もいるかもしれないな……とは思った。

 いずれにしても、ゴジラの所為で首都機能は麻痺状態に追い込まれてしまったので自衛隊が総攻撃をする訳だけど、正直このシーンを観る事がだけでも私は満足だわ。さすがに現代兵器というか、当たり前のように全弾命中していて、その凄まじさはたぶんシリーズで1番の集中砲火。まあ、当然ゴジラには効かないんだけどね。結局、在日米軍が出張ってきて、ようやくゴジラにダメージを与える事が出来たけれど、直後の放射能火炎からの熱戦の絶望感が凄い。もう最初の一撃の時点で東京は壊滅したといってもいいレベルだよね……。しかも背びれや尻尾からも熱戦を撃って全方位攻撃も可能だし。このデタラメな攻撃力はシリーズでもトップクラスでしょうなぁ。

 その分、エネルギー切れという弱点があるけれど、その数少ない弱点に付け込んで人類の英知を結集して対抗する展開が熱い。今作ではSF的な兵器は一切使用していないのだけど、それだけにある物は何でも使うという姿勢が凄いよね。在来線爆弾アタックからの超高層ビル倒壊アタックのコンボには吹いたわ。やっぱり巨大な質量を直接ぶつけるのがゴジラに対しては1番有効なのだな……。

 あと、音楽は所々完全に『エヴァ』だけど、いつもの曲も勿論あります。特にスタート時点での初代ゴジラと同様の足音にはニヤリとさせられますな。また、エンディングの最終パートではまさかのあの曲が。万が一続編があったとしたら奴が来るんか!?……ってちょっとテンションが上がったわ。つか、エンドロールの中に野田順子の名前を見つけて「!?」ってなった。声優の? それとも同姓同名? というか「プリヴィズキャスト」ってなんや……。

 とにかく、個人的にはシリーズで1番って言ってもいいくらい楽しめました。まあ、続編が欲しいかと言うと、今回の路線を維持したままは難しいと思うのでなんとも言えないけどね。いずれにしても、もう一度観たいので早期のBlu-ray化が待たれますな。



 じゃ、今日はここまで。
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最近の戦利品-GODZILLA ゴジラ。

2015年02月27日 22時33分06秒 | ゴジラ
 ども、江戸です。今日は最近の戦利品について語ってみましょうか。


●GODZILLA ゴジラ

     
 そんな訳で、去年ハリウッドで復活した『ゴジラ』のBlu-rayです。私が買ったのは1番安いタイプ。なお、以前劇場で観た時の感想はこちら→ゴジラ観て来たー!

 まずは同梱物。

     
 『バトルスピリッツ』のカードですが、同じ物が3枚+コラボブースターの宣伝カードですね。私はカードゲームはしないのでさほど欲しい訳ではないのだけど、それでも同じ物3枚ではなく、違う種類のも欲しかったなぁ……。
 あと、他の同梱物は特典ディスク以外は無し。やっぱりブックレットくらいは欲しいよね……。

 で、特典ディスクの方ですが、こんな内容。
●「モナーク:機密解除資料」―本編内の事件について検証した偽ドキュメンタリー番組のような映像ですね。大量にネタバレを含むので本編の後に見るべし。
●メイキング映像―監督・スタッフのインタビューを、本編映像を交えつつ。割とテンポが良い上に、さほど長時間の物ではないので、気軽に観る事が出来ます。
●日本版特報・劇場予告集・日本版TVスポット集―私はテレビCMを数回しか観た記憶が無いのだけど、一体何処で放送していたんだよ!?……ってくらい種類があるな……。
 あと、本編ディスクにも「オリジナル劇場予告集」があります。

