０６年版労働経済白書 「労働力を買う」のではなく「労働力を食いつぶす」企業

資本主義社会では、生産も消費も企業（資本）の運動に左右され、日本社会の再生産には、正常な（まともな）企業（資本）の資本循環運動が必要です。生産を始めるにあたって企業は「労働力」や「機械や原材料」を買います。「労働力を買う」場合、労働者が家族を含めて生活の再生産ができるのに足りる賃金を企業が支払わなければ、やがて労働者階級が衰滅し、社会全体の再生産は縮小して行くほかありません。「労働力を買う」のでな . . . 本文を読む