第12話(最終話)
瀕死の重傷を負いながらもパーンの部下達と対峙したクリット。銃を置くように言います。「今まで自分やウッサーに銃撃をしかけてきていたのは、お前たちだったんだな」と怒りを露にします。銃を置かせ、ひとりを残し部下達3人を小屋から追い出すクリット。彼らが去った後、安心感からかその場にくずれおちてしまいます。残した部下のひとりがクリットの介抱をしているところへ、元警官のサニットが到着。「この人を知っているか?」と言われ、サニットは重傷を負ったクリットをようやく見つけます。
クリットを探していたシンとタリンも合流、重傷を負ったクリットはすぐさま病院へ運ばれます。幸い一命を取り留めたクリット。家で療養することに。タリンはウッサーにクリットの容態を伝えます。一方パーンはマフィアから麻薬の工場を任されることとなり大喜び。部下のジョーンたちは建設予定地にある採石場を襲撃します。激しい銃撃戦になりますが、シンとタリンも加勢にはいり、次第にジョーンの形勢は不利になっていきます。上空にはパーンの部下達が乗るヘリコプターが加勢にやってきていました。
サニットたちも加勢にはいり、さらにチットの率いる警察官たちも到着。とうとうジョーンは包囲され、身柄を拘束されます。すぐさま取り調べが始まり、はじめはなにも話そうとしなかったジョーンでしたが、ついに計画のすべてを自白することに。一方クリットの容態は次第に回復し、ウッサーが食事を届けます。帰り道、立ち往生をしているトラックに気付き、声をかけたウッサーでしたが、相手はパーンの部下でした。そのままウッサーは捕らわれてしまいます。暗くなっても戻ってこないウッサーを心配した息子ポーンから、ウッサーの身を案じるクリット。すぐさま探しに向かいます。
ウッサーとポーンの身を案じる母。そこへパーンの部下プワンが現れます。「ウッサーは自分達が預かっている」と言うプワンに「娘を返しなさい!」と気丈に立ち向かう母。もみ合いになり首を折られ、命を失います。一方殴られて気を失っていたウッサーでしたが、ふと目をあけるとそこには刺客のニックが!すぐにはだしのまま逃げるウッサーを、ニックはどこまでも追いかけてきます。クリットは、パーンの部下達が潜んでいた小屋へ出向き、そこへいた男にウッサーがいなくなったことを話します。ニックの家に案内されたクリットは、残されたウッサーの靴を見て、ウッサーの身をさらに案じます。
重傷を負いながらもなんとか発見されるクリット。
ニックに追いかけられ、再び殴られるウッサー。もみ合いになりウッサーは落ちていた棒でニックを殴り続けます。いつしかニックは動かなくなり、泣いているウッサーをクリットたちは発見。後日母の葬儀が行われ、「パーンのせいでこんなことに!」と一同憤りを露にします。パーンには逮捕状が出ていましたが、家に戻ったパーンは、娘ニットと妻ヌアンから自主を勧められます。「娘と妻なのに、なんで私を信じないんだ!」と怒ったパーンは、そのまま出て行ってしまいます。パーンに自主を勧めたものの拒否されたことを、ニットはタリンに涙ながら訴えます。
病院で体力の回復を図るウッサーのもとへ、パーンが口封じに来るのではないかと心配するクリット。チットは警察官を配備します。案の定やってきたパーンと部下達。「ちょっと見舞いにきただけだ」というパーンを拒みきれず、警官たちはパーンを通してしまいます。ウッサーの病室に入り、自らウッサーの首を絞めるパーン。クリットからひそかに渡されていた銃でウッサーは応戦。パーンは深手を負います。騒ぎに気付いたチットたちが戻ってきます。ウッサーからパーンがここへきたことを聞かされ、クリットは「もう安心して」とウッサーを慰めます。
怪我を追いながら必死に逃げようとするパーン。とうとう崖際に追い詰められてしまいます。「自首して!」と父を促すニットと、部下だったジョーンに対し、パーンは「私が自首などするわけがない」とあくまで非を認めないパーン。「警察はもう証拠をそろえている。罪を償って」というニットの願いも空しく、追い詰められたパーンは自らナイフを抜き、命を絶ちます。パーンの葬儀も終わり、タリンは警察と共にパーンの背後にいた麻薬密造組織のアジトに乗り込みます。すべてが終わり、村には再び平和な日々が戻ります。
後日、ニットとタリン、そしてウッサーとクリットの結婚式が行われていました。村人たちに祝福されるなか、ニットはシンとサニットに声をかけます。「父のしたことを許してもらえますか?」というニットに、シンもサニットも笑顔で答えます。サニットはパーン亡きあと、あらたに村のリーダーとなり、これからも村のため尽くすことを約束します。クリットは、家族や友達を捨て、世捨て人同然にこの村へ辿りついた自分の運命を変えてくれたウッサーに心から愛と感謝を伝えます。ウッサーも、そんなクリットに深い愛情を示すのでした。
