第40話
ルンラウィーとナリンの結婚式に出席したラオーオーンでしたが、相変わらずドクターとは気まずい関係が続いていました。席を立ったラオーオーンを追ってきたドクターは、「先日のこと、あなたの気分を害したのなら、謝ります」と声をかけます。「僕に対して、なんの気持ちもないのなら拒否してくれて構わない。だけど『つりあわない』『ふさわしくない』という言葉を理由にするなら、どうしても受け入れられない」というドクターに、ラオーオーンは困ってしまいます。後日、叔母から再び「イムの結婚相手にはやっぱりドクターがいいんじゃないかしら」と提案されるラオーオーン。「母であるあなた次第なのよ」と言われ、ラオーオーンは返答に詰まります。
ルンラウィーはナリンから金をせびり、母に渡していました。度重なる無駄遣いにナリンもすっかり嫌気がさしてしまいます。トーンのもとへ出向きますが、トーンから「最近ドクターはどうしているかしら」と尋ねられ、ラオーオーンの屋敷に出向いていることを話します。「2回も結婚をしておいて、まだ男が欲しいのかしら」と悪し様にラオーオーンを悪く言うトーンに「奥様はそんな方じゃない」と声を荒げてしまうナリン。その頃、ナリンの父親もトーンに会いに来ていました。使用人たちが必死にごまかす中、「トーンパイラムはどこにいる?!」と苛立ちをみせる父。ここで父と息子が鉢合わせては大変です。どうにか嘘をついてごまかそうとする使用人たちでしたが、銃を向けられてしまいます。
トーンの居所を聞き出したナリンの父は、怒り心頭でやってきます。2階から聞こえる話声にますます血が上りますが、扉の向こうにいたのは息子ナリンでした。自分の愛人を息子に奪われたことで父は激怒。怒りに任せてナリンを殴りつけ、さらにトーンにも手を上げます。「裏切り者。もうお前など息子ではない!」と怒る父に、ナリンも「僕だってもう父だとは思いません」と言い返してしまいます。ナリンの言葉に激昂した父は、思わずナリンを撃ってしまいます。外では銃声に使用人たちが困惑を深めていましたが、どうすることも出来ません。あまりの修羅場に逃げ出そうとしたトーンにも発砲し、父は息子の命を自らの手で奪ってしまったことを激しく後悔します。
銃声を聞きつけた近隣住民が集まってくる中、ナリンの父親は自殺を図ります。部屋に入った住民たちが見たのは、変わり果てた姿の父子と、瀕死のトーンパイラムでした。すぐさま病院に運ばれたトーンパイラムでしたが、出迎えたドクターは、血だらけのトーンに驚きを隠せません。ナリン親子の死はラオーオーンたちの耳にもすぐに入ります。悲しみにくれるイムを慰めるラオーオーン。ウィサーンが警察官を伴ってやってきます。「ナリンの死について、イムから話を聞きたい」と言われ、困惑するイムでしたが、ルンラウィーはまだ結婚して日も浅く、残った母や妹はとても話のできる状態ではないと言われ、ナリンに一番親しく、一番長い付き合いのあったイムに白羽の矢がたったのでした。
最愛の息子を自らの手で・・・。
ナリンは死んで、トーンは生き延びてしまったわけですが、きっとこの先トーンには死よりも辛い苦しみが待っていることだろうと思います。そしてナリンの父も亡くなって、ラオーオーン付きのメイドが「これで奥様を苦しめた人間もいなくなった」と言っていたとおり、ラオーオーンにとっては少し心休まる展開だったのではないでしょうか。もちろんラオーオーンは人が亡くなったことを喜んだりはしないでしょうけど。自分のしたことは、どんなことでも必ず自分に返ってくる。人の道に外れたものの末路の残酷さを垣間見た気がしましたね。まわりがドクターとイムの縁談を取り持とうとしている中、ラオーオーンは今後ドクターにどう関わっていくのでしょう。ヨットもまだラオーオーンに対する未練があるようですよ。
