徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

散歩道で拾った話…其の七「アメリカフウロ・ミチバタガラシ」

2007-05-22 21:12:00 | 植物
 実は…今日の花…あまり自信がない…。
アメリカフウロについては間違いないと思うのだけれど…もうひとつについてはすっごく迷ってる…。
まぁ…そんな情けないことを言っていても仕方ないから先へ進むね…。

                                             

 まず…アメリカフウロ…。
これはおつ父さんとこもUPしていたから大丈夫…。
公園や散歩道の植え込みなど…どこにでも咲いている花だけど…わりと名前は知られていないね…。
散歩道には白・淡紅色・薄い青紫の花があったよ。

                              

 アメリカフウロの面白いところは…花が枯れるとほら…赤くなるんだ…。
ここだけ秋みたいでしょ…。
似た花にゲンノショウコがあるけれど…葉っぱの形が違うので分かると思う。

 次の花が問題児…。
ミチバタガラシだと思うのだけれど…似たものにイヌガラシというのがあるんだよね…。

イヌガラシの方が背が高いしまっすぐ伸びるので…これは多分…ミチバタガラシ…。
ミチバタガラシは小さくて、斜めに伸びたり、地を這ったりする。

                              

 あちらこちら探してはみたんだけど、これひとつしかみつからなかったので、比較できないわけ…。
もうひとつ似たものにスカシタゴボウというのがあるんだけど、これは果実が小さいらしいので違うと思う…。

う~ん…やっぱり素人が植物を見分けるのは難しいねぇ…。

 







今日の一品…肋肉&春雨(orしらたき)コチュジャン炒め…dove風…。

2007-05-21 16:42:00 | 簡単手抜き料理
 さて…出汁をとった後の肋肉(スペアリブ)の残り…。
骨からは簡単に外れるので、外して適当に刻んでください。
あんまり細かくしちゃうと味気ないかも…。

 用意するのは春雨orしらたき…ビーフンでもいいかもね…。
doveとしては春雨が一番好きだけど…。

 画像ではしらたきを使っています。
残念なことにdoveんちの棚の春雨が在庫切れだったので…。

 いかにも具の種類が少ないけど…それはスープと同時の献立にしたからで…って…doveんちの貧しい食事情…ばれちゃうかなぁ…?
お試しの時に、これではちょっと寂しいってことであれば、お好みの野菜を追加してください…。

連れ合いはメインの野菜スープよりこちらの方が気に入ったようで…。
どうやら…酒の肴に合うから…らしいです…。

これも極めて単純な残り肉利用の料理なので、レシピをのっけるほどでもないかもしれないから、希望があればコメでUPします。

えぇっ…!
スープに全部スペアリブ…全部入れちゃったぁ…?
大丈夫…出汁の抜けてない新しい豚肉…使ってください…。

残り肉利用…残り肉じゃなくても美味しい…春雨(orしらたき)のコチュジャン炒め…お試しあれ…!







今日の一品…排骨(バーコー)スープ…dove風…。

2007-05-20 17:15:15 | 簡単手抜き料理
 排骨麺(バーコーメン・バイクーメン)…知ってますか?
スペアリブを使ったラーメンのことなんだけどね。

 これは排骨麺にする一歩二歩手前の段階で野菜スープに変身させたもの。
たっぷりのスペアリブでだしをとって…さらに柔らかくなったその肉を利用します。
後からもうひと品作るから、だし肉は残っても絶対捨てないでね。
勿体無いから…。

 わりと油っけの多いスープになるので、野菜はたっぷり入れた方が身体にもいいと思います。
肉は全部別料理に使って、具は野菜とキノコだけにしてもいいかも…。
 そのまま使っても…くどい…って感じはしないんだけど…健康志向の方…或いは…別料理に肉をたくさん使いたい方は…適当に加減してください。

 若い人はへっちゃらだよね…。
doveも別にどうってことはなかったよ…。
若くないけど…。

 勿論…手を少し加えればラーメンスープにもできます。
だしさえとれば料理の応用はあなた次第…!

 難点は…だしをとるために煮込む時間だなぁ…。
できるだけ時間に余裕があるときに作ってね。
鍋を火にかけておいて…傍でできる他の仕事先に片付けてください…。
忘れちゃだめよ…危ないから…。

 ちなみに出汁をとる時には香辛料を一緒に入れて煮込みます。
臭みが取れるし、そのままスープに利用できるから…。
すでに自分流を確立されている方も少なくないので、レシピは希望があればまたコメでおしらせしますね。

自宅でできる野菜たっぷりの排骨スープ…お試しあれ…!


