散髪して思ったこと

前から髪を切りたくて、いつも通る道沿いにあるあの美容室に行ってみたいなぁ～と思っていたら、たまたま今日その美容室の割引チラシが新聞に挟まっていたので、勇気を出して行ってみました。

学生時代は1ヶ月に1度は美容室に行っていたのですが、髪をロングにした頃からあまり行かなくなり、1年以上伸び放題の時期もあって、とうとう手首まで伸びてしまって、「こりゃーいくらなんでもありえへん！」と切りに行ったのが去年の12月。それ以来、再び美容室に行くことはなかったのですが・・・なんかもうね、髪の量が多すぎて頭が重かったんですよ。あと、抜け毛も増えてたし。

で、ひさびさの美容室は・・・とくにこれといって特筆するようなこともなく、出来上がりもまぁ普通にそういうもんか、という程度のものだったんですよ。めっちゃ気に入った！とも思わないけど、切らんかったらよかった、とも思わない、という程度に。なんですけど、素直に「またあの美容室に行きたいな」と思いながら家に帰ったんですよね。美容室に「また行きたい」と思ったことなんて久しぶりですよ。

考えてみると、これこそが「ホスピタリティー」というものなのかも。本当にこれと言って、際立った特徴があったわけでもないし、ごくごく普通に、ただ髪を切ってもらっただけなんですけど・・・自分に合ったというんですかねぇ。「行ってよかった」と思いました。うまく言えないけど・・・。私たちはよく職業柄「ホスピタリティー」と言いますけど、どんなサービスも、まずは当たり前のことを当たり前にすることから始まるのではないか、特別なことをしなくても、相手に喜ばれるような振る舞い・行為って、本当に存在するものなのだなと思いました。

「ホスピタリティー」と言ってしまうと、ついなにか特別なことをして当たり前、と思いがちですが、本当の「ホスピタリティー」というものは、そういうことではないのですね。なんか勉強になりました。次はもう、1年もほったらかしにせず、ちゃんとカットに行こうと思います（笑）。