 そして、本編ですが、改めて観ても割と満足ではあります。まあ、ゴジラの出番が少ないという批判もあるようだけど、その分、前半は新怪獣のムートーさんが頑張ってくれているので、ムートーが気に入っている私としては特に問題は無い。逆に、ムートーが好きではない人にとっては辛い部分もあるかもしれません。
 あと、米軍が無能すぎるとか、芹沢博士があまり役に立っていないとか、色々と突っ込みどころもあるけれど、日本のゴジラ映画でこれ以上のストーリーの物が幾つあるかというと、そんなに多くは無いので、映像レベルが最新の物であるという事を加味すれば、個人的にはシリーズでもトップクラスの出来だと評価してもいいとは思っています。
 惜しむらくは、劇場ではさほど気にならなかった夜のシーンですが、我が家のテレビのノーマル設定だと、暗すぎて何をやっているのか分からないシーンが大半だったのが残念。まあ、それもテレビの設定を変えればかなり見易くなったけれど……。この明るさの違いだけでも、かなり評価が変わると思う。

 ともかく、続編は既に決定しているので、次回作が楽しみです。でも、その時には昼間の戦闘シーンを増やして欲しいところですね。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラ観て来たー!

2014年07月27日 23時49分23秒 | ゴジラ
 ども、江戸です。今日は『ゴジラ』の新作を観て来たので、その感想を書いてみましょうか。
 なお、ネタバレが嫌な人は画像から下は読まないて下さい(ちなみにパンフレットの表紙です。手元にある『風の谷のナウシカ』のパンフレットと比べると微妙に大きいな……。今はこれが平均なの?)。


 10年ぶりの新作という事で観に行ってきましたが、映画館で『ゴジラ』を観るのは84年版の『ゴジラ』以来なので、妙に緊張しながら劇場入りしました。

 で、私が行った劇場での客入りですが、7割りくらいって感じ。公開直後で満員になっていないというのはちょっと寂しいような気もしますが、近年の日本での怪獣映画に対する冷遇ぶりを考えると、案外悪くない入りなのかもしれません。意外と若い女性や子供の姿もそこそこあったし、もうちょっと宣伝に力を入れていれば、もっと客入りも良かったんじゃないかなぁ……。

     

 そしていよいよ始まった本作ですが、冒頭の日本の描写に現実の日本との乖離があったおかげで、「これはファンタジーである」と印象付け、現実の災害や事故とは分けて冷静な目で観る事が出来たように思います。これが制作側が意図した物であったのなら上手いと思いますが、深読みかしら?(笑)

 ともかく、この原発を襲った悲劇から物語が展開されていく訳ですが、かなり意図的にミスリードを誘っていますよね。これはテレビCMとかもそうですが、ゴジラの脅威を描く話なのかと思いきや、実はその脅威の殆どは新怪獣のムートーによる物だという……。過去作品のゴジラのイメージを持っている人ほど騙される仕掛けは見事。

 そしてこのムートーさん、デザインを最初に見た時はどうかと思ったけれど、実際に動いている所を見るとなかなか不気味で、まさに「人類の敵」といった感じ。実際、その能力も電磁パルスによって電子機器を無力化するし、その上核物質を餌としているので、現在の人類文明にとっては物騒極まりない存在だという……。私は新怪獣としてはかなり成功した物として受け入れています(好きになった新怪獣はビオランテ以来かもしれない)。

 一方ゴジラは、どちらかというと正義の味方……とまでは言い切れないけれど、少なくとも人間を敵視はしていないといスタンス。泳いでいる時に船に衝突しそうになっても、自ら潜って避けてくれるというナイスガイ(笑)。それでも、今回のゴジラはシリーズ最大の巨体という事で、移動する時の余波だけでも犠牲者が出ているのも事実でしょうし、人間が敵だと思えば敵なんでしょうけれど、ゴジラ自身は人間には興味が無い感じですな。たぶん、日本のシリーズに例えると『ゴジラ対ヘドラ』のスタンスが1番近いんじゃないかなぁ(それ以上に平成ガメラに近いという声もあるが)。

 いずれにしても、前のハリウッド版『ゴジラ』から比べれば、今回のゴジラは紛う事無きゴジラとなっています。ミサイル程度ではダメージを受けないし、ちゃんと背びれを光らせて放射能火炎を吐くしね。ただ、ちょっとスタミナ不足でお年寄りっぽい印象もあるので、そういう意味では新しいゴジラ像を作る事にも成功しているとは思います。ムートーとの決着の仕方も今までのゴジラを知っている人ほど予想外の攻撃だったでしょうしねぇ。

