徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

続・現世太極伝(第百三十九話 輝の子 )

2008-10-31 23:26:23 | 夢の中のお話 『続・現世太極伝』
 重々しい沈黙の中…ノエルが急にクスクス笑いを始めた…。
何が可笑しかったわけでもなく…擽ったそうに身をよじっている…。

「やめてよ…。 もう…くすぐったいよ…。
ねぇ…この子…動くんだよ…。
御腹の中でグニュグニュッてさ…。 」

それまでの暗い気持ちは何処へやら…西沢も滝川も…亮までも身を乗り出してノエルの御腹に注目する…。

「何か…妙な気分だよね…。 
輝さんとノエルの赤ちゃんがノエルの御腹に居るなんて…。
ノエルが紫苑の子供を産んだ時よりも…もっと不思議な気がするよ…。 」

何ていうか…父親の御腹ん中で…育ってるんだよね…この子は…。

感慨深そうに亮が言った。

「う~ん…どぉっかなぁ…?  
この子さぁ…僕の子じゃないかもしれないし~…。 」

えぇっ…?

三人の目が一斉にノエルの顔に向けられた。

「確かにさぁ…僕と輝さんはそういう関係だけど…。
それは紫苑さんも同じだし…。

この子はさぁ…太極の光に包まれてたんだよね…。
紫苑さんの生命エナジーの基盤になったあのエナジーの赤ちゃんも…そうだった…。

輝さんがケント産んだ時には…そんなもの全然なかったし…。
もしかすると…紫苑さんの子なんじゃないかなぁ…って…。 」

何故か嬉しげにノエルは笑った…。

そうだったら…いいね…紫苑さん…。
紫苑さん…輝さんの赤ちゃん…欲しかったんだよね…。

ノエルはそう思っているようだ…。
西沢の胸中は複雑だった…。

僕の子…だとしても…輝はもう…居ないんだよ…ノエル…。
気持ちは有り難いけど…僕が望んでいたこととは…違うんだ…。

口には出せなかった…。
ノエルは…西沢のために必死に頑張っている…。

「そうか…僕は輝がケントを産んだ時には立ち会ってないから…気付かなかったが…。
確かに生命エナジーの基盤の時にはそんなことがあったな…。
だけど…アランやクルトには…なかったぞ…。 」

怪訝そうに眉を顰めて滝川が言った。
滝川は吾蘭や来人が生まれた時には、有とともに治療師として出産に立ち会っている…。
実際にふたりを取り上げたのはノエルの父親智哉だが…間近に居てすべてを見ていた…。

「僕の中でできて僕から生まれたんだもん…。
アランやクルトには難産だったこと以外…何の問題もないじゃん…。

 この子の場合…輝さんはすでに亡くなってたんだし…。
紫苑さんの赤ちゃんだとすれば…他人の御腹で育つんだからさぁ…何だか分かんないけど…危険から保護されてるんだよ…きっと…。 」

そっと御腹を擦った…。
何だかひどく硬くなっている気がした…。

太極の護りがなかったら…こんなに御腹が張りまくっちゃ…とっくに駄目になってるかもなぁ…。

なんということもなしに溜息が出た…。

これから先だって…どうなることか…。

ノエルにも輝の御腹から預かった子供を絶対に護りきれるという自信はない…。
むしろ…不安でいっぱい…はちきれそうだ…。

「あのさぁ…誤報のせいで紫苑の奥さんは死んだことになってんだけど…。
ノエルの御腹が大きいと…やばくない…? 」

不意に…亮がそんなことを言い出した…。
壁の向こうで誰かが聞き耳を立てているのではないか…とでも言いたげに声を潜めて…。

 亮に問われるまでもなく…それは…西沢自身もおおいに気になっているところ…。
取材に来た報道関係者と直に話をしたわけではないから、現時点で自分の立場がどういう状況になっているのかは想像の域を越えない…。

