菅内閣は26日、「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」を盛り込んだ2010年度補正予算案を閣議決定した。円高・デフレの根本原因に手を付けない「円高・デフレ対応のための緊急対策」は、当然のことながら、円高・デフレ対応に効果がない。本当に円高、デフレを是正しようと思ったら、家計を直接応援する、内需を活発にする政策が必要だが、資本家的イデオロギーに取り込まれた諸政党に、そのような革新的発想を期待するのは無理な話である。円高、デフレから脱却する道の処方せんは同じである。労働者、中小企業を犠牲することをやめさせ、働く人の収入を引き上げ、内需を活発にする。そのことによって、デフレや円高から脱却していく、ということだ。これには、企業行動を本格的に変えていく政治のイニシアチブが必要である。 . . . 本文を読む
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