もんたよしのりも秋の空へと旅立ちました。
高橋幸宏、鮎川誠、坂本龍一、PANTA、谷村新司。日本の音楽界しいては私世代の青春時代から今に至るまでを華やかにしてくれた方たちが次々に旅立たれました。
「ダンシング・オールナイト」(1980年・フィリップス)
いきなり登場して、あのしゃがれ声で日本のロックシーンに新風を吹き込みましたね。そしてインタビューに答える際の関西弁が印象に残っています。それまでテレビに出てくるミュージシャンや歌手、或いは俳優もそうだったと思いますが、みんな東京弁を話す習慣があったように思います。それをあのしゃがれ声で「そやね。」「せえへんせえへん!」などと笑顔で喋っていたのが思い出されます。
当時ドラムを始めたばかりの私は、もんた&ブラザースの黒人ドラマーに興味を持ちました。それが右下のマーティ・ブレーシー。 日本人グループに外国人がいるとやはり目が行きます。その前にゴダイゴが私たちの前に登場した時も、ドラムにはトミー・スナイダーが座っていて「なんかかっこいいなぁ」と思いました。ちなみにベースもアメリカ人のスティーブ・フォックスでしたね。
16ビートのハイハットを叩くマーティーの、その手首の柔らかさに見入って真似をした記憶があります。
もんたよしのり。大空の向こうで思い切りシャウトしてください。