中国の人権活動家、劉暁波(リウ・シアオポー)氏のノーベル平和賞受賞が8日、ノルウェーのノーベル賞委員会から発表された。中国では、小平の改革・開放政策による経済体制の変革が進むにつれ、政治体制の改革への要求が学生や知識人、共産党内の改革派の中で広がっていった。しかし文革時代、実権派と呼ばれ失脚し、第一次天安門事件でも再度失脚した小平は、この政治体制変革の運動を保守派の李鵬とともに弾圧した(第二次天安門事件)。このとき、学生らとともにハンストに加わっていたのが劉氏だった。小平は、李鵬の後任に江沢民を選び、今日の胡錦濤へとつながっている。文革時代の混乱の悪夢を身をもって知る小平が、改革・開放政策の推進のためにも、政治体制の安定をなによりも優先したのだと私は思っている。 . . . 本文を読む
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