 相庭と玲人が誤報について何をどう説明したかは分からないが、成り行きからすれば、誤解が解けていないことは容易に察せられる…。
身内・仲間内だけの葬儀で、全員が事情通とはいえ、一応は夫として喪主席に居たのだから…。

 そのことについて世間からどう言われようと見られようと…西沢自身にとってはかまったことではない…。
ノエルと結婚したからといって、輝と切れたわけではなかったし、輝が同じマンションの滝川の部屋に間借した頃には、住いが近くなった分、それまでよりも頻繁に会っていた…。
この土地に新しく家を構えて、みんなで同居を始めてからは、どちらかと言えば、ノエルよりも輝の方がこの家の女主人らしい存在だったのも事実だ…。

けれど…ノエルは…どうなる…。
輝の子供がノエルの御腹に居る以上…男には戻れない…。
しばらくは…嫌でも女で居るしかない…。

しかも…だ…このまま誤解が解けなければ…世間からは西沢の愛人呼ばわりされることになる…。
なんてこった…ノエルの方が本物の奥さんだってのに…。
それもこれも…僕が思いきれなくて…ずるずると別れを引き延ばしていたせいだ…。

仕方がない…添田に記事を書いて貰うか…。
独占インタビューとかで…畑違いだけど…そこは…何とかなるだろう…。
体調の優れないノエルに…これ以上負担をかけることだけは…避けなければ…。

「平気さぁ…。 
御近所さんたちの間では、ケントがまだ小さいから、代わりに紫苑さんが一家を代表して喪主に立ったってことになってるんだ…。

そんなだから御近所では…あの人~西沢さんから滝川さんに乗り換えたみたいだったけど~ケントくんは滝川さんの子じゃなくて~本当は西沢さんの子だったんじゃないの~…なんてうわさ話が出てるくらい…。

さすがに僕の子…とは言わないけどね~…。

 さっき…花蓮さんが来てくれて…ちゃんと話を通しておいたからね~…って…。
花蓮さんのことだからぁ…巧く辻褄合わせしてるよ…きっと…。
多分…レポーターさんたちのインタビューに対しても…みんなで口裏合わせてくれてると思う…。 」

要は…御近所さんの口…でしょ…とノエルは可笑しそうに笑った…。

おば友・ママ友のパワーは侮れないよぉ~…普段からみんなと仲良くしてて超ラッキー…って感じぃ~…。

「そっかぁ…なら…御近所ではノエルはまだ紫苑の奥さんってことだね…。
突然赤ちゃんが生まれちゃっても問題なしってわけだ…。 」

一応納得…亮はほっとしたように頷いた…。

「さすが…花蓮おばさん…。
御近所の口封じ…根回しとなりゃぁ…相庭や玲人より上手かも知れんな…。
今度ばかりは花蓮おばさんの舌に救われたな…紫苑…。 」

これで面倒は免れたってことだ…と…滝川が言った…。

救われた…?

西沢は眉を顰めた…。

「ノエルがまた自由を失った…。
素直に喜べないよ…そんな状況…。 」

そのままでもよかったんだ…。
西沢の妻は亡くなった…世間がそう思えば…ノエルは自然に男に戻れるじゃないか…。
御腹に…輝の子供さえ居なければ…。

そんな想いが西沢の胸の内にはあった…。
西沢はノエルの普段より少しだけ丸みを帯びた下腹を見つめた…。

それでも…子供が生きている限りは…ノエルの立場を擁護してやらなきゃ…。
いくら花蓮さんがいいように辻褄合わせてくれたとしても…僕がこのまま黙っているわけにもいくまいし…。

ノエルの御腹の子供は…僕自身…。
要らない子の…僕の姿…そのもの…。

太極…あなたは何故今頃…その現実を僕に突きつけるのか…?