※ 誤解のないように…排骨麺の作り方ではありません。
あくまでdove風のスープの作り方…ですから…ね。




続・現世太極伝(第百二十一話 失われた居場所 )

2007-05-19 22:09:00 | 夢の中のお話 『続・現世太極伝』
 かつては…魔物…西沢を捕らえて意のままに操ろうと考えていたマーキス…。
その西沢はおろか…今では…滝川にさえも自分の能力が通用しない…ことを身を持って知り…動揺も極限に達していた…。
 
 最高指導者のひとり…次代を継ぐもの…と崇められてきた自分の能力が…この辺境の国の能力者たちに劣るなどということは考えられなかったし…認めたくもなかった…。

優劣がどうの…ってことじゃないんだ…と滝川は胸のうちで呟いた。

まぁ…それもないわけじゃないけど…要は…特異性…の問題だ…。
紫苑は…おまえの力を吸収してしまうし…僕は…同化する力を持っている…。
余程の力の差でもなければ…そう簡単には倒れない…。

言ってしまえば相性が悪いんだよ…。
おまえの力と…僕等の力とは…。

裁きの一族が他の家門から畏怖・畏敬の的となっているのも…滝川一族が篤く信頼されて族間の繋ぎ役となるのも…みんなその一族の特異性からきている…。

能力者の寄せ集めみたいな集団に…家門だの特異性だのを理解しろと言う方が無理なんだろうが…な…。

滝川の心の言葉が聞こえるわけもなく…マーキスはだんだん自制心を失いだした。
湧き上がってくる不安を否定するために、とんでもないことを考え始めた。

 如何に西沢といえど…エナジーの吸収量に限界はあるに違いない…。
限界点まで吸収させれば…放出せずには居られまい…。
そうなれば…暴走は目に見えている…。
爆発させてやる…。

西沢の唇が嘲るような笑みに歪んだ…。

 「策士策に溺れる…って言葉を知ってるか…? 」

まるで…マーキスの心を読んだような口振り…。

笑っていられるのも今のうちだ…。

マーキスはそれまでよりもさらに大きなエナジーの塊を作り始めた。
西沢により多くのエナジーを吸収させるために…。



 ノエルの作りだした空間フレームを能力者たちの送るエナジーの壁が支えた。
仲根の連絡を受けて…すぐに動き出したのだろう…。
こちらの様子を読んでいるらしく、ノエルがフレームを組むと、ほとんど間をおかずに壁が出来上がった…。

 意思を持つエナジーたちもすぐに降りてきて…壁の補強をしてくれていた…。
滝川の特別な部屋に作りだした空間は、以前に野外で作り出したものよりは小さかったが、それでもノエルひとりでフレームを支えるのはなかなかに骨が折れた…。

相手がひとりだから…まだマシかな…。
あんなのが大勢居たら…とてもじゃないけど…ね。

そんなノエルの背後から…ゆっくりと…それは近付いてきた…。
最前から気配を感じていたので、いきなり全身を包み込まれても、さほど驚きはしなかった。

 「知らせてくれて有難うね…。
おかげで…みんな…すぐに動けたみたいだよ…。 」

ノエルがそう言うと…ノエルを包み込んだものは…まるで笑ってでもいるかのように小気味よく揺れた。

 『なぁに…性懲りもなく我々の記憶領域に入り込んで来たのでな…。
通常なら気付きもしないことだが…あいつの場合は…すべてのエナジーが監視の目を光らせているから…。 』

さすがに…何をするか分からない子供…のことは放っておけないらしい…。
下手をすれば…本当に…この小宇宙を破壊しかねない子供…。

 「太極…先生が…狙われる…って分かってたの…?
だから…先生に知らせたの…? 」

太極は再び身体を揺すった…。

 『そんな細かいこと…考えちゃいない…。 
目的はどうあれ…結果的には…あの男があいつの命を助けたことになる…。
責任は…免れない…。 』

責任って…。

ノエルは困惑した…。
西沢の心を救うために自分を犠牲にした滝川だが、確かにその結果としてマーキスの命をも救ったことになる。

そんな責任…負わねばならないのだろうか…。

 『案ずるな…我化身…。 
ここで…すべてを終わらせれば…それで済むことだ…。 
我々は…そのために来たのだから…。 
どれ…化身のフレームは私が支えてやろう…。 』