 そして、そんなゴジラとムートーの戦いの物語に込められたテーマの1つは「家族愛」だと思うのですよ。「家族愛」と聞いて「怪獣映画にそんな甘ったるい物なんかいらねぇ」と思う人もいるかもしれません。しかし、確かに怪獣の脅威に翻弄される主人公の家族愛は描かれていますが、それ以外にもムートーの行動にも家族愛が見え隠れしています。卵を破壊されたムートーの悲痛な叫びは、本作の見所の1つでしょうな。また、ゴジラだってもしかしたら同族を、更に広義で言えば彼が属する生態系をムートーから守る為に戦っていたのかもしれません。そんな訳で、そんな愛の物語は、ファミリー層のお客さんにもオススメ出来るのではないかと思います(そうかぁ?)

 なんにしても、私個人としては大満足ですよ。ちょっと怪獣バトルが始まるまで長いし、米軍の作戦はグダグダ出し、渡辺謙は只のゴジラファンで役には立っていないし(笑)で、欠点が無い訳じゃないのだけれど、過去のシリーズだって欠点は多かった訳で、映像が進化している分、今回のはゴジラ映画としては上出来でしような。それに、続編の動きもあるらしので、これから怪獣映画が増える切っ掛けになっているのだとすれば、本当に有り難い話です。今後の展開が実に楽しみ……だけど、次回作までにはまだ数年間は待たなければならないのでしようねぇ……。



 じゃ、今日はここまで。
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モスラの思い出3。

2014年04月02日 23時04分55秒 | ゴジラ
 ども、江戸です。さて、今日は平成『モスラ』三部作の3作目について語ってみましょか。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●モスラ3 キングギドラ来襲

     
 3作目にして完結編ですね。今までは環境問題をテーマにしてきたようですが、今回ではそんな感じはありません。冒頭で料理が云々と言っていたので、食育を意識しているのかな?……とも思いましたが、ラストまで観ると「子供は宝」というのがテーマなのだろうな……という事が分かります。

 でもその所為で、子供ばかり攫うキングギドラにロリコン・ショタコン疑惑が!(笑) だけどその攫うシーンは結構ホラーだと思う……。それと、キングギドラが出て来ると何故かタイムパラドックス要素が絡みますねぇ……。まあ、『ゴジラVSキングギドラ』と比べると今作は子供向けなので、あまり細かい矛盾は気になりませんがね。

 ともかく、ゴジラにとっても強敵のキングギドラが今回の敵だった訳ですが、「これ、数百人単位で死んでね?」と思えるような描写もあって、なかなか凶悪な悪役でした。その強さもデスギドラと比べるとやっぱり上だという感じ。そんなギドラとモスラとの空中戦はなかなか熱かったですね。

 それだけに、今のCG技術でこのようなバトルを作ったらどうなるのか気になるところですなぁ。『ゴジラ』ではなかなか空中戦は描写できないので、ハリウッドででもいいから、『モスラ』の新作を作ってくれないかなぁ……と、ちょっと思う。


 それでは次の平成『ガメラ』シリーズ』へと続く。



 じゃ、今日はここまで。
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モスラの思い出2。

2014年03月28日 23時22分46秒 | ゴジラ
 ども、江戸です。さて、今日は平成『モスラ』三部作の2作目について語ってみましょか。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●モスラ2 海底の大決戦

     
 シリーズの2作目。今作でも前作からの環境問題というテーマを引き継いでおり、今度は海の環境を意識した話となっていますね。また、前作の舞台は北海道でしたが、今度は沖縄が舞台となっています。……キングシーサーを登場させるという選択肢は無かったのだろうか……(笑)。

 で、前作ではテーマや女性&子供客を意識しすぎた結果なのか、街の破壊シーンが皆無など、どこか怪獣映画らしからぬ部分も多かったのですが、今回ではその辺が改善されているように感じます。新怪獣のダガーラさんも街を襲撃してその凶悪さを発揮していますね。そういう意味では怪獣映画としては前作よりもこちらの方がらしいかも。でも、ダガーラは怪獣映画ファンの間でも空気っぽいんだよなぁ……。新怪獣を定着させるのは難しい……。

