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「フアジャイプローイジョーン」第19話

2010-07-31 | タイドラマ「フアジャイプローイジョーン」
第19話
バイクを走らせていた村娘オイは、歩いていたダーオルンとチョムプーとあやうくぶつかりそうになってしまいます。「どこみて運転してるのよ!」と悪態をつくダーオルンに、オイが「おばさん」と言ってしまったことでケンカになってしまいます。2対1で負けてしまったオイは、しぶしぶ引き下がるのですが、今度はパットが現れます。「卑怯な手を使って!」とダーオルンを責めるパットに「どこが卑怯なの?」と一歩も引かないダーオルン。「ブングートとは絶対に結婚しない」というワーンの言葉は一部始終携帯のカメラに収めてある、というチョムプーに、パットは「返せ!」と迫ります。そこへオイから事情を聞いたタノーイたちが到着。さっそくダーオルンとチョムプーをぼこぼこにしてしまいます。一方その頃、本物のブングートは村近くまでやってきていました。ブングートを探すジェニーたちを、さらに社長の部下たちが追いかけてきています。

ターンディアオ村に到着した本物のブングートですが、あたりに村人はいません。ふらふらと歩いているところへオイの乗ったバイクが!とっさに身をかわしたブングートでしたが、オイはブングートに不審な目を向けます。「俺のこと知らないのか?ワーム長老の孫ブングートだ。農園の後継者だ」というブングートに、オイはさらに不信感を募らせます。さっそくパットに「ブングート」なる人物と出会ったことを話します。「一緒に捕まえにいきましょう!」と意気込むオイを必死に止め、パットはその場を逃げてしまいます。ジェニーに連絡をいれ、ブングートが村に来てしまったことを話すパット。「今から迎えに行きますから、逃げましょう」と説得され、パットは村から逃げることにします。一方本物のブングートは、森の中から助けを求める声を聞きつけます。木に縛られたダーオルンとチョムプーのまえに、声を聞きつけたブングートが現れます。

ダーオルンにとっても、今ここで本物のブングートに名乗り出られては困ります。とっさにブングートに嘘をつき、パットを悪人に仕立て上げます。村を出ようとしていたパットは、ワーンが約束の時間にちゃんと待っているのをみて、とうとう本当のことを話す覚悟を決めます。「話ってなに?」とパットをせかすワーンに、「話を聞いても、どうか怒らないで欲しい。すべてはやろうと思ってやったことじゃないんだ」とまず言い訳をするパット。ワーンはますます苛立ちを募らせます。「実は・・・僕は・・・」と言いかけたパットの前に、本物のブングートがやってきます。「こいつは偽者だ!」と、ワーンに村から来た手紙を見せるブングート。さらに財布から身分証明書を出して、自分こそが本物のブングートだと訴えます。あまりのことにワーンは大ショックをうけます。いいわけしようとしたパットを平手打ちし、その場を走り去るワーン。

集まった村人たちの前につれてこられるパット。「ブングートになにをする?!」と騒ぎ出す村人たちの前で、ダーオルンは「こっちが本物のブングートで、こいつが偽者よ!」と宣言。証拠として、ブングートの身分証明を一同に見せて回ります。騒ぎを聞きつけてやってきた村長ホイとドークラックは、今までブングートだと思っていたパットが偽者だったことに愕然とします。「うそだろう?」というドークラックを前に、静かに「僕はブングートじゃない」と言うパット。黙って話を聞いていた村長ホイは警察に引き渡すことにすると言い出します。話を聞いたオボトーもさっそくやってきますが、「今まで騙していたのか?」とダーオルンを責めます。「結果としてはそうだけど、目的は変わらない。むしろ今度のほうがやりやすくなった」と、ブングートが自分にぞっこんなことを話すダーオルン。オボトーも表情を緩めます。

村人たちに連れられて、警察に突き出されそうになるパット。そこへ一台の乗用車が近づいてきます。乗っていたジェニーはすぐさまパットを車に乗せ、そのまま走り去ってしまいます。ジェニーたちを尾行していた社長の部下たちは、慌てて車を追うのですが、結局見失ってしまいます。再びパットの行方が分からなくなったことで社長も激怒。一方ブングートは「農園なんかいらない。全部売り払うつもりだ」と村人に宣言してしまいます。「農園で働いてる人や、ワーム長老の想いはどうなる?」と食い下がるルークヨートに、ブングートは、「土地を相続するのはこの俺だ。誰がなんといおうと、俺のものは俺の好きにさせてもらって当然だ」と言い放ちます。本物のブングートの大柄な態度に、タノーイら村人は猛反発します。ワーンのことだけが気がかりなパットは、ジェニーにワーンの様子を探ってくるよう言います。

「本物のブングートが村に?!」焦るパット。

オイちゃん絶好調!「おばさん」という年齢には、まぁちょっと早いような気がしますけど・・・でも落ちぶれたクラブ歌手だったダーオルンが、村で生まれ育ったオイには「おばさん」に見えるのも当然ですよね。とうとうパットの秘密がばれてしまって、もちろんワーンは大ショックだったでしょうけど、パットだってやろうとしてやったことではないんですよね・・・。もっとワーンにすべてを話せていたら、ここまで誤解をされることもなかったと思うのですが。そしてやっぱり本物のブングートには、田舎の土地や農場なんてどうでもいいものだったわけで・・・「前よりもやりやすくなる」と言っていたダーオルンの言葉どおりに、ことは運んでしまうものなのでしょうか?

今日のルークヨートはまさに「村の青年」という感じでしたね。先日のダーオルンの色仕掛け攻撃もパットを陥れるためのものだったと知っているルークヨート。本物のブングートはワーム長老や村人のことなんてまったく眼中にありません。農園なんてさっさと売り払ってしまいたいブングートを、村としてもこのままにしておくわけにはしていかないのです。来週でいよいよドラマも大詰め。本物のブングートはオボトーに土地を売りはらってしまうのでしょうか。そしてルークヨートもヌーディーとドークラックの恋を祝福できるのでしょうか?クワンジャイは失恋から立ち直ることができるのでしょうか。そしてパットとセーンワーンは?

村の男として、農園がなくなってしまっては困ります。

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