ノエルの身体が急に軽くなり楽になった。
太極が肩代わりしてくれた御蔭で、空間フレームに使うノエル自身のエナジーの消費量が減少したせいだ。

 「調節…難しいんじゃない…? 
太極にとってはこんなの微々たる量だからさ…。 」

心配そうにノエルが訊いた。
太極は微笑んだ…。
微笑んだようにノエルには感じられた…。

 『直接…なら無理だ…。 加減が難しくて…フレームを壊してしまうだろう…。
私がエナジーを与えているのは化身に対してで…調節しているのは化身自身だから…。 』

あぁ…なるほど…と…ノエルは納得した。
一応…媒介能力者だから…な…僕…。
全然…自覚ないけど…。

 「あいつ…なんでいつまでも拘っているんだろう…?
スミレちゃんは一生懸命…あいつの面倒を見てやっているのに…。
何が不満なんだろう…? 」

今まさに西沢を攻撃しようとしているマーキスを見つめながら、ノエルは不審げに言った。

 庭田では…マーキスを庭田の子供たちと同じように学校へ行かせ、食事を与え、何不自由ない生活をさせている。
組織のトップとして周りに崇め奉られていたから…普通の子供の…普通の生活に飽き足らないのだろうか…。

 『我化身…化身は…満足か…? 』

満足か…と訊かれて…少しだけ戸惑った。

不満がないわけじゃない…。
ないわけじゃ…ないけど…すべてに満足のいく人生なんて有り得ない…。

 「そうね…概ね…ってとこかな…。
今の僕には居場所があるから…。 」

居場所…か…。
紫苑さんが作ってくれた僕の居場所…。

 「あいつ…どうなるんだろ…?
HISTORIANは…あいつをどうするつもりなんだろ…? 」

 組織を牛耳っていた首座兄弟が居なくなり、HISTORIANとしては新しい首座を決める必要があった。
後継者として育てられていた何人かの子供たちの中でも、最も能力的に秀でているマーキスではあったが、『時の輪』のあの男はマーキスを庭田に置いたまま、うんともすんとも言っては来ない…。

 『時の輪』からマーキスを預かったのは、誤った過去の記憶を正すためだが、そのことがかえって、この少年を不利な立場に追い込んだのかも知れない。
古い時代からずっと、自分たちが最も正しいのだと信じて生きてきた能力者たちの集まりだから、彼等から見ればマーキスは敵に洗脳された子供ということになる。

 「居場所を取り戻すためか…? 」

そんなふうにノエルには感じられた…。
生まれて間もない頃から組織の手で育てられてきたマーキスには…組織の中にしか帰る場所がないのだ…。
居場所のないつらさ惨めさは…ノエルにもよく分かる…。

 「居場所がない…って感じたこと…ある…? 」

ノエルがそう訊ねると…太極は可笑しそうに形のない身体を揺らした…。

 『我々はどこにでも存在する…。 
今この時においてはこの場所だが…同時に別の場所にも存在する…。 
それは我々が決めたことではなく…宇宙創世からの決まりごとなのだ…。 』

次元が違い過ぎて…話にもならないや…。

ノエルはそれ以上詳しく訊くのを諦めた…。

幾度か…マーキスの放ったエナジーの塊が飛んできたが…太極の支えの御蔭でまったくと言っていいほど衝撃を感じなかった…。



 何度目かの攻撃で…マーキスは生まれて初めて…疲れ…を覚え始めた…。
攻撃は相変わらず吸収されたり…弾かれたり…。
幼い子供を腕に抱いたまま…西沢は事も無げにマーキスの攻撃をいなす…。
強大なエナジーと戦った過去を持つ男は…まるで人間相手では物足りない…かのように悠然としている…。

その子もまた…怯えもしない…。
しっかりとマーキスを見据えている…。

マーキス…よく考えなさい…。
おまえはまだ…若い…生きられる未来がある…。
人間の作りだしたプログラムに左右されてはいけない…。
それはすでに失われた過去のものなのだから…。

王弟の言葉が耳を刺す…。

見ろっ!
おまえはただの…記憶…じゃない…!
我々を破滅に導く恐るべき誘導プログラムだ…!

