テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

彼女の選択、私の選択

2005-12-25 | 介護職

現在私はケガのため仕事は休養中・・・それでも仲の良い同僚はたびたび職場や職員のことをメールしてくれます。2週間近く休みを頂いたわけですから、復帰後浦島太郎は免れませんからね。

そんな今日、メールで同僚のMちゃんが、看護学校受験のため退職する・・・という話を聞きました。

実は私も、2年前に看護学校を受験しました。受験の理由は「看護士になれば介護職よりももっと深く人間にかかわれるのではないか・・・と考えたからです。夏ごろに決心し、年明けの試験日に向けてかなり頑張って勉強しましたね。とはいえ仕事もしていたし、家に帰れば家族のためにすることは山のようにあります・・・暇をみつけては勉強、勉強の日々でした。

一応高校は超進学校だったし、大学も出たし、学科にはそれなりの自信がありましたけど、現役高校生と同じように点が取れるかどうか・・・。英語はともかく、数学とかサッパリ忘れていたし・・・それでもひさしぶりに「なにかに向かって頑張る」日々は、楽しかったです。そして問題なく合格・・・職場にも受験のことは話してあったし、春からは看護学生になる予定でした(年はくってるけど)。

でも、学校に行くことはなかった・・・経済的にどうしても無理だったのです。受かればなんとかできる!と思って、合格後のことをあまり考えていなかった私が悪かったんです。はっきりいって、計画不足。何度も家族と話し合い、いろいろ考え、悩み、進学しないことに納得しました・・・いや、納得はできなかった。そのことでは、今でも家族とわだかまりがあります。

どうにか頑張れば、進学できたはず・・・でも結局、私は進学しなかった。楽な道を選んでしまった。そしてそれを、ひとのせいにした。負け犬です。

そんな経験のある私とMちゃんは、お互いの家を行き来するほどの間柄・・・Mちゃんに「もう学校はいかないんですか?」って聞かれるたび、言葉を濁してきました。そりゃ、行きたいよ・・・でも・・・。

Mちゃんが仕事を辞めて、看護士をめざす・・・きっと彼女もいろいろ思うところがあったのでしょう。正直、うらやましい・・・だけど今度会ったら、エールを送ってあげたいと思います。私もいつか、余裕ができたらまた受験するかも・・・だけどそれまでは、介護の仕事を精一杯やって、自分を高めていきたいと思います。


もうすぐ1年・・・真の復興とは?

2005-12-25 | 雑談

風呂上りの晩酌をやめてもうすぐ1年になります

私は自他共に認めるかなりのアルコール好き。以前は1日ビールや焼酎など、かなりの量を楽しんでいました。休みの日などは昼間から飲んでいたし(まぁ今でも、口実があれば飲みますがね)・・・それでも習慣的な飲酒をやめてもうすぐ1年になるなんて・・・自分を褒めてやりたいです。

飲酒をやめたのは・・・去年12月26日のスマトラ沖地震がきっかけです。

私の大好きなタイが、津波の被害にあっている。新婚旅行で泊まったプーケットは壊滅的でした。テレビからは大きな波がビーチを襲う様子、濁った水で汚れた家屋、布袋に放り込まれた人間がトラックで運ばれていく様子などが、繰り返しテレビに映し出されました。

阪神淡路大震災の年に大学受験で関西にやって来た私は、地震のあとの神戸市内に言葉を失いました。めちゃめちゃに壊れかつての面影もない神戸の街・・・がれきの中から必死に何かを探している子供たちやお年寄りの姿もたくさん見ました。このブログにも何度か登場している私の「飲み友達」も、実は神戸の出身で、大変な時期に受験をこなし、同じ大学に入学した人なのです。(そんないきさつもあり、私は彼女を非常に尊敬・・・というかスゴイ奴!として見ています。)地震はほんとうに怖い。

しがない非常勤介護職員の私には、被災地に対してなにか役立つことができるわけでもなく、かといってなにもしないでいることはできなかったので、せめて募金をしようと思ったわけですよ。しかしながら非常勤介護職員なもので自分の自由になるお金・・・なんてあってないようなものです。そこで大好きな(ぇ?)お酒を辞めて、かつては酒代だったお金を被災地に募金しようと思ったわけです

はじめのうちは辛かったですね・・・。アルコールでちょっと気分良くなってきたところで倒れるように眠りにつくことがほぼ習慣化していたので、夜眠れない・・・。寝る前の時間も、一杯飲まないとなんか落ち着かない・・・それでも1ヶ月くらいすると、飲んでいた頃よりも朝スカッと起きられるようになり、飲まなくても眠れるようになってきました。体調もよくなりました。そしてなにより、当初の目標だった「募金」も、意外と貯まり、月に1万円弱は浮くようになりました。

こうして募金を続けること約1年、被災地はかなりの復興をとげました

しかし、まだタイ南部のリゾート地には観光客が戻らず、以前のような賑わいとは程遠いようです。

こんなこと、自己満足かもしれませんが、自分も少しは健康になれたし、アルコールを(習慣的に飲むことは)辞めてよかったと思っています。来年こそはタイに旅行に行きたいですね。おとうさ~ん、どうよ?!