テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

歌にこめる情熱・・・「せつなさ」の美学

2005-12-14 | 音楽

最近勉強のためタイポップスを訳しているのですが・・・結構疲れます

普段は肉体労働職なので、机に向かうのがまずしんどい。それから、うちはテーブル&イスではなく床&座卓なので、長時間の座位はキツイ。さらに慢性肩こりなので、目を使うと頭痛肩こり、嘔吐・・・それでもやっているのはタイ語がすらすら話せるようになりたいし、なによりもタイが好きだからなんですがね。

まぁ、いちばんしんどいなぁ・・・と思うときはタイポップスの「演歌度なんですけどね。

どういうわけだかタイポップスというやつは、気持ちの表現が多く、しかも「実らない想い」系が多いんですよ・・・。たとえば日本人アーティストだと、ユーミンなんかは歌詞の中に「自然」を織り込んだものが多いですよね。タイトルをみてもそう。でもタイポップスは周りの環境に目を向けることなく、最初から最後まで「気持ち」を歌っています。それから曲調もタイポップスは暗め、というかバラード系が多いのですよ・・・。10代の女の子がカワイく歌っている曲でも、歌詞を読めば中身はド演歌です。

「ずっと待っている」とか「最後まで嘘をつき通して」とか、んもうアンタはテレサ・テンか!って感じです。でもそんな歌が流行する・・・ということは、意外とタイの女の子は古風なんですかね?

タイでモテる男性像は、日本とは全然違っていて「だれにでも優しい」「スマートな物腰」「インテリ」などがモテる条件のようです。また職業や家柄による差別もあるので、日本では人気のあるムエタイ選手もタイの女の子たちは鼻にもかけません・・・。だから私が日本に彼氏を残してタイに住んでいる、と話すとほとんどのタイの女友達は「どうしてhanaは、彼と離れて生活できるの?」と不思議がっていましたね。(まぁ日本に彼氏を残しつつも、タイで彼氏を作っていたのですけどね。若かった私・・・)

そしてタイの女の子たちは、一度つかんだら絶対離しません。浮気でもしようものなら・・・コワイですよ~。まぁでもおおむね「健気」って感じですかね。ちなみに男性は結構気が多い人が多いような・・・夫婦喧嘩でをみるようなことも日常茶飯事、私も在タイ中に何度か遭遇しましたし。

いずれにせよ、タイポップスの内容はかなりせつないです。それでもそんな気持ちが歌に託されるのは、南国らしい情熱的な感情の裏返しなんでしょうか。タイポップス訳を始めてから、私の語彙もだいぶ増えたし、読むのもかなり早くなりました。毎日聞いていると、タイ語のリズムに耳が慣れてくるのか知らない単語でも前後の流れで意味がちゃんと取れたりします。だから語学学習はやめられない楽しいです