今朝は朝一番のSQ便でシンガポールにやって来ました。一泊して明日の最終便でバンコクに戻ります。
シンガポールの常宿はオーチャード通りの”Phoenix”っつうホテルですが今回は満室で泊まれません。で、今日はブギス地区の”Golden Landmark”という所に泊まってます。
ここは初めてですね。
ちなみに窓の外のビクトリア通りを挟んだ反対側には昔、マレーシア方面の長距離バスの発着場がありました(今は違う施設)。
13年ほど前に生まれて初めての海外(いきなり駐在)でシンガポールに来ていた俺は、「地球の歩き方」を眺めながらマレーシアにあるティオマン島という小島に想いを巡らしてました。
当時のシンガポールからだと小型機専用空港であるセレター空港から飛行機やWTCから5~6時間所要の船で行く方法がありました。で、もう一つは上述の長距離バスでマレーシアのメルシンという街まで行き、そこから船でティオマンに渡るやり方。
シンガポールからの飛行機や船は休日は大体予約が取れないようでした。そうすると、現実的な選択はバス+船です。メルシンまでは片道2時間程度なので、とある週末、暇なのでメルシンまで下見に行ってみるか?と思い立ったわけです。
で、メルシンまで行きました。ティオマンまでの船の時刻表とか値段を調べて帰るつもりでした。船会社の人とおぼしき人物にそういうことを聞きたかったのですが、何しろ俺の英語は通じません。とはいえ、その人は「OK、OK」と言いながら俺を船に案内します。
何だか嫌な予感はしたのですが、何故だかお金を払い(何で払うんだよ)、訳が分からないまま船に乗り(乗ったんかい)、気がついたら2時間後にティオマンの波止場に立ってました。
何故、こんな事になってしまったのだろう。。。
ま、いいや次の船でメルシンへ帰ろう、と思いましたが既に夕方。次の船は翌朝だそうです。
あんなに想いを巡らせていたティオマンにこれほどあっさり着てしまうとは。
とはいえ、ネグラを確保しなくてはなりません。ティオマンにはいくつか集落があります。俺が降り立ったのはゲティンという多分一番大きな村(といっても、ビーチ沿いに2~300m程度広がってる程度)。
で、メルシン行きのボートのチケットを扱ってるバンガローがあったのでそこに泊めて貰う事に。一泊12リンギットくらいだったと思う。翌朝の船の出航時間を確認したら、バンガローのおばちゃんが笑いながら、
「イブニング、アライブ。モーニング、デパーチャ」
と呆れてました。
そりゃそうだ、ティオマンまで来て何にもしないで帰るなんて。
とはいってもしゃーない。日曜のうちに帰らなきゃ。月曜から仕事だしね。
その夜は長逗留してる白人がギターリサイタルをするっつーんで暇なのでそれに参加した。今思い返しても「下手糞」だったなぁ。あれでよく人集めて演奏する気になったもんだ。
翌日、無事シンガポールへ帰ってきたわけです。
ちゃんとティオマンに行ったのはその1年後。でも、何気に面白かったのはティオマン滞在12時間だった最初の上陸だったなぁ。
写真はEntryとは関係ない「今朝のバンコク空港」です。夜中に雨が降ってたようです。