パーンの壮絶な最期。サスペンスドラマのような崖でした。
なんでクリットやタリンの弾はなかなか敵に当たらないんだろう、と思っていたのですが・・・やはり敵とはいえ命を奪うのはよくないこと。ウッサーが刺客のニックを撲殺してしまうシーンでそう思いました。パーンには最後ちゃんと罪を償ってもらいたかったけど、あれがパーンの生き方。「パーニット、愛してる」と言い残し命を断ったパーン、彼の人生にはいったい何が残ったのでしょうか。最後ウッサーとクリットがちゃんと結ばれて本当によかったです。最終回のほんと最後の最後でようやく「愛してる」と言ったクリット。ウッサーのことを「運命に流されない、強くて美しいひと」と言っていましたが、そんなウッサーが自暴自棄だったクリットを変えたのですね。ほんとハッピーエンドでよかったです。
タイドラマのアクションものって、結構一本調子というか、わりと最初から最後まで展開が読めてくる感じなんですけど、このドラマも展開は目新しくないながらそれぞれの人間模様にうまく焦点があたっていてすごく見ごたえありました。親子の情、友情、愛情、憎しみ、そして赦すこと・・・生きていく上で決して欠かすことの出来ない人間らしい気持ちを表現するシーンが多かったように思います。主演のアム・アティチャート、ベンツ・ポンチター共に感情を抑えた演技がよかった。いいドラマでした。ながながとお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
瀕死の重傷を負いながらもパーンの部下達と対峙したクリット。銃を置くように言います。「今まで自分やウッサーに銃撃をしかけてきていたのは、お前たちだったんだな」と怒りを露にします。銃を置かせ、ひとりを残し部下達3人を小屋から追い出すクリット。彼らが去った後、安心感からかその場にくずれおちてしまいます。残した部下のひとりがクリットの介抱をしているところへ、元警官のサニットが到着。「この人を知っているか?」と言われ、サニットは重傷を負ったクリットをようやく見つけます。
クリットを探していたシンとタリンも合流、重傷を負ったクリットはすぐさま病院へ運ばれます。幸い一命を取り留めたクリット。家で療養することに。タリンはウッサーにクリットの容態を伝えます。一方パーンはマフィアから麻薬の工場を任されることとなり大喜び。部下のジョーンたちは建設予定地にある採石場を襲撃します。激しい銃撃戦になりますが、シンとタリンも加勢にはいり、次第にジョーンの形勢は不利になっていきます。上空にはパーンの部下達が乗るヘリコプターが加勢にやってきていました。
サニットたちも加勢にはいり、さらにチットの率いる警察官たちも到着。とうとうジョーンは包囲され、身柄を拘束されます。すぐさま取り調べが始まり、はじめはなにも話そうとしなかったジョーンでしたが、ついに計画のすべてを自白することに。一方クリットの容態は次第に回復し、ウッサーが食事を届けます。帰り道、立ち往生をしているトラックに気付き、声をかけたウッサーでしたが、相手はパーンの部下でした。そのままウッサーは捕らわれてしまいます。暗くなっても戻ってこないウッサーを心配した息子ポーンから、ウッサーの身を案じるクリット。すぐさま探しに向かいます。
ウッサーとポーンの身を案じる母。そこへパーンの部下プワンが現れます。「ウッサーは自分達が預かっている」と言うプワンに「娘を返しなさい!」と気丈に立ち向かう母。もみ合いになり首を折られ、命を失います。一方殴られて気を失っていたウッサーでしたが、ふと目をあけるとそこには刺客のニックが!すぐにはだしのまま逃げるウッサーを、ニックはどこまでも追いかけてきます。クリットは、パーンの部下達が潜んでいた小屋へ出向き、そこへいた男にウッサーがいなくなったことを話します。ニックの家に案内されたクリットは、残されたウッサーの靴を見て、ウッサーの身をさらに案じます。
重傷を負いながらもなんとか発見されるクリット。
ニックに追いかけられ、再び殴られるウッサー。もみ合いになりウッサーは落ちていた棒でニックを殴り続けます。いつしかニックは動かなくなり、泣いているウッサーをクリットたちは発見。後日母の葬儀が行われ、「パーンのせいでこんなことに!」と一同憤りを露にします。パーンには逮捕状が出ていましたが、家に戻ったパーンは、娘ニットと妻ヌアンから自主を勧められます。「娘と妻なのに、なんで私を信じないんだ!」と怒ったパーンは、そのまま出て行ってしまいます。パーンに自主を勧めたものの拒否されたことを、ニットはタリンに涙ながら訴えます。
