テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

愛と青春の旅立ち・・・彼女に送るエール

2005-11-11 | 介護職
去年の年末まで一緒に仕事をしてきたMさんが、実家のある名古屋に帰郷するとのことで、お別れランチをしてきました

彼女が仕事を辞めたわけ・・・それは愛する人の介護でした。

個人的なことになりますが、彼女は20歳も年の離れた「彼」と内縁関係にありました。私もはじめて聞いたときはビックリして、そんな昼ドラみたいなこと・・・と思いましたが、彼女なりに悩み、決断し、歩んできた彼との時間を、最終的には祝福できるようになりました。

彼女が仕事を辞めたのは、彼の病気がであり、余命3ヶ月の宣告を受けた直後でした。
「彼が癌なんや・・・入院するし、仕事辞める」と、仕事で入浴介助をしているときに突然告げられました。とりあえずまわりはみんな驚き、ショックを受けましたでも彼女は気丈にも、シフトどおり仕事をこなし、職場を去っていったのでした

たまたま彼の入院先が私の自宅近くだったので、お見舞いにいったりもしました。彼女自体も私よりかなり年上で、その彼女よりもさらに年上の彼は私の両親よりも年上で、はじめはどう接していいのか分からず、戸惑いましたが、何度かあううち、聡明な彼女が彼に惹かれ、マイノリティーな生き方を選択した理由も少しずつ分かってきました彼もとても魅力的だったのです病床のなかで、遺していく彼女を気遣い、また第3者である私にも気を遣ってくれ、余命わずかの彼から、生命力の力を見せつけられました

お盆の少し前、彼は旅立ちました
彼女から連絡をもらいましたが、精神的にかなりまいっていいるであろう彼女に会うことは、彼女を疲れさせることになると思い、そのときは会いませんでした。

・・・その後の経緯を、今日彼女から聞きました。
入院中、病院で何度も心中を考えたこと、ナースやドクターにすごくよくしてもらったこと、彼の望みどおり、手をつないで旅立たせてあげられたこと、お葬式にたくさんの仲間がきてくれたこと、お花を忘れて恥をかいた(笑)こと、戒名に自分の名前を入れてもらえたこと・・・ちゃんと送ってあげられたんだなぁと思い、悲しい話なのにいつしか私も笑いながら彼との思い出が話せていました

まだ30代の若さで、愛する人を失う経験をした彼女は、以前よりひとまわりもふたまわりも成長していて、輝いていました。もうこっちに住む理由もなくなったから・・・と、実家のある名古屋に帰郷することを決め、実家の近くにマンションを借り、仕事ももう決めてきたそうです。相変わらずの行動力そして明日にはもう引越し・・・もっとはやく言ってほしかったなぁ

食事後、お互いの健康と活躍を願って別れました
帰宅すると彼女からメールが届いていました。

能天気で無頓着なhanaに随分助けられました。みんなのおかげで、いい経験ができたよ。ありがとう。

能天気で無頓着なんか・・・私・・・でもまぁ、そんなふうに思ってくれたことが嬉しくて、彼女もこれからさきの人生、大事に過ごしてくれるんだろうなと思いました。

Mさん、新しい職場でも世話焼きかあちゃんになってね

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごい~ (えびすけ)
2005-11-12 11:31:12
うわぁ、ちょっと涙が出ちゃた・・・



壮絶ですね。

でも、すっごくバイタリティのある方のようで、

素敵な方ですね!



彼女の今後の人生もきっと、きらきらしてるんだろうな。(・・)(。。)(・・)(。。)ウンウン

彼女ならきっと大丈夫だね。



それから、hanaさんとこにリンクを張らせてもらおうと思ったんですけど、

hanaさんとこってgooだったのですね。

ほんと、うちにはどこを辿ってこられたのですか??

同じエキサイトのブログならポチっとボタン一つなんですけど、

その他の場合はちょっとよく分からないですけど、調べて、リンクさせてもらっていいですか?







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どうぞどうぞ! (hana(本人))
2005-11-12 22:05:22
>えびすけさん

えびすけさんのとこには、ググった拍子にたどり着いたような気が・・・。介護関係で・・・。リンクは大歓迎です。どうぞどうぞ!

壮絶な彼女は、本日引越しを済ませ、さきほど「ソバが良かったけど愛知県民は味噌煮込みうどんよ~」とメールがきました
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