日米支配層にとって、鳩山政権は気に食わなかった。(1)東アジア共同体構想を掲げたこと(→アメリカ外しにつながる)(2)普天間問題を顕在化させたこと(→沖縄の怒りに火をつけた)(3)閣外に第二政府をおいたこと(→小沢一郎の影響力=選挙戦略から支配層に楯突く力をもつ)(4)反官僚姿勢を貫こうとしたこと(→官僚は支配層の利害の調整に長けている)などである。そこで、米日支配層は鳩山・小沢をクビにし、菅直人を政権に就けた。特に、昨年10月になんとか最初の環境影響評価を終わらせ、仲井真弘多沖縄知事や関係閣僚を抱き込んで普天間「移設」(辺野古新基地建設)計画を推進しようとしていた矢先に、鳩山政権が県外移設を約束してパンドラの箱を開けてしまったことは許せなかった。その属国統治の手下となっている官僚制度にも、切り込んでこようとしてきたことについても不満だった。アメリカCIAは有力政治家のスキャンダルを徹底調査していて、何かあれば、それを手下である日本のマスコミにタレ流れして、その政治家をつぶすことなど朝飯前である。11月の沖縄知事選挙でも何が起こるかわからない。選挙戦の最中にAPEC首脳会議出席のためにオバマ大統領が訪日の予定である。【明日から「東学農民革命軍の跡」を訪ねて韓国訪問の予定です。しばらくブログの更新を休みます】 . . . 本文を読む
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