あなたならどうする？

いろんな場面に出くわすマネージャー木です。

　人間、いつどんな場面に出くわすかわかりません。その時どうゆう判断をしどう行動するか、大きな結果の違いとして現れます。それが人命に関わる場合は特に。

　区画整理前の小出本町通。夏の午後でした。突然の雷雨。あっという間に流雪溝の水があふれ道路との境がわからなくなりました。そこに大型バスが止まり楽しい行楽帰りの小学生が降りてきます。

　その当時は流雪溝に蓋の無いところがたくさんありました。ひとりの小学生がスーと水の中に消えました。その下流は１０メートルくらい蓋があり1箇所だけ開きそこから３０メートルは又ふさがっていました。

　引き上げなければの思いのみで体が自然に動いていました。しかし川の中に入ったら私も流されます。腹ばいになり両手を突き出しました。直後大きなものが手に当たりました。とにかく掴みました。その子のシャツでした。ものすごい水流に又引き込まれそうになった時、もう１人の男性が手を貸してくれようやく引き上げたのです。

　その子は１０秒くらいうつろな表情の後、激しく泣き出しました。引率者に渡しその場を離れましたが、全身びしょぬれ、でも充実感でいっぱいでした。

　その後、思ったことです。実は私も子供の頃、流雪溝を３０メートルくらい流されて助けられたことがあります。ああ、これで恩返しが出来たんだと。

　わたしが助けられたのも、助けたのも瞬間の判断のなせる業です。日頃から心がけたり想定したりが、いかに大切かと改めて思いました。

ビールと水分補給

サブＭ　森山です。
暑い日が続きますが、スポーツマンの皆さんは体育館やグラウンドで汗を流していることと思います。

さて運動中に水分補給を怠ると、脱水症状を起こします。すると体内の水分と電解質のバランスが崩れたり、血液粘度が増したりして体調を崩します。
運動後のビールは、格別なものですがチョット待って下さい。
ビールだけだと、アルコールによる利尿作用で脱水症状を増長させてしまいます。特にゴルフのハーフ間に飲むビールなどは後半のハーフをプレイするのには最悪と言えるでしょう。どうしても飲みたい人はスポーツドリンクなどで水分を補給してからビールを飲みましょう。お茶などに含まれるカフェインも良くないそうです。

そう言えば、ゴルフ場って死亡者が結構いるんですよ。普段運動習慣がない人が早起きして、暑い中で運動してビールを飲んで・・・いいわけないですよね。

私がゴルフ場に勤務していたときにこんな事がありました。「頭がフラフラするして気分が悪い」というお客さんを、私が病院に連れて行くことになりました。
病院までは１０分少々。気軽に引き受けて走り出し５分くらいすると
「頭が痛い」　「あー右半身が痺れてきた」　「ウー、吐き気がする」と急に容態が悪くなってきました。
「大丈夫ですかー！！」と私は、ルームミラーで突然顔が青ざめ、口から泡を吹くお客さんと前方を交互に見ながら「助けてクレー、ここで死ぬなー。」とアクセルべた踏みで病院へ。

病院に転がり込んで、「すみません、お願いします。死にそーです。」と私。

脳血栓でした。私はお客さんに頼まれて家に電話することになったんですが・・・
「もしもし、○○さんですか？」
「はい、そうです。」
「私は、群馬県にある○○ゴルフ場の森山と申しますが」
「家はゴルフに用事はありませんから」ガチャ！ツー・ツー・ツー・。
エッ・エッ、ナンだー。どうやら会員権の業者かなんかと間違えられたらしい。
ナンだよー、もう一度
「もしもし今ほどの者ですが・・」
「しつこいわねー！」ガチャ！ツー・ツー・ツー・。そーじゃねえつうーの。
クソー、もう一度。出てくれよー。よーし、今度は・・

トゥルルルルー、ガチャっと出たら間髪おかずに
「お宅の御主人が倒れましたー！」
「エッ、」
「お宅の御主人がウチのゴルフ場で倒れたんです。今、半身が麻痺していて・・・」
と、ようやく話が出来たものの。
「今日は、もう夕方だから明日行くわ。」
「え、いいんですか」「半身効かない状態なんですが」
「死なないんでしょう」
「ま、まぁ」

そのあと、家族が来ないことを知らせた彼は寂しそうでした。私もなんだか寂しかった。暑さを忘れた、八月の一日でした。　　　　長くなってすみません。

写真は本文とは関係ありません。高木Ｍ、岩菅山頂にて。スズシソーでしょ。