病院で体力の回復を図るウッサーのもとへ、パーンが口封じに来るのではないかと心配するクリット。チットは警察官を配備します。案の定やってきたパーンと部下達。「ちょっと見舞いにきただけだ」というパーンを拒みきれず、警官たちはパーンを通してしまいます。ウッサーの病室に入り、自らウッサーの首を絞めるパーン。クリットからひそかに渡されていた銃でウッサーは応戦。パーンは深手を負います。騒ぎに気付いたチットたちが戻ってきます。ウッサーからパーンがここへきたことを聞かされ、クリットは「もう安心して」とウッサーを慰めます。
怪我を追いながら必死に逃げようとするパーン。とうとう崖際に追い詰められてしまいます。「自首して!」と父を促すニットと、部下だったジョーンに対し、パーンは「私が自首などするわけがない」とあくまで非を認めないパーン。「警察はもう証拠をそろえている。罪を償って」というニットの願いも空しく、追い詰められたパーンは自らナイフを抜き、命を絶ちます。パーンの葬儀も終わり、タリンは警察と共にパーンの背後にいた麻薬密造組織のアジトに乗り込みます。すべてが終わり、村には再び平和な日々が戻ります。
後日、ニットとタリン、そしてウッサーとクリットの結婚式が行われていました。村人たちに祝福されるなか、ニットはシンとサニットに声をかけます。「父のしたことを許してもらえますか?」というニットに、シンもサニットも笑顔で答えます。サニットはパーン亡きあと、あらたに村のリーダーとなり、これからも村のため尽くすことを約束します。クリットは、家族や友達を捨て、世捨て人同然にこの村へ辿りついた自分の運命を変えてくれたウッサーに心から愛と感謝を伝えます。ウッサーも、そんなクリットに深い愛情を示すのでした。
パーンの壮絶な最期。サスペンスドラマのような崖でした。
なんでクリットやタリンの弾はなかなか敵に当たらないんだろう、と思っていたのですが・・・やはり敵とはいえ命を奪うのはよくないこと。ウッサーが刺客のニックを撲殺してしまうシーンでそう思いました。パーンには最後ちゃんと罪を償ってもらいたかったけど、あれがパーンの生き方。「パーニット、愛してる」と言い残し命を断ったパーン、彼の人生にはいったい何が残ったのでしょうか。最後ウッサーとクリットがちゃんと結ばれて本当によかったです。最終回のほんと最後の最後でようやく「愛してる」と言ったクリット。ウッサーのことを「運命に流されない、強くて美しいひと」と言っていましたが、そんなウッサーが自暴自棄だったクリットを変えたのですね。ほんとハッピーエンドでよかったです。
タイドラマのアクションものって、結構一本調子というか、わりと最初から最後まで展開が読めてくる感じなんですけど、このドラマも展開は目新しくないながらそれぞれの人間模様にうまく焦点があたっていてすごく見ごたえありました。親子の情、友情、愛情、憎しみ、そして赦すこと・・・生きていく上で決して欠かすことの出来ない人間らしい気持ちを表現するシーンが多かったように思います。主演のアム・アティチャート、ベンツ・ポンチター共に感情を抑えた演技がよかった。いいドラマでした。ながながとお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
プーヤイ・パーン役の俳優さん、しょっちゅういろんなドラマで見ますしいろんな役柄を演じてはりますけど、今回は「プーヤイ」という村のリーダー的存在でありつつも裏ではギラギラしたやくざ者、という、いかにもありがちなからアクの強い役柄がほんと光ってましたね。
パーンがギラギラするほと、娘ニットの正義感が引き立ったというか・・・すごくよかったです。
私はニット役のヤート・ヤーティップが好きなんですけど、今回も強くて可愛くてほんと素敵でした。そしてやっぱり主演の二人がいい!OPでも出てきますが、市場で乱闘になりふたりが背中合わせで敵と対峙するシーン、何回観てもカッコいい!!ラストシーンもすごくよかったですよ。
Aff&Tikはまだもうちょっと先になるんじゃないでしょうかねぇ~。Tikも結婚してますます脂の乗ったいい時期になってきてますから、楽しみです。
実は私はまだ九話の途中までしか見れていなくて、先に最終回を見るかどうか葛藤中です(笑)。
私は、今回のアムの演技は自然体でとても好きだったのですが、それよりもバーン役の役者さんの演技力にノックアウトされてしまいました。あの権力を握ろうとする男のいやらしさ。
タイのあの年代の俳優さんってすごい。
今度は、エーフちゃんとTID(つづりあってましたっけ?アタックナンバーハーフの男前)のドラマ、気になっています。いつごろ放送なのかな。