『もしもし、〇〇さんですか』
『はい〇〇ですが・・・』
電話に出たのは加害者の奥さんでした★
『お宅のご主人に殴られた者ですが、、、』
『はっ! あっ! すみません! 申し訳ありません!』
奥さんは慌てています★
『ご主人はいらっしゃいますか』
『この度は本当に申し訳ありません!』
『分かりました、ご主人はいらっしゃいますか』
『本当に本当に申し訳ありません!』
『それは分かりましたから、、、ご主人はいるのですか、いないのですか』
『今、外出してまして、、、』
『そうですか、それではお戻りになったら、私の自宅まで電話して下さい、番号は〇〇〇〇、、、』
『はい、かしこまりました、戻り次第ご連絡させます、、、本当にすみませんでした』
『夜遅くなっても待ってますから必ず電話するようにお伝えくださいね』
『はい、、、』
私は電話を切りました★
《本人がいない事には話が前に進まない、仕方がないから待とう》
私は家で待機になりました★
それにしても、この男は普段はちゃんとした社会人として生活してるように見せているはずですが、その実はまったくもって失礼な事を平気でできるという神経が理解できません★何度も言いますが、この男は教師なんです★
その後、電話待ちの自宅待機が長時間になりました★《あの卑怯な教師は、またバックレか・・・》
時間は刻まれます★
19時、20時、21時、22時、23時、、、★
そして日付が変わりました★
《なめやがって!》
私は電話をかけました★
(ただいま留守にしております、御用の方はピーという音の後に御用件をお話下さい)
《この野郎! ふざけんな!》
その後何回か電話しましたが、全て留守電です★
《相手の狡(ずる)さが分かった! ほっとけば何とかなると狙ってる奴、こんな卑怯な教師は徹底的にやってやる!》
私は、電話を待っていた自分のほんの数パーセントの優しさに、悔しさが爆発していました★
《こういう馬鹿は、組織の上から叩かないとダメだ!》
続く
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