「この子の存在は…確かに…喜ばしいことかもしれない…。
僕にとっては…だ…。
けど…そのためにノエルを…犠牲にしたいとは思わない…。 」

大きな溜息とともに西沢は立ち上がった…。
なんとも言えない遣る瀬無い眼差しをノエルの方に向けて…そのまま…無言で部屋を出て行った…。

「紫苑さん…もう…輝さんの赤ちゃん…欲しくないのかなぁ…?
アランたちの時はあんなに喜んでくれたのに…。 」

西沢の後姿を不安げに見ていたノエルが…ぽつり…そう呟いた…。

「なぁに…紫苑はノエルの身体が心配なだけだよ…。
もともと子供好きなやつだから…産まれてくれば飛び上がって喜ぶさ…。
それより…ノエルも亮くんも…ちょっとの間…紫苑の行動に注意しててくれるかな…? 」

気持ち表情を硬くして…滝川がふたりにそう頼んだ…。

「何か…気になることでもあるの…先生…?
さすがに今度ばかりは…紫苑も相当へこんでいるようだけど…。 」

亮が身を乗り出して訊いた…。
その不安げな様子に…滝川は一瞬…返答を躊躇った…。

心配なのは…そこじゃない…。

「そりゃぁ…薔薇のお姉さんに続いて…恋人亡くすのふたりめだもん…。
落ち込まない方がおかしいよ…。 
輝さんのことは…僕もかなりショック…。 
ケントのためにそろそろ籍入れようか…なんて話をしたばかりだったのに…。 」

輝さん…考えとく…って言ってくれたのになぁ…。

そう思うと急に切なくなって…ノエルは目を潤ませた…。
泣かないように小さく鼻を啜った…。

「まぁ…精神的なショックもあるんだが…それ以上に心配なことが…な…。
紫苑…大好きな輝が死んだというのに…涙ひと粒も見せてないんだ…。
あの泣き虫な紫苑が…だ…。

輝の子供のことで気を取られているせいならいいんだが…。
ひょっとして…涙も出ないほど…紫苑の心の中で怒りと憎しみが渦巻いているとしたら…少々厄介だ…。

紫苑には…その気になれば…思うだけでも相手を殺せる力がある…。
感情が落ち着くまでは…絶対に…まともに犯人の顔や素性を知らせちゃいけない…。 」

亮とノエルは思わず顔を見合わせた…。

「紫苑自身がそうしたいと思うかどうかは別として…無意識にでも力の暴走は起こり得る…。
紫苑に絶対的な信頼を置いている君たちに…こんな話をするのは酷だけど…。

 最も重要な時期にケアされなかった紫苑の心は未だに問題を抱えている…。
ここ数年で飛躍的に安定してきたとはいえ…まだまだ油断はできないんだ…。 」

母親の残した忌まわしい言葉…。
どうしたら…紫苑は…その呪縛から完全に解放されるのだろう…。

 表面上は吹っ切れたように見えていても…何か起こるたびにパックリと開く西沢の心の傷…。
そのケアを始めてから…もう何年にもなるが…悪い兆候こそないにしても…万事良好とも言い難い…。

「まぁ…それでも以前に比べりゃ天と地の差…それほど神経尖らすこともないのかも知れないが…。
場合が場合だけに…慎重にいかないと…な…。 」

半ば呟くように滝川はそう語った…。
聞いているふたりに…というよりは…まるで…自分自身に言い聞かせるような口振りで…。






次回へ

今日の一品…アサリのスープ(ryujiさんのイタリア料理から)…dove風…。

2008-10-30 18:10:00 | 簡単手抜き料理
 今日のひと品は魚介類をふんだんに使ったイタリア料理のアサリのスープ…ryujiさんのレシピを参考に作らせて頂きました…。
アサリを殻ごとニンニクとオリーブオイルで炒めたものを、フュメドポワソン(白身魚で作った出汁)で煮込んだもので、魚介類特有のサラッとした味ながらも十分にコクのあるスープです。

 ryujiさんのレシピでは、プロの作ったフュメドポワソンを使っておられましたが、この辺りのスーパーでは手に入らないので急遽手作りしました。
フュメドポワソンは作り手によって材料が多少異なるようですが、概ね白身の魚をベースにしています。
舌平目やタラのアラや身を使うことが多いようですが、今回はマダイとアカガレイで…。

