散歩道で拾った話…其の二「チチコグサ・ハハコグサ」

　ハハコグサ…小さな黄色い花を咲かせるこの花は春の七草のひとつである…。
御形（ゴギョウ）というのがそれにあたる…。
鎮咳薬・袪痰薬として効果があるらしい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　黄色といっても落ち着いた色であるせいか派手さには欠ける…。
小柄・細身でありながら、しっかりどっしりとした雰囲気を持つ花だ。
そういうところはやっぱり…女でも少女でもなく…お母さんなのかな…うん…。

　同じキク科で、ハハコグサと対になっているのがチチコグサ…。
ハハコグサに似ているが、花は茶褐色…。
こちらはチチというだけあって…かなり地味…。
少年・青年ではなくて…お父さん・お爺さん…そんな感じかなぁ…。



　実は…このお父さんには強力なライバルが居る…。
アメリカから来た背の高いお父さん…タチチチコグサ…。
この外国から来たお父さん…勢力拡大中で…日本のお父さん押され気味だそうである…。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　ちなみに…doveんちの庭での繁殖状況を見ると…ハハコグサが圧倒的に少なく…チチコグサは一箇所に集中…タチチチコグサは庭中に蔓延っていて…抜いても抜いても生えてくる…。

タンポポなどもそうだけど…外来種は繁殖力が強い…。
放っておいたら在来種…消えちゃったりしないかなぁ…。
明日…もう少しリキ入れて抜いてやろうかな…。

このままでは負けるぞ…。

日本のお父さん…頑張って…！