Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関連の文献紹介が主な趣旨のブログ。
しかし、セミリタイアした人間の文献紹介なんて価値があるのか?

グラム陰性菌血症の死亡率低下と感染症科医へのコンサルテーションの関連

2023年11月30日 | 感染
Shulder S, Tamma PD, Fiawoo S, et al.
Infectious Diseases Consultation Associated With Reduced Mortality in Gram-Negative Bacteremia.
Clin Infect Dis. 2023 Nov 11;77(9):1234-1237. PMID: 37402637.


・いろいろな疾患を横断的に診療する
・いろいろな科の医者とのコミュニケーションが重要
・更にはそもそも専門分野として認識してもらえなかった歴史がある
という共通点があるので、感染症科医には勝手に仲間意識を感じている。

専門医の有効性についての研究という意味では、集中治療医が一歩先を行っていたと思うけど、さすがに最近は感染症科医の価値を示す研究も数が減ってきたのでは。そういう意味でこの研究は今更感があるし、brief reportになってしまっているところもそれを示唆している。

とは言っても、日本で感染症科医・集中治療医の地位が確立しているかというと、まだまだなんだろうな。
知らんけど。
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