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用済みの官僚の潰し方

2007-10-24 01:30:01 | 雑感
他でもない前の防衛事務次官・守屋武昌(63)のこと。

旧防衛庁の事務次官というのは旧大蔵省やら警察庁の出世争いに敗れた者の「上がりのポスト」だったそうである。この役所が省に昇格するにあたって事務方として辣腕を振るったのが守屋武昌だとのこと。

その為、官僚の世界では異例に2期4年間に渡って事務次官を勤め上げた。

この間、守屋武昌は省内実権を掌握しちまった。ただ、同時に省内にかなりの敵を作ったんだろうね。んで、彼は自身の退任後も身の安全を図るため後任次官に自らの息が掛かったものを当てようとしていた。

この点がまず官僚機構の反感を買った。ちなみに官僚機構というのは防衛省内に留まらず旧大蔵省も含めた話。

一方、政治家連中から見ても防衛省昇格というイベントも一段落したところで権力を持ちすぎた官僚は葬りたい。ただ、役人人事に政治家が露骨に介入するのはご法度らしい。

そこで、当時の防衛相・小池百合子が掟破りの官僚人事介入を図って火をつけ、官房長官・塩崎恭久が収拾するフリして守屋の筋書きをぶち壊した。

守屋がここでスゴスゴと引き下がれば彼は取りあえず無事だった。

ところが、彼は防衛省特別顧問という役職を作って防衛省内に留まろうとした。官僚機構に身を置いておけば安全と思ったのだろう。ここが判断の誤り。

かくして、官僚機構と政治家連中から疎まれた守屋は今般の接待疑惑で徹底的に潰される見通し。

誤解を怖れずに書けば、指摘されてる彼の接待疑惑なんて防衛省の他の幹部も受けてるし、他の省庁の官僚も似たり寄ったり。言ってみれば必要悪みたいなもの。

隠居状態の官僚の処遇を巡って国会が大騒ぎしてる。平和な国だ。

コメント (1)
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