                        フュメドポワソン…dove風

 出汁ですから、本来なら形がなくなるまで炒めたり、煮たり、濾したりするわけですが、魚好きのdoveんちでは魚の食感も楽しみたいので崩すだけ…。
その代わり…前以て素焼きにしてから使用しました…。

 白ワイン・ブーケガルニ・タマネギ・白葱・キノコ類・ニンニク・バター・塩・胡椒・オリーブオイルなどを使い、炒めてから煮込みます。
今回は入れませんでしたが、エシャロットやレモンを使うこともあるようです…。
ブーケガルニに使った人参も食べてしまおう…ってことで入れちゃいました…。

 寒くなってきましたから、これからの季節にピッタリかと思います…。
正しい料理レシピはryujiさんの記事「アサリのスープ」で御覧ください…。
フュメドポワソン…dove風のレシピの必要な方はコメで御知らせくださいね…。

ryujiさん…いつも有難うございます…!

いつもとひと味違うイタリアンなアサリスープ(ryujiさんのイタリア料理から)…dove風…お試しあれ…!




散歩道で拾った話…第二百七十四「連結カメさん・技あり…カメの踏み倒し…!・ナマズ・ライギョ」

2008-10-28 18:14:18 | 生き物
 今日の散歩道…天気は好いけれど風があり、川面に小波が立って反射するため、高い位置から水の中を撮影するのは難しかったです…。
肉眼ではバッチリ見えたけれど、画像ではあんまりはっきり写ってないものもあるので分かり難かったらかったら御免なさい…。

  

いつものように川を覗いてみたら、いきなり、こんな光景が眼に飛び込んできて思わず笑ってしまいました…。

  

カメの三連結…。
甲羅干しのために中洲の狭い土の部分を狙って集まった結果…こういうことに…。

  

 この前とは違って外気が少し冷たいせいか、コンクリートのところより中洲の土の上や倒れた葦の上などで甲羅干しするカメが多かったです。

寒くなってくると…カメも…コンクリートは冷たい…と思うのかなぁ…。

  

 こちらは何故か…技ありポーズのまま動かないカメ…。
乗るでもなく…降りるでもなく…踏み倒したまま…。
上のカメの方が大きそうだけど…下のカメ…重くないだろうか…。

  

 これはナマズ…肉眼だとはっきりナマズと分かりますが、川面の照り返しで画像ではぼんやりとしか見えないので調整しました。

  

それでもこんな状態…。
川底でじ~っとしているのが…分かるかなぁ…?

  

 こちらなら多分分かると思います。
これは少し離れたところで泳いでいたもの…。

  

 さて…今日のカムルチー(ライギョ)…。
これはこの前のでかいライギョと同じような模様…。
中洲の陰でじっとしています…。

  

 あのでかいライギョが最初に居た場所と反対側の隅っこ…。
よく見ると…数匹ライギョが集まっています…。

何でだろ…?

そういえば…あのでかいライギョの時も…オスらしきライギョは2匹いて…行動を起こしたのはその中の1匹だったなぁ…。

 ここに居るのは大小数匹だから…大きめのがメスで…あとがオスなのだろうか…?
えっ…もう秋なのに…? 寒くなってるのに…?
この川じゃ…この時期でも繁殖期なんだろうかなぁ~…?

う~ん…?