 それと、海底から浮上した古代遺跡を舞台にして子供達の冒険も描かれており、冒険活劇としても前作よりは楽しめる感じになっていると思います(あくまで子供向けレベルではあるけれど)。悪人になりきれていない大人2人組が意外と良い味を出していた印象。

 ただ、モスラの戦闘は前作の方が派手だったような気がしますね。もっとも、今回の見所はモスラの変身なのかもしれませんが。今回の主戦場は海上、もしくは海中なので、見た目通り水中での活動が得意ではないモスラは不利。そこで水中モードの「アクアモスラ」に変身して戦う事になります。これで『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』でモスラが「海の神」として設定されていた事にも納得だね!(笑)

 なんにしても、この変身するモスラのノリは近年の『ウルトラマン』シリーズを彷彿とさせる物があるように感じる。そういう意味ではモスラって怪獣というよりもヒーローに近い存在なんだろうなぁ……。


 それでは次回の『モスラ3』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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モスラの思い出1。

2014年03月14日 23時07分56秒 | ゴジラ
 ども、江戸です。さて、今日はゴジラ映画ネタに引き続いて、1996年から制作された平成『モスラ』三部作の1作目について語ってみましょか。なお、前回までの『ゴジラ』の記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●モ ス ラ

     
 1961年の初代以来、久々にモスラが主役となった作品です。今作では環境問題や家族の絆をテーマにしているようで、それらの要素に関わる展開が多く見られます。その明快なメッセージ性から察するに、子供がメインのターゲットとして作られている印象ですね。実際、ファンタジー要素がかなり強く、魔法じみた描写も多くみられます。一方で兵器や軍隊の類は全く登場せず、どこか非現実的なその内容はある種の童話的。そういう意味ではファミリー向けの映画だと言えるでしょうね。

 そんな訳で、ちょっと子供向け過ぎて大人が観るのには辛い部分もあると思います。序盤ではエリアス(旧作における小美人、またはコスモス)が、とある一家の家の中でバトルを繰り広げるのですが、この辺は海外のアニメ映画的なノリがあるように感じますね。しかし、冷蔵庫などの家具が破壊される描写が、都市を破壊される描写よりもある意味リアルで地味にキツイ。あれを元の状態に復旧する為には数十万円はかかるだろうなぁ……と、ついつい考えてしまいます。

 しかし、特撮部分に関しては『ゴジラ』シリーズよりも派手な部分もあるので、見るべき所は多いと思います。今作の敵怪獣はデスギドラ。『ゴジラ FINAL WARS』に登場したカイザーギドラに酷似した姿を持つ怪獣です。当然ゴジラの宿敵である「ギドラ」の名を持つ者ですからかなりの強敵な訳ですが、これに立ち向かうモスラが異常な強さを発揮しています。まあ、当初の幼虫の姿ではボコボコにされてしまうのだけど、成虫になって再戦した時には多彩なビーム攻撃でデスギドラを圧倒してしまいます。もう見ていて、「アレ? このモスラなら、普通にゴジラにも勝てるんじゃね?」というレベル(笑)。その勇姿を是非見て貰いたいものです。

 ちなみに、舞台は北海道・紋別なのですが、都市の描写は殆ど無く、森林地帯のシーンが大半を占めているのであまり北海道らしさは感じません。そこがちょっと残念ではありますな。

 それでは次回の『モスラ2』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラ FINAL WARS。

2014年02月16日 22時55分18秒 | ゴジラ
 ども、腰を痛めた江戸です。ついさっきまで特に問題無かったのだけど、普通に歩いていたら「ピキッ」と来た。まあ、行動不能になるほど酷くは無いのだけど、椎間板ヘルニアの件もあるので油断できないなぁ……。取りあえず、湿布を貼っておこう……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラ FINAL WARS

