フェイスブックをはじめてから、ブログから遠ざかってしまっているアドバイザーの高木です。
こちらの写真は6月1日、新潟市にある新潟日報メディアシップで行われた「みらい大学」のものです。
世界選手権メダリスト、そしてオリンピアンの 為末 大 さんの基調講演「スポーツの可能性」の後、アルビレックスランニングクラブ社長の 大野公彦さんと私が加わり「スポーツがつなぐ地域コミュニケーション」 と題したトークセッションが行われました。
為末さんは「為末大学ランニング部」で子供たちの指導(かけっこクラブ)やパラリンピックへの支援や義足の開発、その他の事業に関わっています。大野社長はサッカーのような観客動員ではなく、ランニング教室でしっかりと経営を確立させている方です。
私たちのエンジョイスポーツクラブ魚沼も資金確保を重要と考え、立ち上げからそこを中心にプログラムを考えクラブ経営を続けて来ました。
そんなことを3人で織り交ぜながらのトークセッションの終わりに、為末さんが話されたことは「3人に共通していることは、ビジネスですね」でした。
地域をつないでいくこと、コミュニケーションを図ることのためには、ビジネス感覚を研ぎ澄ましクラブの安定化を図ることがベースになると言うことです。
最近、総合型地域スポーツクラブの間では、クラブをビジネスで捕らえると言うことが盛んに言われています。そして誤解も生まれているようです。ややもすると利益追求に重きを置くと勘違いされる危険性があります。
ビジネスではなくビジネスライクにクラブ経営を考えるべきです。ビジネスライクに運営資金を確保する手立てを考えるべきだと思います。総合型地域スポーツクラブに関しては、非営利性や公益性を担保する必要性をいわれています。収益はスタッフの生活の安定や社会資本(教育や健康福祉など)の整備に使われていくべきです。
そうなんです。公益性を前面に出して地域の為に役立つ、そのためのビジネスライクな経営を確立させ、地域のコミュニケーションを図ること。
それが今、総合型地域スポーツクラブに課せられた喫緊の課題ではないのでしょうか。