久々に…花の話…尊敬する師匠に…。

　御無沙汰致しております。

皆さん、御変わりなく御過ごしですか？

　先日、ある方からメールを頂きました。
驚くとともに、このような拙い記事の筆者を、
未だに忘れずに心に掛けてくださっていることを、
本当に心から有難く思い、
久々にＰＣに向かいました。

　師匠…深く深く感謝致します。



　この花は、セッカニワゼキショウ…セッカは雪花と書くそうです。
花との出会いは…１０年ほど前のこと…おいらは今の仕事を始めたばかりでした。

　たまたま仕事で訪れた公園の芝生が、一面白く光り輝いているのを見て、
一瞬、朝露かと見間違うほど美しかったことを覚えています。
よく見ると、それは白い小さな花の群生でした。
惜しいことに仕事中でカメラを持っておらず、撮影のチャンスを逃しました。

　散歩道では数種類のニワゼキショウが見られますが、この花は見たことがなく、
それ以来、他の公園でも、あちらこちらを探して回りましたが、ついに見つけられませんでした。



　それ以後、その公園を訪れる機会はいつも違う季節で、心惹かれつつも
出会うことができませんでした。

　ところが何と１０年目にしてチャンス到来…また今年、その季節にその公園を訪れることになったのです。
やっとやっと…再会できました…。



　しかし…公園は少しさびれていて、芝生はほとんど申し訳程度になり、
セッカニワゼキショウの姿は、芝生のコンクリート枠の隅っこや、階段の隅っこに僅かに
咲いているだけでした…。

　時の流れとは残酷なものです…。

　それでも少し希望が持てたのは…同じ区の中の大きな公園でも見つけることができたこと…。
ほんの僅かな本数でしたが、探した甲斐がありました。

　誰も気づかない小さな花ですが、とても美しい花、どうかこれから先もずっと絶えることなく、
命を繋いでいってほしいと願っています…。