     
 現時点では国産ゴジラの最新作にして最終作ですね。宇宙人の侵略によって追い詰められた人類が、かつて氷の中に封じ込めたゴジラを復活させて反撃に転じるという内容となっております。

 本作は当面のシリーズが終了する為にお祭り的な作品として作られていると思われます。実際、登場した怪獣の数は過去最大規模だし、過去の関連作品から再登場したメカやキャラクター、俳優なども多数に渡っているので、シリーズのファンだからこそ楽しめる要素も多いのではないでしょうか(ただし、ファンだからこそ納得できないという部分がある事も否定はしない)。

 また、怪獣プロレスという点においては、実際のプロレスのショー的要素が導入されているので楽しい物になっていると思います(それだけに、シリアスさはあまり期待しない方が良い)。特にモンスターXの存在なんかは完全に覆面レスラーですわな(よく見ると正体が分かる辺りとかも)。また、ハリウッド版ゴジラに酷似した怪獣のジラがゴジラに瞬殺されたのには爆笑した。そして「やっぱりマグロ食ってるようなのはダメだな」という台詞はあまりにも有名ですね。

 ただ、人間パートのカンフーアクションが長すぎ。怪獣が主役である筈なのに、長々と人間のアクションシーンを見せられるのはちょっとうんざりしますねぇ……(そういうのが観たいのなら他のアクション映画を観ればいい訳ですしね)。そんな事に時間を取られるくらいなら、もっと怪獣や轟天号等のメカの活躍を見せて貰いたかった……(まあ、それをやるには予算も時間も無かったのだろうけれど……)。とにかく、人間のアクションシーンはドン・フライが演じるゴードン大佐程度の露出で充分でしたね。

 さて、現在はハリウッドの方では新作が作られているけれど、日本ではいつになる事やら……。いつか新しいゴジラが日本でも復活して貰いたいものですな。それまではこの記事の連載は一旦終了。次回からは平成『モスラ』シリーズについて語ってみましょう。そしてそれが終わったら『ガメラ』ですかね。



 じゃ、今日はここまで。
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ゴジラの思い出-ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS。

2013年10月17日 23時03分37秒 | ゴジラ
 ども、こごえている江戸です。昨日降った雪は平野部では夕方くらいまでに殆ど消えたのだけど(山にはまだ残っている)、だからと言って気温が急上昇しているという訳でもなく、むしろ室内の温度はかなり下がったような……。さすがにヒーターを稼働させているけれど、あまり効いている気がしないよ……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、久々にゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS

     
 本作も通常版しか発売されていないのかな? でも、デフォでメイキング映像等が収録された特典ディスクが付属している辺り、前作や次回作よりは豪華仕様なのかもしれん。また、オーディオコメンタリーも2種類収録されています。

 で、本作は『ゴジラ×メカゴジラ』の続編という事で、ミレニアムシリーズの中では唯一の続き物となります。また、前作が初代『ゴジラ』の直接の続編という形になっていましたが、今作では初代『モスラ』の直接の続編という形にもなっており、初代で主演した小泉博が同一人物として出演しています。そのおかげで、他のモスラが登場する作品よりも初代『モスラ』と強い繋がりを感じさせる内容になっているかもしれません。それこそ下手をすると平成『モスラ』三部作よりも(笑)。その上、『モスラ対ゴジラ』のネタも含まれているし、『決戦!南海の大怪獣』のカメーバも登場しているので(死体役だが)、過去作品を知っている人間には色々と懐かしい物がありますね。

 そんな訳で、個人的には本作がミレニアムシリーズでは一番楽しめました。まあ、「ゴジラの骨を海に還せ」というモスラの参戦理由が少々強引に感じますが、それ以外はストーリー面で気になる所はそれほどありませんし、他作品では怪獣パートのオマケになりがちな人間ドラマパートも殆ど退屈せずに観る事ができました。