散歩道で拾った話…第二百七十三「夏羽のマガモ・白いセキレイ」

2008-10-27 18:44:55 | 生き物
 今日は用事があって出かけていたので散歩には行けませんでした…。
朝夕…かなり涼しくなってきたので、さすがのdoveも袖なしから半袖Tシャツに…。
やっと寒さを感じ始めましたが…ひと月遅いですな…。

 厄介なことに暑いと感じていれば風邪をひかないかというと、そういうものでもないらしく、皮膚感覚と体調は異なるようで、ちゃんと風邪を拾ってしまうから要注意…。
困ったもんです…。

  

 さて…しばらく姿を消していたあのアヒルとマガモの子供…マガモくん…。
カルガモ二~三羽と一緒に、いつもの場所から少しばかり上流に上ってきていました…。

  

まだ…夏羽…ですねぇ…。
オッシーくんはすっかり冬羽になっているというのに…マガモの換羽はゆっくりなのかなぁ…。

  

繁殖期のズレかな…?
ズーム能力の限界…ボケてて申しわけない…。
繁殖期の色は頭がぴかぴかのグリーンだから…違いはだいたい分かりますよね…。

  

 この前…良く分からないほどボケた画像をUPした白いセキレイ…。
これもあまりはっきりした画像ではありませんが、あれよりはましだと思うので、再びUP…。

  

的が小さいうえに動き回る小型の野鳥の撮影は難しいです…。
あ~ぁ…一眼レフ…欲しいっすねぇ…。

  

ホオジロハクセキレイ…という種類のセキレイがかなり白いのですが、その種だとしても喉の辺りや羽に小さいながらはっきりした黒い模様があります…。
この子にもまったく黒ぽい部分がないわけではありませんが、ごくごく僅か…。
ほとんど全身真っ白です…。

  

他のセキレイたちはこの体色、別に気ならないようで、時々、ハクセキレイが一~二羽一緒に水辺に居ることもあります…。
セグロセキレイとは行動をともにしていないので…この子はおそらくハクセキレイの仲間だと思うのですが…。

  

体色が無関係だとすると…セキレイたちは同じ種をどうやって見分けているのかなぁ…?

不思議です…。
 
 



今日の一品…うなぎの蒲焼・白焼き・タレ…dove風…。

2008-10-26 21:08:31 | 簡単手抜き料理
                  鰻蒲焼

 威勢のいい魚屋のお姉ちゃん(スリム美人)に…勉強しとく…と言われて…つい買ってしまった安売りの生うなぎ(蒲焼用に開いたもの)二盛り11本…。
小振りだが確かに安い…。
スーパーの三○産うなぎ蒲焼2本半くらいの値段だし…魚屋なら国産の小さいのが2本弱しか買えないでしょう…。

う~ん…どうすべぇ~…。
全部蒲焼じゃ…くどいかも…。

そこで半分を蒲焼、半分を白焼きにすることに…。


                  自家製ダレ

先ずはタレを作る…。
味醂・酒・醤油・昆布・生姜を合わせた中に、うなぎの頭と尾を入れてコトコト煮る…。
骨は魚屋がうなぎを開いた時に捨ててしまってついてなかったので、頭は貴重な出汁の素…。

手間だから串うちはしない…。
適当なサイズに切っておくだけ…小振りなのでだいたい1本を三等分くらいに…。
御蔭で焼くと尾っぽの方がぐるりんりん…タレのつけづらいこと…。

素焼きにして…タレをつけて…さらに焼く…。

                  鰻白焼


白焼きはワサビ醤油で食すので焼くだけでいいから楽ちん…。

小さいとはいえ、さすがに11本…素焼きにするだけで時間がどんどん過ぎていく…。
ひたすら…同じ作業を繰り返す…。
すべて出来上がりで…三時間弱…あ~ぁ…疲れた…。

…で…何とか出来上がったのが画像の蒲焼と白焼き…。
ちゃんとした鰻屋で食べるって味にはできないけど…まぁまぁ美味かったです…。

けど…今度からは…一盛りにしよう…っと…。
体力が持たないっす…。

家庭で美味しく…自家製ダレで鰻の蒲焼・ワサビ醤油で鰻の白焼き…dove風…お試しあれ…!