 「無駄だよ…坊や…。 紫苑にいくら攻撃しても…。
おまえのエナジーを吸収しているのは紫苑だけじゃない…。
落ち着いて…周りを見てみろよ…。 」

少年の体力が衰えてきているのを感じ取った滝川が諭すように言った。

マーキスが見上げると…辺りは幾重にも重なったエナジーの壁…。
人間のものではない…と滝川が言っていた…。

この宇宙を作ったものたち…意思を持つエナジー…。

思わず総毛立った…。

馬鹿な…エナジーが…意思を持つなんて…。

 「信じようと信じまいと…坊やの勝手だがな…。
いい加減にしないと…僕等を押し退けて…奴等が直接おまえを攻撃するぜ…。

紫苑は何とか生き延びたが…おまえはどうかな…?
あまり…好かれちゃいないみたいだが…。 」

エナジーの壁が一斉に唸った…。
笑っているようでもあり…脅しているようでもあった…。

 「おとなしく…庭田に戻れ…。
あそこに居れば…おまえは普通の子供として生きられる…。
HISTORIANの首座になっても籠の鳥…。
思うようには生きられない…。 」

 西沢の唇から…思っても見ない言葉が飛び出した…。
籠の鳥…それは西沢自身の姿…。
西沢の胸の内を思うと滝川は少し切なかった。

滝川の忠告も、西沢の言葉も、マーキスには耳を塞ぐべき雑音でしかなかった…。
これ以上…長々と攻撃していたんでは体力が持たない…。
そう考えたマーキスは…一気に片をつけるべく…自分の持てる限りの気を集中し始めた…。
戦闘経験の乏しさ故に…それが如何に危険なことかも知らず…。







次回へ

お悔やみ申し上げます…。

2007-05-19 14:19:00 | ひとりごと
 doveの生まれ育った県内で…やりきれなく悲しい事件が起きました。
父親が子供ふたりを銃で撃って怪我をさせたあげく…もとの妻を人質にとって立て籠もり…駆けつけた警察官に発砲したということです。

 怪我をして動けない同僚を助けに向かった警察官が狙撃されて亡くなりました。
まだ若い方で…9ヶ月の赤ちゃんのお父さんだったとか…。
職責を全うされたとはいえ、さぞかし無念であったろうとお察し申し上げます…。
突然の不幸に見舞われた御遺族を思うと胸が痛みます…。

県民として…護って頂いている側として…心からお悔やみ申し上げ…御冥福をお祈り申し上げます…。

また…銃撃によって怪我をされた警察官の方々…そして…犯人の家族とはいえ…何の罪もないふたりの御子達の一日も早い御快癒をお祈り申し上げます…。

 



今日の一品…梅酒の梅味噌…dove風…。

2007-05-18 16:57:00 | 簡単手抜き料理
 梅酒を飲んでしまった後の梅の利用法…お宅ではどうなさっていますか…?
いろいろありますね…。                    

                          
ジャム・ゼリー・フルーツケーキの具など…。
doveんちにも一番新しくても10年以上は経っているという梅酒が…数瓶…眠っております…。

 昨日…お友だちさんのブログにお邪魔した折に、もうひとりのお友だちさんが…甘いものは苦手です…と話しておられました…。
なるほど…甘いものがだめだとケーキやジャムは召し上がれないですね…。

 そこで…考えました…。
何とか料理に使ってしまおう…。
辛党のさんが食べられるように…。

 梅酒(酒)と梅の実を使った中華風味噌…。
軽く塩・胡椒して焼いた肉類…焼き野菜・茹で野菜・生野菜…豆腐…などの味噌ダレに…。
また…飯の友としてご利用頂けます。

 doveんちの梅は前述したように10何年ものです…。
梅酒も若いうちは利用しやすいのでしょうが、ここまでくると、いい加減ふやけて柔らかくなっておりますし、ご存知のように梅酒は焼酎ですから味に独特の刺激と癖があり、それも強烈になっております…。

 それを緩和するには醤油よりは味噌…それも赤味噌を使います…。
味噌類は味が濃いので、一度にたくさん作ると食べ切れませんから、個数を加減してください。

 中華風に味付けしてありますから、味噌炒めなどのベースにもお使い頂けるかもしれません。
若い梅と年季の入った梅では味も風味も変わってきますから…できあがった味噌の利用方法はあなたの梅とあなたの味覚次第…。

 ちなみにdoveんちでは昨日…安い牛のばら肉を少量の塩・胡椒で炒めて…サンチュに梅味噌と肉を挟んで食べました。
これもわりといけましたが…梅の味噌は豚肉の方がもっと味がマッチして美味しいかも…。
連れ合いは肉用ではなくてサンチュ用のタレにしておりましたが…。
サンチュにはよく合いましたよ。

梅酒の梅はたくさん余っていても簡単には腐らないから…少しずつ利用してください…。
慌てていっぱい作ってしまうとかえって無駄になってしまいますからね…。
赤味噌利用は好みがありますから(味のベースは甜麺醤だけど)…ご希望があれば…レシピはコメで…。

残った梅酒の梅の利用法…梅酒の梅味噌…dove風…お試しあれ…! 






