Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

山小屋の一日

2006-09-14 00:18:40 | 山歩き

週に2度は山に行っている・・・と威張っていても 山小屋体験が無い。

テント泊はもちろん無い。 強いて言えば 高校生の時 バンガローに泊まったことがあるくらい。 後は近い物で貸別荘。

こんな風だから 山歩きはいっぱいしていても できる行動範囲が自ずと限られてくる。

家から日帰り もしくは 登山口近くのホテルからの ピストンしか方法が無いのだから

どうして? 山が好き 自然が好きとか行っても お風呂に入れないのは嫌だし 百歩譲ってお風呂は我慢できたとしても 前後互い違いに寝なくてはいけないような環境で寝ることが 私にできるかどうか・・・ 只でさえ 環境が変わるとちょっとしたパニック発作を起こしてしまう質である。要するに えせ山女なんです。

今回 燕岳に行くことで初めて山小屋泊まりを経験した。

怖かった。 考えられる薬を全部持ってでた。

まず喘息の 気管支拡張剤(殆どでなくなっているけれど もしもの時は 病院まで行けるわけもなく 下手したら・・・ 迷惑もかけられない。) および発作時の吸入器

これを書いた時点で そんな奴は山へ行くなと叱られるのを覚悟の上でかく。

ひざを悪くしないように 沢山の湿布とサポーター二種類(中に履いて 更にひざが動かないように ズボンの上から押さえた) 痛み止め 

高山病対策に 酸素と 先の痛み止め(今まで頭いたいと訴えている人しかみたことなかったので 当然頭痛がくるのだと思っていた。

気休めの ひざのためのサプリメント  アレルギーを抑える薬 筋肉の強張りを押さえる漢方薬

体は 一昔と比べたら ずいぶん丈夫になっているので 殆どが気休め。持っていることが大切だった。

これだけ用意したら 山小屋の不便さにも きっと耐えられる・・・

そう思って出かけた山小屋だったけれど・・・

Enzansou

したから見上げた山小屋は 高原に建つお洒落なホテルのよう。あらら なんとまあ

ビールも飲めるって言うし ケーキや珈琲もあるって・・・ インスタントでは無いよ

値段もそう高くない。 これにはびっくりしてしまった。

食事は美味しかった。 1日目は 本当を言うと 高山病で 吐き狂いまったく食べられなかったので あまり感想は言えないのだけれど 肉じゃがや おみそ汁 漬け物 肉の軟らか煮 杏仁豆腐 その他色々

山小屋の人々の心づくしが並んでいた。

朝ご飯はすっかり元気になって その味を堪能できたんだけれど これも下手したら自分家の朝ご飯よりも良いかも・・と思えるお皿。

Asagohan 途中おにぎりですましている身にとっては この心づくしのご飯は 何ともありがたい話だった。

ひとつだけびっくりしたことがある。

上下互い違いに寝ると聞いていた部屋は ここではそうでは無くて 部屋が二段に切られていた。

二段ベッドの 歩くところも無駄にできないとばかりに 部屋が区切られている。 私は下の段

潜り込んだとたん 息苦しさを感じた。 閉所恐怖症の私は どうも怖い。

着替えをしようにも手をあげれば 天井に届き うっかり立とうとするなら 頭を思いっきりぶつけ 床は床で 3センチほどの段差があって 指をぶっつけ・・・

移動は 四つんばいに慣れるのに ずいぶん時間がかかったこと

お布団 面白いことに 半分のサイズなの 幅がだよ

だから 人と取り合いになったり 隣のお布団がじゃまになるって事が無くて これは合理的なのかなぁ?と思った。

部屋の不思議な切り方と特注サイズのお布団 これがあるから 少しの不便で 快適な山小屋生活楽しめたのかしら? 心配していた睡眠も しっかりとれて どっさり用意した薬も殆どが使わなくて済んだからね。

Keki 最後に 珈琲タイムまで 味わって テラスで アルプスの山々を見ていたら やっぱり又来たいなって思ってしまいました。

コメント (18)
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