3月30日の参院総務委員会で自民党山本順三参院議員は、NHKの橋本会長に対し、NHK教育テレビで放送されたETV2001「シリーズ 戦争をどう裁くか」の番組改変を巡る裁判で証言した永田浩三氏とETV番組への政治介入を告発した長井暁氏を名指しして、人事上の処分を迫っていました。NHKはこのたび5月26日発表の定期人事異動で山本議員の要求に応えました。「放送の自主自律の堅持が信頼される公共放送の生命線である」とするNHKに抗議と疑問の声があがっています。
市民、ジャーナリストら375人は5月31日、「報復的人事異動に抗議する」声明を発表し、NHKに手渡しました。声明は「NHKは5月26日に発表した幹部職員の人事異動に紛れて、ETV番組への政治介入の実態を告発、証言した永田浩三氏、長井暁氏を番組制作現場からはずす異動を強行しました。」として、橋本元一会長とNHK理事会に抗議。「内部告発者を保護する制度の確立」を求めています。
永田、長井両氏をめぐっては、3月30日の参院総務委員会で自民党の山本順三議員が、NHKの公式見解とは異なる証言をした両氏に「NHKの公式見解と違う」「大変由々しき問題」と非難。NHK橋本会長に「どのようなけじめをつけるのか」と迫りました。橋本会長は「適切に対処したい」と答えていました。
裁判で係争中の事案やNHK人事を国会の場で取り上げたことは、NHKへの事実上の政治介入です。司法に対する立法の介入。議員の審議権を逸脱する行為です。山本議員は、「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」のメンバーでした。慰安婦問題を扱ったETV番組について、首相官邸で「公平・公正に」と注文をつけたのは、まさにこの団体の事務局長であった安倍晋三官房長官でした。
声明は「告発を行った永田、長井氏に対して山本順三議員が教唆したとおりの人事上の処分を強行したことは、NHKが繰り返す『自主・自律』がまやかしであること、NHKが政治家にお伺いを立てる体質にいまなお深く染まっていることを如実に示したものといえます。」と厳しく批判しています。
「慰安婦」問題を扱ったNHKの番組「問われる戦時性暴力」(2001年放送)が安倍晋三官房副長官(当時)らの政治圧力で改ざんされたことの真偽は今後の裁判の中で明らかになっていくでしょう。事件があった五年前、安倍氏とNHK放送総局長が面会した経緯は、政治介入の事実を示す重要なポイントでした。NHKの公式見解をひっくり返す永田氏の証言に、自民党があわてたことは容易に想像できます。問題は声明も言うように、その教唆したとおりの人事上の処分を強行したことです。NHKはまた政治圧力に屈しました。
NHKの問題は、単に一個の公共放送にたまたま起きた不祥事ではなく、現在の日本のメディアと言論の危機を象徴的かつ典型的に示す事件です。「事実を伝える」「権力を監視する」というジャーナリズムの原点が投げ捨てられていないか、日米軍事同盟の侵略同盟化、構造「改革」の真実、憲法改定策動の狙い、どの問題をとっても、日本のメディアの公共性は、いま、戦後半世紀以上の歴史のなかで最大の岐路に立っているように思われます。
市民、ジャーナリストら375人は5月31日、「報復的人事異動に抗議する」声明を発表し、NHKに手渡しました。声明は「NHKは5月26日に発表した幹部職員の人事異動に紛れて、ETV番組への政治介入の実態を告発、証言した永田浩三氏、長井暁氏を番組制作現場からはずす異動を強行しました。」として、橋本元一会長とNHK理事会に抗議。「内部告発者を保護する制度の確立」を求めています。
永田、長井両氏をめぐっては、3月30日の参院総務委員会で自民党の山本順三議員が、NHKの公式見解とは異なる証言をした両氏に「NHKの公式見解と違う」「大変由々しき問題」と非難。NHK橋本会長に「どのようなけじめをつけるのか」と迫りました。橋本会長は「適切に対処したい」と答えていました。
裁判で係争中の事案やNHK人事を国会の場で取り上げたことは、NHKへの事実上の政治介入です。司法に対する立法の介入。議員の審議権を逸脱する行為です。山本議員は、「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」のメンバーでした。慰安婦問題を扱ったETV番組について、首相官邸で「公平・公正に」と注文をつけたのは、まさにこの団体の事務局長であった安倍晋三官房長官でした。
声明は「告発を行った永田、長井氏に対して山本順三議員が教唆したとおりの人事上の処分を強行したことは、NHKが繰り返す『自主・自律』がまやかしであること、NHKが政治家にお伺いを立てる体質にいまなお深く染まっていることを如実に示したものといえます。」と厳しく批判しています。
「慰安婦」問題を扱ったNHKの番組「問われる戦時性暴力」(2001年放送)が安倍晋三官房副長官(当時)らの政治圧力で改ざんされたことの真偽は今後の裁判の中で明らかになっていくでしょう。事件があった五年前、安倍氏とNHK放送総局長が面会した経緯は、政治介入の事実を示す重要なポイントでした。NHKの公式見解をひっくり返す永田氏の証言に、自民党があわてたことは容易に想像できます。問題は声明も言うように、その教唆したとおりの人事上の処分を強行したことです。NHKはまた政治圧力に屈しました。
NHKの問題は、単に一個の公共放送にたまたま起きた不祥事ではなく、現在の日本のメディアと言論の危機を象徴的かつ典型的に示す事件です。「事実を伝える」「権力を監視する」というジャーナリズムの原点が投げ捨てられていないか、日米軍事同盟の侵略同盟化、構造「改革」の真実、憲法改定策動の狙い、どの問題をとっても、日本のメディアの公共性は、いま、戦後半世紀以上の歴史のなかで最大の岐路に立っているように思われます。
共謀罪が強行採決されるかもよ!
民主党案丸呑み?
成立させてから、自在に改悪するつもりだろ?!
民主党が対案なんか出すから、こんな裏技を最終盤に突っ込んでくる。
とんだ対案だ!
民主党は付け込まれたし、国民も見縊られたものだ!
反対の論陣を張って!