今日の一品…トマトたっぷりのパスタソース…dove風…。

2007-05-17 14:27:00 | 簡単手抜き料理
 もうじきトマトの美味しい季節がやって来ますね。
昨今では一年中トマトが食べられるので、特に珍しくもありませんが、やっぱりトマトと言えば夏の野菜でしょう。

 規格外トマトの箱売りものがあったので、doveんちの夏のパスタソースを作ってみました。
トマトをたっぷり使うシンプルなソースです。

 熟したトマトを完全に煮込んでしまっても良し…少しだけトマトの食感を残しても良し…それはお好みで…。
ちなみにdoveはほんの気持ちばかりトマトの食感を残します。

 水を一切使いませんから、トマトの甘味と旨味が濃縮されて自然な美味しさ…。
後味もすっきりと夏場にぴったり…。
パスタソースとしてだけではなく、そのままスープとしても十分頂けます。

 調味料も塩・胡椒だけ…ブイヨンもコンソメも要りません…。
ただし…トマトだけは超大型でも最低6個(だいたい4人前)は必要…。
中型だと10個くらい使う時もあります。
だから規格外のトマトをたくさん買った時とか…収穫した時とか…頂いた時の最適メニュー…。
トマトってスーパーでは通常…わりと高いですからね…。

 缶詰の安いトマトでもできますが…料理がシンプルなだけに…やっぱり味が違います…。
それは旬を外れた季節に作る時…にして頂いて…せっかくですから…生でいっちゃってください…。
どうしてもって場合は…できれば一個くらいは生のトマトを入れてやって下さいね…。

 どちらかと言えば大人向きですが…doveんちでは子供たちも小さい頃から大好きです。
口当たりもよく、ほど良い酸味と甘味が食欲をそそります。

 このソースならうちでもとっくに作ってるわ…という方も大勢いらっしゃるのではないかと思いますが…まだ知らない方のためにレシピはコメに入れておきますね…。

トマト好きには堪えられないシンプルなパスタソース兼スープ…お試しあれ…!




散歩道で拾った話…其の六「タンポポ・ノゲシ・ブタナ」

2007-05-16 17:18:00 | 植物
 タンポポは春の花の中でも最もポピュラーな存在と言っても良いだろう…。
空き地や公園の芝生…ちょっとした植え込みの隅…およそ草の生えそうなところなら…どこにでも花を咲かせる…。

 子供の頃、明るくて可愛らしいこの花を何本も摘んで持ち帰り、コップに挿して飾ってみたことがある。
花屋さんで買ってきた花は花瓶に挿しておくととても綺麗だから…そういう美しさを子供心に期待していたんだろう…。

                               
 ところが残念なことにタンポポは、部屋に持ち込むといっぺんに映えなくなってしまうのだ。
やはり…外に在るべき花なんだな…。

 さて、このタンポポ…関東・東海・関西でそれぞれ違う種がある上に、西洋タンポポが勢力を伸ばしている。
その他にもいろいろ種類があるんだそうだ。

今回、UPするのはおおまかに二種類、日本タンポポと西洋タンポポ、ガクの部分の違いを比べてみてね。
くるんと下を向いているガクが西洋タンポポ…。

              

 野草の中には花だけ見るとタンポポかと思ってしまうような花もある…。
ブタナもそのひとつだけど茎が細くて長い。
ブタナにはコウゾリナというお仲間も居るけれど、ブタナは花弁が多いからコウゾリナよりさらにタンポポに似ている…。

                                                  
 
 ハルノゲシも花は似ているけれど…葉や茎の付き方が違うのでタンポポには見えない…。
ハルノゲシにはオニノゲシというそっくりさんもあるんだそうだ…。



 さて…昨日…キンケイギクとオオキンケイギクの話をしたけれど…両方の写真を撮ったので…花の形…特に花びらの枚数を比べてみてね…。

育ててはいけない植物…オオキンケイギクの方が花びら八枚だよ…。

                                   

 まさか同じ場所で二種とも発見できるとは思ってなかったので驚いた。
この前はまだオオキンケイギクは咲いていなかったしね…。
ほんの一日二日の差で、花の数もすごく増えていたよ。