 また、テーマが明確にされている所も好感が持てます。本作におけるモスラ関連の描写は日米同盟や集団的自衛権を、そしてメカゴジラの存在も日本における軍隊や核武装の問題を意識しているようにも見えます。そんな風に社会問題を扱って単純な娯楽作では終わらない所が初代から受け継がれる伝統だと思うので(勿論例外的な作品も多いけれど)、個人的には高評価なのですよ。

 ただ、興行的にはシリーズでもワーストの部類に入っているというのが残念……。まあ、メカゴジラとモスラという人気怪獣を使って堅実な路線を狙っている時点で、「もう次は外せない」と追い詰められている感は出ているのですけどねぇ……(シリーズが順調ならもっと新怪獣を出したりして冒険しているだろうし)。つか、メカゴジラを出すとシリーズの終了が近いというジンクスが出来てしまった気がする……。


 それでは次回の『ゴジラ FINAL WARS』に続く。



 じゃ、今日はここまで。

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ゴジラの思い出-ゴジラ×メカゴジラ。

2013年08月11日 22時43分08秒 | ゴジラ
 ども、アニメ番組の休止や放送時間の変更が辛い江戸です。スポーツ中継による休止で今週見られないというのはまだしも、放送時間の変更でアニメ作品の放送が被って片方が録画できなくなるのが痛い……。特に深夜の時間帯だと起きてられないから、リアルタイムで観る事も厳しいし……。なんにしても、今も昔もスポーツ中継はアニメの天敵じゃのぉ……。まあ、昔から比べると野球中継による影響はかなり少なくなってはいるけれど……。


 さて、今日は雑誌の感想ネタが無いので、ゴジラ映画について語ってみましょうかね。なお、前回までの記事は「ゴジラ」のカテゴリーにまとめてあります。


●ゴジラ×メカゴジラ

     
 この作品から先行して限定版発売という事も無くなってきたようなので、普通に通常版を購入。個人的にはあまり需要の無いメイキングDisc等の特典が付かないだけで半額近い値段というのはありがたい。
 それでも、特典要素は本編Discに収録されていて、メイキングや予告篇、オーディオコメンタリー等は一応あります。
 また、封入されている冊子についてですが、今回はキャストが写真付きで紹介されていて分かりやすいのが嬉しいですな。ああ……『ウルトラマンメビウス』のサコミズ隊長でお馴染みの田中実さんも出演していたのか……。まさかこの数年後にお亡くなりになるとはなぁ……。


 それでは本編についてですが、内容は端的に言ってしまえば初代ゴジラの骨格を利用して3式機龍=メカゴジラを作り(つまり今回のメカゴジラはある意味サイボーグだと言える)、ゴジラと戦わせるという感じ。本来の初代ゴジラの骨はオキシジェンデストロイヤーによって溶解しているので、骨が残っている本作は当然パラレルな世界観となっています(ちなみに初代モスラの世界観とも繋がっています)。そんな訳で登場するゴジラも数十年ぶりに出現した2代目という事になります。

 で、シナリオ面ではツッコミどころもあるのだけど、過去のゴジラ作品から比べると特別駄目という程でもないので、個人的には許容範囲かと。取りあえず、中尾彬が演じる総理大臣は格好良かったし、主演の釈由美子も思っていたほど悪くはなかったので、人間パートも割と退屈せずに観る事ができましたよ。

 まあ、全体的にアニメっぽいので、その辺が安っぽく感じる人がいるというのも仕方がないとは思いますがね。ただ、私はアニメや漫画が実写化された場合、違和感が酷くて見てられないという事はよくあったのだけど、本作ではさほど違和感は感じなかったので、ある意味ではようやく日本の特撮がアニメ的表現を再現できるようになったと、評価はしています。

 しかし、その一方ではミサイルを撃ち込まれたゴジラが棒立ちになっているシーンとかもあって、残念な部分も多いですけどねぇ……。あれってスーツアクターの安全面を考えて中に入れいなかったのか、それとも単に演出の問題なのかは分かりませんが、邦画の制作体勢の駄目な部分が如実に出たような気がする。予算と時間さえあるのならばどうにかしてそこだけでも撮り直してほしかった……。


 それでは次回の『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』に続く。



 じゃ、今日はここまで。
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