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パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

PY-D432W付属レシピでクラストぱりっ、クラムふわふわのパンをタイマーで焼くためには

2011-11-06 11:04:20 | パン
今回PY-D432W自動でパンを焼成するのは前回のチーズフランスに次いで2回目。この機種はネットなどの評判を見ると重たいパンしか焼けないとある。こねる力が弱いためらしい。チーズフランスを焼成した時は焼きが甘かったが、クラムはそれなりにふわふわしていたのでこねる力はフランスパンには問題なさそうだが、一般的な食パンには弱いのだろう。その解決策として10分こねた後、リスタートして最初から始めるという方法があちこちで書かれている。

付属のレシピ集でスタンダードな食パンのところを見ると給水が70%を超えており、これだと柔らかい生地でヒーターが弱い場合など、ある程度グルテンが形成されないと厳しいかもしれない。リスタートして再度こねるという方法は理にかなっている。ただ、これだけでは十分でないかもしれない。グルテン形成のため、2斤はあきらめて1.5斤とし、粉もスーパーキング、バターも後で加えるなどした。タイマー使用でも驚くほどふわふわで窯伸びもよい、しかもクラストがかりっとした驚くほどおいしいパンが焼けた。この機種で固いパンしか焼けない人は安物だからだめとあきらめないでこの方法を試してください。



こつ

1) 最強力粉を使用
2) 焼成は1.5斤におさえる
3) バター、イースト以外の材料を加えて10分こねた後、その2つを加え、タイマーセット
4) 焼き色は「こめ」とする

PY-D432Wでタイマー使ってフランスパン → ラスク

2011-10-28 23:46:29 | パン
PY-D432Wでタイマー使ってフランスパンの生地を作り、手で成形し、焼成をした。逆算して帰宅した頃に成形できるようにタイマーであわせておけばそれほど時間を取られずに平日でもフランスパンが焼ける。今回、PY-D432Wで生地を作ったフランスパンのクラム自体はそんなに悪い感じではなかったが、クープの開きがいまひとつだったので少し味見をした後、全部ラスクにしてしまった。



ラスク

フランスパンを薄くスライスし150度10分焼いた後、

バター 2に対してアーモンドプードルと砂糖をそれぞれ 1 ずつ練り合わせた物を塗ってあられ糖をまぶして

さらに150度5~10分程度焼いて出来上がり。

ダッチオーブン + ガスオーブンでライ麦カンパーニュ 

2011-10-23 07:10:00 | パン
ガスオーブンとダッチオーブンを併用してライ麦カンパーニュを作った。
生地を2分割して2回焼成。
焼成温度は前回と同様。クープの開きはいまひとつだったが、膨らみはまあまあ。
2次発酵が少し足りなかったかもしれない。

ところで線路に入った2歳児が電車にはねられて死亡したとの記事を読んだ。2歳児ゆえの不幸な事件だ。2歳児は何でも自分でやりたがる年齢であり気をつけないと飛び出しや徘徊などをおこす。現代社会では車や自転車あるいは列車による交通事故に幼児が会う可能性は避けて通れない。安全教育のためこういったニュースがあると子どもには積極的に見せている。あるいは道端でぺちゃんこになった虫やかえるなどを見せたり、止まった自動車に体を押し付けたりして車の恐ろしさを教えている。やりすぎと思われるかもしれないが生涯、車や自転車による事故の危険から身を守るためには仕方がないと思っている。




配合、焼成時間などは前回を参考にしてください

ダッチオーブン + ガスオーブンでフルーツ入りライ麦パン

2011-10-17 23:18:57 | パン
ダッチオーブン併用でカンパーニュがうまく焼成できたので今回はフルーツライ麦パンを試してみた。前回、焼成温度が低めで焼き色がうまくつかなかったので今回は多少温度を高めにしてみた。いい感じに焼けた。



にがりをいつものように使用した。
配合はこちら。

焼成は

ダッチオーブンを入れて予熱300度。
シート上にパンをのせてシートに軽く霧吹きし、ダッチオーブンの中において300度15分 → 250度 10分 → ふたをあけて 200度 10分。