同じ場所にあっても…同族同士は潰しあったりしないのかなぁ…。
すでに交配種ができてたりして…ね。







散歩道で拾った話…其の五「ナガミヒナゲシ・キンケイギク」

2007-05-15 16:30:00 | 植物
 散歩道でよく見かける花の中には外国から来て、この国で繁殖したものもたくさんある…。
この前書いたハルジオンやヒメジョオンも帰化植物だ。
子供の頃から見慣れているせいか、取り立てて…外来種である…なんてことは考えもしなかったけど…。
                               

 幼少期…暗くなるまで田んぼや畑…野原や空き地で遊んでいたdoveもナガミヒナゲシは全然見た覚えがないような気がして調べてみたら…1961年頃東京方面から広がってきたらしい…。

 なるほど…その頃にはまだdoveんちの方まで来てなかったんだ…。
かなり流行に時差のある土地柄だもんで…花の侵食もゆっくりめだったのかも…。
今ではそこら中に咲いているけど…。

 ナガミヒナゲシはケシ科の花…。
ケシといえば阿片…危ない薬の素だよね…。
日本全国(暖かいところ中心にだって)に広がって…こんなに咲いてていいのかな…?

いいのよ~。
ナガミヒナゲシから阿片の採取はできないから…。
ケシ科の花も全部が全部危険ってわけじゃないようだね…。

 もうひとつ…キンケイギクは明治頃に来たんだって…。
土手に咲いてると華やか…。
他の花よりずっと大きいからよく目立つし…。
家の庭で育てている人も居るらしい。

                                                                      

この花にはよく似たものにオオキンケイギクという花がある。
キンケイギクは花びらが多いけれど…これは八枚…。
物凄く繁殖力が強くて…一旦増えると除去が大変らしい…。

 オオキンケイギクを家庭で栽培することは2006年から外来生物法で禁じられているし…栽培には許可が要るんだって…。
違反すると懲役とか罰金刑に処せられるから…綺麗だからって知らないで育てている人…注意してね…。

 ナガミヒナゲシとキンケイギク…本人(花)には関係ないのに…親戚にちょっと危ない話がついてまわる外来種の話…。

 いつも思うんだけど…外来種の繁殖力って本当にすごい!
綺麗だからって簡単気軽に持ち込むと…国内の植物がだんだん消えていくことになる…。
許可されている植物でも…育てる時には…野性化させないように気をつけなきゃいけないね…。

負けるな固有種!!







散歩道で拾った話…其の四「オオイヌノフグリ・キュウリグサ」

2007-05-14 17:36:00 | 植物
 doveの大好きな青い色の花にオオイヌノフグリ…という小さな花がある…。
田んぼの畦道にも川辺にもたくさん咲いている。
こんな可愛い花にどうしてこんな名前が…?
                                          

 実はこれはオオイヌノフグリがイヌノフグリという花に似ていたから付けられた名前なんだそうだ…。
イヌノフグリはピンクの花で、その実の形が雄犬の睾丸に似ているらしい。
今は減少してほとんど見かけない花なんだって…。
オオイヌノフグリ自体は、そんな形の実は付けないらしいので、迷惑と言えば迷惑な話かもしれない…。

 オオイヌノフグリに似た花でタチイヌノフグリというさらに小さな青い花がある…。
これもまた可愛い花だ。
ただ…あまりに小さいので見過ごされてしまうのが残念…。
護岸の上にたくさん咲いていたけど…注意して見ないと全然気がつかない…。



 色の濃さは薄くなるけど…愛らしい花を咲かせるキュウリグサ…。
勿忘草(ワスレナグサ)にそっくりな花で知らずに見たら間違えそう…。
ほとんど同じ花の縮小版…。

                                                                         
キュウリグサは葉っぱを揉んでみるとキュウリに似た匂いがする…。
それが名前の由来だそうだ。
試しに一枚ごしごしやってみたら本当にそんな匂いがしたよ…。

もうひとつよく似た花にミズタビラコがあるが、沢などに咲くらしく、この辺りにはなかった…。



画像は上からオオイヌノフグリ→タチイヌノフグリ→キュウリグサ→茎の伸びたキュウリグサ…。

散歩道でこんな花に出会えるって嬉しいね。
小さくて写真を撮るのが大変だけど…何しろ腕がないもんで…。

小さい花を撮るために散歩道にかがんでいると…たいてい通りがかりの人が変な目で見るんだよね…。

そのうち…近所で妙な噂が立ったりして…。

ちょっと怖いな…。