散歩道で拾った話…第二百七十二「物思うカエル・恋するカムルチー」

2008-10-25 21:53:21 | 生き物
 昨日の雨の影響で、今日も多少、川の流れに勢いがあります。
ひょっとしたら、川の生物たちが面白いものを見せてくれるのではないかと、少しばかり期待して出かけました…。

 いつも野鳥たちの立ち寄る場所になっているここ…。
桜の木の陰からちょっと覗いてみたら…この方が…。

  

何だか…物思いにふけっていらっしゃいました…。
滝に打たれての瞑想修行にしては…向きが逆だけど…。

  

…なんてね…。

本当は上から落ちてくる餌を待っているんじゃないかと思います…。
でも…なんか…可愛いでしょ…。
画像では上手く表現できませんが…わりとでかいカエルです…。

  

川の反対側の護岸のすぐ下に…不気味な姿を発見…。
アミメニシキヘビ…ではありません…。
超でかいカムルチーです…。
反対側からこの画像が撮れるくらいでかい…。

  

すぐにそちらに回ると…こんな半身が見えました…。
鮭みたいに太い…。

画像たくさん撮ったので、途中をはしょると、カムルチーはdoveがもと居た方向へ移動して行きました…。
…でまた追っかけて反対側に…。

  

こいつです…。
撮影角度の関係で短く見えますが、傍にいるカメの三倍はあると思います…。

  

でかい…!
どれくらいでかいかというと…。
そこに現れたオス…多分ね…と見比べて頂ければ…よく分かるのでは…。

  

こちらがオス…おそらく…ですが…。
この川でよく見られる…おそらく30~40センチくらいのカムルチーです…。
でかい方はメスなのではないかと思います…。
でかいカムルチーは頭を水に突っ込んでいます…。

  

オスのカムルチーはでかいカムルチーの傍に近付いて行き…擦り寄ったり…口で突いてみたり…していますが…でかいカムルチーは気にする様子もありません…。

  

ひょっとしたら求婚中かも知れませんね…。
時期的に遅いような気もしますが、この前もそういうカップルが居ましたから…。

  

こんなふうに…擦り寄ったり離れたり…を何度も繰り返しています…。

  

ムナビレを突いたりもしているようです…。
この時…オスが少し身を引くと…でかいカムルチーがムナビレを振るように動かしていましたから…。

 この後、でかいカムルチーが動き出して、オスと共にdoveの居る護岸のすぐ下の死角に入ってしまったので、画像を撮ることができなくなりました…。
反対側に回れば良かったかも知れませんが、帰宅時間が迫っていたのでここまで断念しました…。

 いやぁ…なかなか面白かった…。
この前のでかいカムルチーとは少し色が異なるような気がします…。
こちらの方がはっきりと模様が出てますし…。

この川には…でかいのが何匹か居るってことですよね…。

う~ん…何だか…楽しくなってきたぞ…。







今日の一品…柿と海産物の味噌和え…dove風…。

2008-10-24 17:53:53 | 簡単手抜き料理
 昨年は確か…柿とメカブの酢の物…とろとろになった柿を使った柿味噌…を御紹介しましたね…。
今日のひと品は柿と海産物の味噌和えです…。

 この料理には柔らかい柿より、シャキシャキ感のある硬めの柿が適しています。
手に入れば甘くなったばかりの若い柿を使ってください。
なければできるだけ新しいものを利用してください。

 画像では柿・タコ・メカブ(ワカメの根元)を使ってありますが、メカブはワカメ(葉の部分)や昆布を刻んだものでもかまいませんし、タコの代わりにイカ・アサリ・ハマグリなどで作って頂いても美味しく召し上がれます。

 味付けはdoveんちの場合は赤味噌で作った甘味噌…。(画像は和える前段階ですが…。)
柿の糖分があるので、甘さを少し控えめにします…。
味噌は地方によって使われているものが異なりますので、御自身の好みに合わせて、魚介類の味噌和えに適したものを利用してください…。