ルンラウィーとナリンの結婚式に出席したラオーオーンでしたが、相変わらずドクターとは気まずい関係が続いていました。席を立ったラオーオーンを追ってきたドクターは、「先日のこと、あなたの気分を害したのなら、謝ります」と声をかけます。「僕に対して、なんの気持ちもないのなら拒否してくれて構わない。だけど『つりあわない』『ふさわしくない』という言葉を理由にするなら、どうしても受け入れられない」というドクターに、ラオーオーンは困ってしまいます。後日、叔母から再び「イムの結婚相手にはやっぱりドクターがいいんじゃないかしら」と提案されるラオーオーン。「母であるあなた次第なのよ」と言われ、ラオーオーンは返答に詰まります。
ルンラウィーはナリンから金をせびり、母に渡していました。度重なる無駄遣いにナリンもすっかり嫌気がさしてしまいます。トーンのもとへ出向きますが、トーンから「最近ドクターはどうしているかしら」と尋ねられ、ラオーオーンの屋敷に出向いていることを話します。「2回も結婚をしておいて、まだ男が欲しいのかしら」と悪し様にラオーオーンを悪く言うトーンに「奥様はそんな方じゃない」と声を荒げてしまうナリン。その頃、ナリンの父親もトーンに会いに来ていました。使用人たちが必死にごまかす中、「トーンパイラムはどこにいる?!」と苛立ちをみせる父。ここで父と息子が鉢合わせては大変です。どうにか嘘をついてごまかそうとする使用人たちでしたが、銃を向けられてしまいます。
トーンの居所を聞き出したナリンの父は、怒り心頭でやってきます。2階から聞こえる話声にますます血が上りますが、扉の向こうにいたのは息子ナリンでした。自分の愛人を息子に奪われたことで父は激怒。怒りに任せてナリンを殴りつけ、さらにトーンにも手を上げます。「裏切り者。もうお前など息子ではない!」と怒る父に、ナリンも「僕だってもう父だとは思いません」と言い返してしまいます。ナリンの言葉に激昂した父は、思わずナリンを撃ってしまいます。外では銃声に使用人たちが困惑を深めていましたが、どうすることも出来ません。あまりの修羅場に逃げ出そうとしたトーンにも発砲し、父は息子の命を自らの手で奪ってしまったことを激しく後悔します。
銃声を聞きつけた近隣住民が集まってくる中、ナリンの父親は自殺を図ります。部屋に入った住民たちが見たのは、変わり果てた姿の父子と、瀕死のトーンパイラムでした。すぐさま病院に運ばれたトーンパイラムでしたが、出迎えたドクターは、血だらけのトーンに驚きを隠せません。ナリン親子の死はラオーオーンたちの耳にもすぐに入ります。悲しみにくれるイムを慰めるラオーオーン。ウィサーンが警察官を伴ってやってきます。「ナリンの死について、イムから話を聞きたい」と言われ、困惑するイムでしたが、ルンラウィーはまだ結婚して日も浅く、残った母や妹はとても話のできる状態ではないと言われ、ナリンに一番親しく、一番長い付き合いのあったイムに白羽の矢がたったのでした。
最愛の息子を自らの手で・・・。
ナリンは死んで、トーンは生き延びてしまったわけですが、きっとこの先トーンには死よりも辛い苦しみが待っていることだろうと思います。そしてナリンの父も亡くなって、ラオーオーン付きのメイドが「これで奥様を苦しめた人間もいなくなった」と言っていたとおり、ラオーオーンにとっては少し心休まる展開だったのではないでしょうか。もちろんラオーオーンは人が亡くなったことを喜んだりはしないでしょうけど。自分のしたことは、どんなことでも必ず自分に返ってくる。人の道に外れたものの末路の残酷さを垣間見た気がしましたね。まわりがドクターとイムの縁談を取り持とうとしている中、ラオーオーンは今後ドクターにどう関わっていくのでしょう。ヨットもまだラオーオーンに対する未練があるようですよ。
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