PY-D432Wでチーズフランス

2011-10-15 23:22:08 | パン
PY-D432Wのレシピを使って自動でチーズフランスパンを作ってみた。焼き上がりの色を「濃め」にセットしたがどう見ても焼成不足だ。しかたがないので焼き上がり5分前にガスオーブンを250度に予熱開始して焼き上がりと同時にパンケースごとオーブンの中に放り込んだ。追加焼成10分。追加焼成で焼き上がりの色がまともになった。写真はオーブンで追加焼成した後の状態。




全体的な出来はクープも勝手に割れてくれて大きなクッペみたいに出来上がった。それなりにカッコはとれている。そしていわゆる「天使のささやき」もちゃんと聞こえてクラストにひび割れも出来た。



クラムは今流行のレトロバゲットのような蜂巣状態ではなく、レイモン・カルヴェルの本に「理想のクラム」として紹介されていたバタールによくみられるややつまった一昔前の(どっちがレトロ?)クラムだ。焼き色以外は満足できる。



以前使用していたMKのホームベーカリーHBH917ではフランスパン風でもちゃんと色がそれなりについていた。これはHBH917が1.5斤、PY-D432Wは2斤焼きで両方とも消費電力が450W。PY-D432Wのヒーターの熱容量が相対的に少ないせいであろう。


ダッチオーブンでライ麦カンパーニュ

2011-10-04 20:25:32 | パン
スキレットやダッチオーブンなど鋳鉄製の鍋を使い始めたのはアメリカで暮らしていた頃からなので、かれこれもう15年以上になる。もっとも本来の形であるアウトドアよりもキッチンでの使用がほとんどだ。キッチン用以外にアウトドア用のダッチオーブンも持っているが、倉庫にしまったきりだ。雰囲気を味わうのはいいとして熱源に炭を使う利点が見当たらない。炭の香りがつくわけでなし、ポットローストなどアウトドアで炭を使うよりもガスオーブンとの組み合わせが確実で楽に出来る。以前、NHKでダッチオーブンを使ってアウトドアでカンパーニュを上手に焼成する方法を放送していて温度を上手にコントロールできればパンなどうまく焼けることはわかっていたが、パンを焼くには側面も熱することなど細かいコツが必要のようでそれが面倒でダッチオーブンでパンを焼こうと思いつつもこれまで使ってはいなかった。でもやっぱりダッチオーブンで焼成してみたくなり今回、ガスオーブンを併用してカンパーニュを焼成してみた。

二次発酵が十分出なかったのと焼成温度が低かったせいで少し膨らみは悪いが、遠赤外線効果なのだろうか、いい感じにクープが開いている。



配合は以前からの配合。

焼成はダッチオーブンごと予熱300度。
軽く周りに霧吹きをした生地を入れ、250度15分、230度10分、200度10分。

ウーヴリエで肉まん

2011-10-01 11:11:12 | パン
ウーヴリエを使って肉まんを作ってみた。こねと発酵はPY-D432で。ホームベーカリーを使うと楽でいい。



中華まんの皮 配合 10個分

ウーヴリエ  300g
砂糖     30g
にがり    5g

水     60ml
牛乳    100g

イースト   5g
ベーキングパウダー 5g

バター   15g
ごま油   5g

約 50gに分割

3歳児によるうさぎ(犬?)パン成形から考えるbaby-led weaningの効果

2011-09-17 22:00:36 | パン
小学2年の子が粘土遊びで覚えたのだろう、うさぎパンを作りたいと言うのでツインバードのホームベーカリー、PY-D432でパン生地を作ってあげた。これ位の大きさでと言われた通りに分割した。(焼成時間の目安がつかなくなるのでパン一つで55~60gに分割。成形に手間取るのを見越してやや発酵は抑えめ。)本当に楽しそうに成形をしている。パン作りは粘土遊びだなぁ。子供はうさぎパンと言うがどうみても犬のようだ。まあいいか。その他、丸パンとかソーセージパンを成形。

