加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

打ち合せと「復活ドラマー」

2013-02-18 | バンド
3月2日のジョイントライブに向けて、「LOVE HUNDLES」のメンバーと打ち合せ・飲み会をしました



左側手前よりチカコ、ユキ、許斐、北代。右側手前より田代、桐野(MY網50円)、イタル(MY網50円)、石丸(MY網50円)
彼らのバンド形態は「アンプラグド」。実力派のアコースティックギター2本にプロ級のピアノ、優しさを演出するフルートに魂の雄たけびとも言えるハードなボーカルは、観客を魅了すること間違いなしです。
彼らは高校時代からその腕前を存分に発揮し、音楽好きの生徒たちからは一目も二目も置かれていました。そんな青春時代から30余年。酸いも甘いも経験してきた彼らのブルースが炸裂します。
趣の異なるバンドが揃うジョイントライブ。ぜひ。

 

先ほど読み終えた1冊の本。『老虎再来』(祥伝社刊)。
著者は“瞳みのる”。
氏は1960年代後半に流行ったグループサウンズ時代の雄、「ザ・タイガース」のドラマー。ボーカルは沢田研二、ギターに森本太郎、加橋かつみ、ベースは岸部一徳(当時は修三)。1971年1月に解散してからメンバーはそれぞれの道を歩んで現在に至るわけですが、瞳氏は音楽業界から引退、勉学に勤しみその後慶応義塾高校の中国語/漢文の教師として教壇に立ち続け、メンバーとは一切連絡を取らず、1982年にタイガースが復活(「色つきの女でいてくれよ」をリリース)した際にも参加せず、一貫して音楽業界とは接しない姿勢を貫いて来ました。



その氏が40年ぶりに表舞台に立ったのが「沢田研二コンサートツアー2011~2012」。
復活したいきさつは割愛しますが、そのコンサート映像を1年前にテレビで見ました。60歳を過ぎてのあのパワー、40年ぶりとは思えないドラミング・・・カッコいい。
このコンサートツアーのためにかなりの練習を積んだという事ですが、脱帽です。



解散コンサートを行なった日本武道館での40年ぶりのライブ。満員の観客の黄色い声援(もちろんこの方たちもそれなりにお歳を召しています…笑)の前で魅せる岸部、沢田、瞳、森本(左から)。
今回は沢田研二のコンサートツアーに同行という形式で復活したタイガースですが、今年の年末には加橋かつみを加えての完全復活をするとか。
ちなみに現在ではベテラン俳優として若い人たちにも知られている岸部一徳ですが、ベースを弾きながらリズムに乗って体をくねらせる姿が、これまたカッコいいっす。



僕が瞳みのるに興味を持ったのは、氏がドラマーだからという理由の他に、中国に造詣が深い人物だったからです。「タイガース時代には中国語が好きだった」と著書には書いていますが、それが高じて教師になり、現在では北京と東京を行き来する“中国文学研究者”になったわけです。
一度お会いして話がしてみたい・・・そんな夢を持ちました。


あ・・・。冒頭の後輩たちのバンド名「LOVE HUNDLES」とは“贅肉”の事だそうです(笑)

コメント (2)
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