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江夏の21球

2008-11-10 23:48:16 | レビュー
直江津からの帰り、上野駅構内の本屋で写真の文庫本を買いました。

故・山際淳司の「江夏の21球」が収録されています。

「江夏の21球」、非常に有名ですね。でもオレ、山際淳司の書いたルポは読んだ記憶がありませんでした。NHK特集かなんかで映像化されたものは何度か見ており、オレの中の「江夏の21球」は映像だったりしたわけです。

舞台となった79年の日本シリーズですが、当時のオレは博多在住の中2。多分、テレビでも見てなかったと思います。だって、広島対近鉄だもんな。ニュースでは見てたかも知れない。「江夏の21球」は翌年の春にナンバー創刊号に上梓されたそうですが、これも見てないと思う。当時のオレは千葉に越してきたばかりの中3。理由は知らないがとにかく読んでいない。


で、たまたま本屋でこの本を見つけ、帰りの電車でさーっと読んだ。

最後の一文、江夏が涙を流したことが書かれている。映像化された「江夏の21球」にこのシーンがあったか記憶がない。でもこの今日読んだコノ最後の一文がグッときた。


何でもかんでもJEFに結びつける必要もないけど、今のJEFは「江夏の21球」でノーアウト満塁に追い込まれた時の江夏と同じ状況だ。ここに至るまでの状況や今後起こりうる事態。とかく前向きや後ろ向きなことを考えがちですが、いずれにしても残り3試合しかなく、それが終わればもう今年のサッカーはお終い。舞台がJ1だろうがJ2だろうが2月下旬のちば銀カップまでお預けです。12月6日に江夏が流したのと同じ涙をJEFに関わるすべて人間が流さればいいと切に思う。




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