そうしたら3歳の子が手を洗ってきたよ、やらせてとよってきた。粉だらけにされても困るので「今度ね」と言ったところ泣き出してしまった。それを見ていた妻が大丈夫、洗濯物だって早くきれいにたためるし、出来ると思うからやらせてあげてくれと言うので汚されるのを覚悟でやらせてみた。3歳と言ってもまだ3歳と3ヶ月、無理だろうと思って捨てるつもりで適当に生地を渡したらこれがなかなかの腕前。手際よく、形良く生地が棒状に伸びていった。


せっかくなので生地をちゃんと渡してやらせてみた。形作りは上の子が少し手伝っていたが、ほとんど自分で成形できた。焼き上がりも上の子が作った物より良い。力がそれほど入らないため生地が優しく扱われたためだろう。焼成後、30分ほど落ち着かせて、自分で作ったパンは自分で食べて、と言って渡したら一口食べて「ん~ん、おいしい!」と叫んだ。一口もらい食べて褒めたら得意そうになっていた。(もちろん上の子のパンも褒めた。)




親バカが少し入ってしまうが、横で見ていただけで特に教えもしなかったのにこれだけ器用にできるのには驚いた。洗濯物もきれいに早くたためると言うし、もしかしてbaby-led weaningの効果かもしれない。

三つ子の魂百まで。幼い頃から実生活で出来るだけ色々やらせるのは生きていく術を身につけるという点に於いて重要なことに違いないと今回、あらためて感じた。親、特に父親はドンと構えて子供の不始末、ケツを持つ気合でいないといけないのだろう。多分、baby-led weaningも単に離乳方法というのではなく、そういった哲学の一環と捉えるべきだ。あれやってはいけません、これやってはいけません、何でこんな事したの、というのは子供のためにはならないんだな、と今更ながら反省。




配合は前回参照。

SOB-14とPY-D432Wで丸パンとドーナツ

2011-09-15 21:51:53 | パン
前回、予約でPY-D432Wを使ってパンを焼いたところ気温が高く発酵過多となってしまった。PY-D432Wは捏ね、発酵、パン生地作りなど各工程を安いながらも独立して行なえる機能を持っているしちょっと早く家に帰れたのでパン生地作りをこの機種で行って見ることにした。使用オーブンはSOB-14。この合わせて実売価格1万円ちょっとのコンビでどこまでできるか楽しみだ。

スーパーキング500gで仕込んだが、ちょっと多過ぎたようで丸パン約60gが11個でオーブン皿がいっぱいになってしまった。そこで残りをねじりドーナツとしてチョコレートで仕上げた。




ドーナツの出来上がりが夕方5時でちょうど子供達が帰って来たのでおやつとして奪い合うように食べられてしまった。ドーナツの出来はとても良くフワフワ。残りの生地で思いつきで作った物とは思えない。ドーナツ専門店にも負けない。何せ油はピュアオリーブオイル。



肝心のパンの出来はこれまた手前味噌だが、素晴らしい。直火で上から火が当たるので焼き色が食欲をそそる。1時間ほど落ち着かせて見たが、これまたフワフワ。家族皆で食べて幸せな気分に浸れた。1万円少々の機械でパンが簡単に焼けて幸せになれるなんて凄すぎる。

橘曙覧よろしくちょっと短歌でも詠みたくなる。

たのしみはまれにパン焼いて兒等(こら)皆がうましうましといひて食ふ時




スーパーキング 500g
塩 6.5g
にがり 10g
砂糖 50g
卵 + 水 280g
バター 50g
赤サフ 7g

PY-D432W の生地作りモードでスタート。発酵途中で終了。残り時間40分ぐらいで終了。

約60gに分割。成形し紙を敷いたオーブン皿の上で発酵。2次発酵後、SOB-14で焼成180度15
分。この時、霧吹き替わりに牛乳を表面にたっぷり塗ると良い。

ドーナツは細長く成形後、ねじって165度のオリーブオイルで揚げる。