 面倒な場合は、市販の調理済みの和え物用味噌で十分です…。
好みで酢を加えて酢味噌和えにして頂いても、またひと味違って別のひと品に…。

旬の味…柿と海産物の味噌和え…dove風…是非…お試しあれ…。





散歩道で拾った話…第二百七十一「コサギの綱渡り…。」

2008-10-23 17:53:17 | 生き物
 散歩道では、サギ類が川の中で魚を獲る姿をよく見かけますが、木の枝・建物の屋上・欄干・電信柱などにとまっている姿も時々眼にすることがあります…。
今日はなんと此処…電線です…。
ガタイが大きいので…なんとも不安定…時折…ゆらゆら揺れて落ちそうになっています…。
羽を広げて立ち直りますが…。

  

何か考えていますね…。

  

どう動こうか迷っているようです…。

  

おっ…決めましたか…。

  

あはは…綱渡りです…。
これは…初めて見ました…。
揺れて揺れて…滅茶苦茶不安定なので羽を広げてバランスをとっています…。
時々足を踏み外します…。

  

ちょっと…休憩…。

  

おっ…また…いきますか…。

  

1~2歩歩いてストップ…。

  

ふ~っ…ほっと一息ですな…。

  

サギを下から見る…なかなかないでしょう…?
尾羽の先までふわふわですね…。

  

とうとう…行っちゃいました…。
コサギくん…面白い特技を披露してくれて有難うね~っ!

散歩道で…ひとりブツブツいいながら…笑いながら…撮影していたdoveです…。
傍から見たら…相当…怪しげ…かも…。






散歩道で拾った話…第二百七十「キツネノマゴ・イヌタデ・イモカタバミ・自生種カボチャ…?」

2008-10-22 16:56:56 | 植物
 今日は植物…久々…ですか…?
草刈りが終わった後…すぐに復活してきたのはクズ…ヨモギ…ヤブカラシ…アキノノゲシ…ツユクサ…イヌタデ…などなど…。

 もうクズの花もツユクサも終わってしまったので、目立つといえばアキノノゲシかセイタカアワダチソウ…くらいかなぁ…。
ノギク系はまだ咲いていないですねぇ…。
木々の葉は色づき始めましたが…足許の方がちょっと寂しい散歩道です…。

    

 最初の花は…キツネノマゴ…散歩道ではなく宅地に咲いていたものです…。
散歩道の土手でも毎年可愛い花を咲かせていたのに、今年はまだ見当たりません…。
此処に家が建てば消えてしまうので、できれば土手に戻って欲しいのですが…。
思うようにはならないですね~…。

    

 これはイヌタデ…イヌタデは中洲にも植え込み跡にもたくさん咲いています…。
そういえば…去年は中洲に白いオオイヌタデが咲いていたけど…今年は見ないなぁ…。

    

 こちらはイモカタバミ…。
カタバミ類は花期も長くてとても元気…。
ここの花も夏の間中こんな感じで咲いていました…。

     

 最後は…中洲の自生種…なんですが…カボチャでしょうか…?
それとも…冬瓜…?
カボチャなら…確か…雄花と雌花があるんですよね…?
冬瓜もウリ科だから同じかなぁ…?
そうするとこのカボチャ或いは冬瓜…花は咲けども実が生らない運命…かな…。
幾つか花芽がついていたので、しばらくは綺麗な花を観賞できるかも知れません…。

 さて…御来訪の皆さまに御詫びです…。
このところなんだかんだやることが多くなって、なかなか皆さまの御宅へ伺えない日が続いています…。
毎日…順番に何人かの御宅に御邪魔させて頂いてはいますが…コメを入れられたり、入れられなかったりすることがあります…。

読み逃げしてしまった時には…御無礼…お許しください…。
こちらに御来訪の際は…必ずコメ辺させて頂きます…。