急性期の高血圧についての情報はごく一部の疾患を除いてほとんどないので、こういうアンケート調査でも情報価値がある。
Paternoster G, Sangalli F, de Arroyabe BML, et al.
Insights Into Perioperative Hypertension Management in Europe: Results From a Survey Endorsed by the European Association of Cardiothoracic Anaesthesiology and Intensive Care (EACTAIC).
J Cardiothorac Vasc Anesth. 2024 Dec;38(12):2959-2964. PMID: 39393985.
・周術期の高血圧の定義は?→52.8%がSBP 140mmHg
・高血圧患者は不安定な循環動態だと捉えるか?→72.0%がYes
・あなたの通常臨床でのSBPのゴールは?→120-140mmHg
・血圧が高いと特に問題があると思う疾患群は?→大動脈疾患が52.5%
・高血圧を治療することの意義は?→出血の予防が43.6%、次が心不全で32.6%
・一番よく使う降圧剤は?→α1アゴニスト(例:urapidil)が28.9%、亜硝酸剤が23.6%、Caブロッカーが14.7%
へー。ヨーロッパの人も140とかで降圧するんだ。知りませんでした。
つい最近のNEJM evidenceに入院患者の高血圧についての記事があった。
Wilson LM, Abebe KZ, Anderson TS.
How Should Elevated Blood Pressure Be Managed in Hospital?
NEJM Evid. 2024 Dec;3(12):EVIDtt2400202. PMID: 39589191.
これを読んでも、重症に限らず入院患者の降圧の意義についての根拠がほぼ存在しないことがわかる。
「血圧。いつもこんなに近くにいるのに、君のことが分からない。」
と書いてから13年。当時と比べたらすこーしだけ情報は増えたかな?
でも全然分からないままだけど。

タイトル:「血圧。いつもこんなに近くにいるのに、君のことが分からない。」 by ChatGPT 4o
なんか良い感じのやつ、できた!
Paternoster G, Sangalli F, de Arroyabe BML, et al.
Insights Into Perioperative Hypertension Management in Europe: Results From a Survey Endorsed by the European Association of Cardiothoracic Anaesthesiology and Intensive Care (EACTAIC).
J Cardiothorac Vasc Anesth. 2024 Dec;38(12):2959-2964. PMID: 39393985.
・周術期の高血圧の定義は?→52.8%がSBP 140mmHg
・高血圧患者は不安定な循環動態だと捉えるか?→72.0%がYes
・あなたの通常臨床でのSBPのゴールは?→120-140mmHg
・血圧が高いと特に問題があると思う疾患群は?→大動脈疾患が52.5%
・高血圧を治療することの意義は?→出血の予防が43.6%、次が心不全で32.6%
・一番よく使う降圧剤は?→α1アゴニスト(例:urapidil)が28.9%、亜硝酸剤が23.6%、Caブロッカーが14.7%
へー。ヨーロッパの人も140とかで降圧するんだ。知りませんでした。
つい最近のNEJM evidenceに入院患者の高血圧についての記事があった。
Wilson LM, Abebe KZ, Anderson TS.
How Should Elevated Blood Pressure Be Managed in Hospital?
NEJM Evid. 2024 Dec;3(12):EVIDtt2400202. PMID: 39589191.
これを読んでも、重症に限らず入院患者の降圧の意義についての根拠がほぼ存在しないことがわかる。
「血圧。いつもこんなに近くにいるのに、君のことが分からない。」
と書いてから13年。当時と比べたらすこーしだけ情報は増えたかな?
でも全然分からないままだけど。

タイトル:「血圧。いつもこんなに近くにいるのに、君のことが分からない。」 by ChatGPT 4o
なんか良い感じのやつ、できた!
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